ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
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感想 : 267
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  • Amazon.co.jp ・本 (515ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151792533

感想・レビュー・書評

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  • 前半は割りとだらだらーっとしています
    映画のPART2にありがちな展開が小説で
    繰り広げられます。
    リスベット・サランデルの事が好きな人は
    ますます彼女のことが好きになるでしょう。
    でもこのあたりが個人的には下巻の感動につながったので
    なくてはならない導入部だと思います

    そしてミレニアム1ではよく見えなかったミカエルの
    キャラがここにきてやっと立ってきます。
    彼のことをただの優等生だと思っていたのですがさにあらず。
    彼のニュートラルな精神は羨ましくなるほどに特殊な才能です。

    話は1よりはこちらの方が現実味があって好きですね
    日本の刑事ドラマっぽくて、違和感がありませんし
    さらさらと読むことができます

    ただしリスベット・サランデル絡みは相変わらず黒くて重い。
    彼女の純粋ではない真っ直ぐな心に救われます

  • 北森さんの"邪馬台"もジョブズ伝記の2巻目もユニコーンの続きも、
    全てを放り出して上下巻と一気読みしてしまいました。

    今回は、リスベットの過去にまつわる、物語。
    始まりは穏やかに、徐々に様々な糸が交錯していき、加速していきます。

    また物語の構成がすごく丁寧で、登場人物の多さに惑うことなく、いけました。
    ん、副題の「火と戯れる女」の意味が、深いですね。

    そういえば、性の大らかさはキリスト教国にしては珍しい、、と思っていたら、
    意外に宗教観はフラットなようで、スウェーデン。

    ラスト、物語としては一区切りついていますが、
    消化されてない伏線が多々あるので、こちらは第3部に持ち込みとの事。

    その第3部の文庫版は12月上旬発売予定、、うーん、待ち遠しいです。

  • 久々のヒット!映画を観ずに原作先に読んでよかった。
    今回リスベットサランデルは殺人事件の容疑者となってしまう・・
    この反社会的な人物リスベットは非常に魅力的な女性。前作のときより少しかわいらしい一面を見せてくれているように思う。
    読み終わるのがもったいない・・

  • 2 作目は、もっと周りの人物の内面まで描かれて、ぐっと視野が広がった感じ。女性蔑視の刑事のムカつく冗談とか、リアリティーあるなあ。

  • ミレニアム、ドラゴンタトゥーの女で、続きが気になる終わり方をしたリスベット。

    前作同様ヒロインとヒーローが一緒にいるシーンはほぼない。
    ない!なのに、この展開。
    サスペンスなのにラブストーリーみたい。
    そして、スケールがでかくなっております…前作が、孤島、遺産相続、親族争いなどと、ミステリーの王道をいっていたのに、対して、今回は、ミッションインポッシブル?グローバル犯罪?マフィア?インターネット犯罪?

    読む手が止まらなく、一気読み。もったいない笑

  • 前半はミレニアム1のその後、ミカエルとリスベットがどのような生活をしてきたのか、穏やかな内容が丁寧に描かれる。
    だが、後半に差し掛かったところから急展開に。
    前半は話がなかなか進まないなーと感じていたが、穏やかな内容もすべては新たな事件の伏線となっていく。
    ミカエルとリスベットはどうなるのか?!
    下巻は一気読み必至だろう。

  • やはり面白すぎる。
    2度目の再読だが、当然ながら細部の記憶を殆ど欠落している。
    そんな出来事もあったかと記憶を紡ぐうちに、結局はどうなったのか思い出せず、初見と同じように楽しめている。

  • 最後マジにハラハラした!
    主人公すぐ寝すぎじゃない?
    IKEAのブランド名は割と地名

  • シリーズ1がとんでもなく面白かったから、当然その流れで続きも読みたかったけど、他への目移りが抑えきれず、とうとうこんなタイミングになってしまった。当然のごとく、1の内容はほとんど抜けてしまっていて、細かい部分はまだ思い出せていない始末。でもこれ、本シリーズ2だけでも十分過ぎるほど素晴らしい。さすが。上下巻で1000ページにも及ぶ超大作にもかかわらず、テンポの良い展開が圧巻で、よくもまあ、これだけ飽きさせずに読ませてくれるもんだな、と。上巻では謎が謎を呼ぶ展開で、下巻への期待も高まるばかり。やっぱり早く読んどくべきだった。
    というのもあり、当面は(目安は今年いっぱい)、とにかく純粋にエンタメ性を求め、その観点で読みたいもの優先で行くことにした。ボリューム感不問。必然的に、いわゆる古典とか、文学性の強いものは後回しになると思われる。自分的覚えとして。

  • ずーっと寝かせていたことを後悔するぐらい
    まさにこれぞミレニアムだった
    リスベットのリスベットたる所以が明らかになり
    なんだかダークヒーローに憧れる様に
    どんどんリスベットに惹かれて行きましたよ
    それにしても、内容もテンポも情報量もちょうどいい
    スティーグラーソンのミステリー最高って感じ!!
    スウェーデン行ってミテェ〜

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