本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150310868
感想・レビュー・書評
-
海を舞台にしての、情報戦。
「華竜の宮」ってタイトル、同じ世界観の「魚舟・獣舟」をよんで想像していた印象とはイメージが違ったけど。
でもすごく好きな世界観だった。
その時代に合わせて身体までもを変えて生きている強さもかっこいい。
少し先の、絶望的な大災害にたいして大人たちがいろんなあがき方をするのもいい。
そして自分の中の正義をまっとうする、青澄の生き方が好きだ。
あとアシスタント知性体、私もほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小松左京の「日本沈没」の最新化し、地球全体に話を広げたようなSF小説
小松左京の「日本沈没」はそのとき最新の地球科学理論のプレートテクトニクスをベースにしていたが、「華竜の宮」のは、1990年代の観測技術の進化に伴い登場した新しいプルームテクトニクスという理論をベースにしている。
運命を受け入れながら、最善の道を探し、熱く行動する主人公
人類の善意を信じる作者の思いが伝わってくる。 -
単行本も持っているが、文庫も購入。今、一番好きな作家。