星界の戦旗V: 宿命の調べ (ハヤカワ文庫 JA モ 1-12)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311063

感想・レビュー・書評

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  • 『星海の紋章』シリーズは、SFの形を借りた、ある意味ありがちな
    “A boy meets a girl Story”のつもりで読んでいたが、
    続編である『星海の戦旗』シリーズはいつのまにか本格的な
    スペースオペラに変質していて驚いた。
    しかも本巻は怒涛の展開。

    それにしても前巻からのインターバルが長すぎて、
    それまでのストーリーを全く憶えていなかったのは、
    我ながら情けなかった。
    続編が楽しみだが、発表はまた10年後になるのかしら?

  • 星界の戦旗V読み終わった。話を忘れていたので思い出すのに時間がかかったけど、やっぱり面白い。作者が病気で出せなかったみたいだけど、続きを出すのであれば早めに読みたいね。

  •   Vの発売をきっかけに、星界の紋章Ⅰから読み直して、ようやくここまで読了。以前読んだのは戦旗ⅢまででⅣは読んでいなかった(出てたのも知らなかった)ので、中途半端なところで9年も続刊を待つ苦しみは味あわずにすんだ。
      ずいぶん大仕掛けな展開で、もったいない気もするが、これでラフィールが真の出発点に立ったということか。続編はなるべく早く刊行されることを願う。

  • まったくのノーマーク。森岡浩之の「星界の戦旗V」が売ってた。しかも3月25日に発行されて、今第4刷。知らなかったよ。何年ぶりの新刊? 昔を懐かしみながら読み、第一部完。最後は「ちょっと昇進させすぎじゃないの?」と思ったが、ご愛嬌ということで、懐かしさに免じ星4つ。第二部は気長に待つことにしよう。

  • 内容紹介

    〈アーヴによる人類帝国〉が〈ハニア連邦〉を併合するはずの雪晶作戦が発動したが、逆に〈ハニア連邦〉は帝都への進撃を開始していた。作戦に加わった、ラフィールの弟ドゥヒールが乗り組む戦列艦も予定外の交戦状態にあった。一方、勅命にて帝宮に呼び出されたラフィールには、皇帝ラマージュから、新たな艦と任務が与えられる。苛烈な戦闘は、アーヴに大きなうねりをもたらすことになる。〈戦旗〉シリーズ・第一部完結!

  • 出版業界の現状、SFの衰退を考えるともう星界の続巻は出版されないと諦めてました。10年振りにこの名作の新刊が書き下ろされ、読むことができたことを心から喜びたいと思います。ノーマークだったので、発売されたことを知ったのは、発刊の一ヶ月後。いてもたっていられず、夜のTSUTAYAへ出かけました。こんな僻地にTSUTAYAにもちゃんと1冊置いてあるじゃないですか(^^) 奥付をみると、発刊一ヶ月で既に五刷 \(◎o◎)/! みんなやっぱり星界の戦旗Vの発売を心待ちにしていたんですね。これで作者が書き上げさえすれば、星界の戦旗第2部は発刊されますね。期待したいと思います。

    読み始めたら、もう脳内では青髪で釣り目のツンデレ美少女が「…がよい!」としゃべっています。戦闘シーンも脳内のディスプレイで緑と赤の三角表示がなされています。私の目の前ではサムスンがぼやき、艦橋でスポール様が、女王然と振る舞っております。
    唯一変わったのは、アーブの清廉な生き様が新鮮に見える位、汚泥のような現実人間社会が酷くみえるようになったことでしょうか。

  • 久しぶりの続巻。

    病、とのことで最近病で音沙汰なくなる作家って多い気がするのは・・・多分、気のせい。

    一大勢力を誇った種族の本拠地陥落というあまりラノベでは例を見ない展開で、
    まあ、ハヤカワならでは、といったところか。
    もともと傲慢な種族、という設定があるので、このままゆっくりと衰退の道をたどるのかも、しれない。

    群像劇になってから主人公とヒロインの影が薄く(とはいえ、そこかしこで主張はしてるわけだが)、どうせなら銀英伝ばりに元主役といえども歴史上の登場人物の一人に過ぎない、をやってくれれば。。。
    主人公とヒロインの関係とか、このシリーズのスタートラインを考えるとムリか。

  • 星界シリーズ第一部の完了とのこと。「アーブは滅ぶべき種族だと思う」というニュアンスの作者のインタビューを読んだことがあって、なるほど、と思う終わり方。第二部にも多いに期待。日本発のスペースオペラになり得るか、第二部が収まるところに収まればって思いました。^^;

  • まさか戦旗シリーズの完結巻が読めるとは思ってなかった。予め既刊を読み直してから読んだので、違和感無く読めた。相変わらず面白い。また続きのシリーズを書いてくれるようなので期待したい。

  • 20130415読了。
    いや、やっと一段落。作者は病に倒れていたようで、とにかく終わらせた感がしてしまうのしょうがないか。とにかく、シリーズ完結まで頑張ってほしいところ。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。SF作家。92年、短編「夢の樹が接げたら」でデビュー。アニメにもなった『星界の紋章』シリーズや、日本SF大賞を受賞した『突変』など、著書多数。

「2023年 『夢のまた夢 若武者の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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