華竜の宮(下) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 729
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310868

感想・レビュー・書評

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  • 海を舞台にしての、情報戦。
    「華竜の宮」ってタイトル、同じ世界観の「魚舟・獣舟」をよんで想像していた印象とはイメージが違ったけど。

    でもすごく好きな世界観だった。
    その時代に合わせて身体までもを変えて生きている強さもかっこいい。
    少し先の、絶望的な大災害にたいして大人たちがいろんなあがき方をするのもいい。
    そして自分の中の正義をまっとうする、青澄の生き方が好きだ。

    あとアシスタント知性体、私もほしい。

  • 小松左京の「日本沈没」の最新化し、地球全体に話を広げたようなSF小説

    小松左京の「日本沈没」はそのとき最新の地球科学理論のプレートテクトニクスをベースにしていたが、「華竜の宮」のは、1990年代の観測技術の進化に伴い登場した新しいプルームテクトニクスという理論をベースにしている。

    運命を受け入れながら、最善の道を探し、熱く行動する主人公
    人類の善意を信じる作者の思いが伝わってくる。

  • 単行本も持っているが、文庫も購入。今、一番好きな作家。

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。11年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。18年『破滅の王』で第159回直木賞の候補となる。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚』など著書多数。

「2022年 『リラと戦禍の風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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