ニルヤの島 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
3.56
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本棚登録 : 358
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312428

感想・レビュー・書評

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  • 第2回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。
    繊細で、何処か哀愁を帯びた雰囲気が心に残る。断片化された物語が徐々に重なり、有機的に繋がってゆく構成も好みだった。『何だかよく解らないものが、徐々に形を成していく』って、独特のカタルシスがあるよね。
    同じくハヤカワ文庫JAから別の長編も出ているらしい。そちらも読んでみようかな。

  • 断片的で主観的な物語が少しずつ繋がったり重ねられたりしていく、この作品の語りこそが主観時刻の投影だったし、ミームの乗り物としての「彼女」を追体験するものであったように思う。終盤に視点人物たちがリンクしていくことの気持ちよさ。面白かった。

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著者プロフィール

SF作家。ペンネームは戦国武将の柴田勝家にちなんだもの。1987年、東京都生まれ。成城大学大学院(文学研究科日本常民文化専攻)在学中にハヤカワSFコンテスト・大賞を受賞し、『ニルヤの島』で2014年にデビュー。このほか著作に、『ワールド・インシュランス』(星海社FICTIONS)、星雲賞日本短編部門を受賞した表題作を収録する『アメリカン・ブッダ』(ハヤカワ文庫JA)などがある。

「2022年 『メイド喫茶探偵黒苺フガシの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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