マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-9)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 1660
感想 : 108
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310158

感想・レビュー・書評

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  •  バロットの内面の成長を感じる話だった。

  • 敗北を味わいながらそれでも前進する主人公。

    後半からはシリアルキラーの背後の陰謀を暴くために証拠があるカジノへ乗り込み、ディーラーとの心理戦が面白い。

  • カジノのシーンに夢中になった。

  • 己の身体一つしか持たない被虐者から、チカラの行使者へ。
    過去に捕われ復讐者となるか、過去を乗り越え救世主となるか、楽園という名の鳥籠で世捨て人となるのか。
    斯くしてバロットは選択し、『天国への階段』に挑むべくカジノへ向かう。
    スリリングなカジノ編が始まります。

  • 前半はウフコックやボイルド達の過去。後半はカジノでの心理戦。

  • ☆☆☆☆★

  • 面白かった。続きがどんどん読みたくなる。

  • 前巻の最後で急にウフコックが体調を崩した理由が明らかに。そしてボイルドとの過去も。『104』ではあんなによくやってたのに…とちょっとしんみり。

    自分の未来を築きあげて行くバロットと、自分の過去をめちゃくちゃに壊していくボイルドがくっきりと対照的でした。

  • カジノあたりから猛烈に引き込まれた。 それぞれのゲームのルールをよく分かっておらず、Google検索をかけながら読み進めだったが面白かった。 前巻よりもさらに感情豊かになるバロット。 どんどん魅力的になっていくのが分かる。(もしやあざとい?) そして運命的な出会いをするルーレットのスピナー、ベル・ウィング。 男の自分から見てもカッコいい。 「いるべき場所、いるべき時間に、そこにいるようにしな。」から始まる彼女の言葉が印象に残った。 それにしても冲方本は女性が魅力的だ。

  • 楽園での出来事と、その後に続くカジノでの勝負。
    静と動の対比、とでも言えばいいかな?
    楽園内が静に見せかけて動だったり、カジノでの勝負も動きがあるように見せて静かな頭脳戦で、でも痺れるような戦いで。
    ギャンブルに対して造形があるわけではないけれど、その展開に興奮させられる。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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