星界の戦旗V: 宿命の調べ (ハヤカワ文庫 JA モ 1-12)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 479
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311063

感想・レビュー・書評

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  • 前巻から8年半……。

    読み返さずに読み出すと、内容をほとんど覚えてませんでした(苦笑)
    『星界の紋章』は覚えているのだけど。

    読むにつれ、次第に思い出していく感覚。
    久しぶりに触れるアーヴ語(のルビ)、アーヴによる人類帝国。そうだそうだ、この感覚。
    間が開いていたとは思えないくらい、作品の感覚は何も変わっていない。

    内容は、『戦旗』の中で一番お気に入りかも知れません。
    前巻を覚えていないのも相俟って、個人的に“まさか”の展開。

    問題は「続刊がいつでるか?」ですね。

  • 懐かしい。前の話を覚えてないなあ、と思いながら読み始めたら、だんだん思い出してきた。しかもすごい展開に。今回は大きな話だったので、二部が刊行されるならラフィールとジントがもっと読みたい。

  • 9年待ったぞー。
    ラフィール皇太女になっちゃったけど、ジントが軍人としてラフィールの部下になれる隙間はあるのか?階級ががが。

  • 第一部完結作である本著は、もっともアーヴらしさが描かれた作品でした。アーヴらしさとはつまり、アーヴの価値観や考え方についてです。

    アーヴは自らの故郷を滅ぼした親殺しの原罪を持つ種族です。それ故に、彼らは誰かに覚えてもらう、覚えておくということを強く意識しているように見受けられます。
    英雄芳名碑の一連の流れはその象徴的な描写でした。歴代の戦没者名をすべて記している英雄芳名碑の存在。帝都が滅ぶさなかにあってもそれを守り抜こうとするアーヴの意志。忘れじの広間管理官エーフとジントの対話。
    英雄芳名碑はそれそのものも大事ですが、ただのモニュメントとして重要なのではなく、そこに記憶が付随しているからこそ(場合によっては記憶そのものが主たりえるものとして)重要な存在なのだという事が分かります。

    ジントやラフィールなど、中心人物の描写こそ少ない本著ですが、帝国の転換期を描く上で欠かせない重要な話でした。

    第一部は完結し、これからのアーヴの歴史は新しい世代へと引き継がれていきます。
    第二部が出るのは果たして何年後のことか。

  • 4巻から随分と時が経ってしまったために前の話しを忘れていたせいもあったが、あの星界軍がこんな窮地に追い込まれてしまうのかと、世の無常を感じました。とはいえラフィールやジントなど主要キャラは相変わらず飄々としているので、常に緊迫感に満ちているわけではなく、読んでいて疲れることはありませんでした。続きを早く読みたいんですが、果てさていつ読める事やら。

  • ほんとに久しぶり。
    思い出しながら読むため、ゆっくり読みたかったのだが、作者は話を急ぎ、物語は急展開。
    ここで第一部完となると、第二部はどの時点になるのだろう?
    とにかく次が楽しみ。

    この巻では、ラフィールとジントの関係も落ち着いた感じで、進展はないが、第二部で進展するのかしらん。

  • 前巻がどこにあるのか探し出せないんだが...
    #なので内容の記憶が朧げなのだがw

    ついに首都が陥落してしまった。
    本拠地落としてから復活する例があまり思い出せないが、復活したのは足利とかかなぁ。

    なんにせよ、次が早く読みたい。
    作者においてはご自愛くださいませ。

  • かなり久々の星界の続刊。
    シーンがいろいろ移り、その位置関係とかが把握出来なかったが、それでも読ませてくれるのはさすが。戦旗シリーズ第一部完結巻とのことだが、なんというか、ここで終わり? みたいな感じで今後の続刊に期待!

  • 内容的には、5。遅れたから-1。もーりーおーかー!!!えっ甘い?甘いよなぁ。

  • 第一部完。この巻自体がずいぶん久しぶりで、第一部完となると第二部はいつ出るのだろうか…と思ったら、後書にもそんなことが書かれていた (^^;;;
    負けっぱなしのままはやなんで早く次が読みたいんだけどねぇ。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。SF作家。92年、短編「夢の樹が接げたら」でデビュー。アニメにもなった『星界の紋章』シリーズや、日本SF大賞を受賞した『突変』など、著書多数。

「2023年 『夢のまた夢 若武者の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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