- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152092137
感想・レビュー・書評
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鏡サンの出番少なくてちょっと寂しかったけど、今回も楽しめた♪
タイミング良い救いの手が多すぎるけど、気楽に読めてむしろありがたく。
出産を機に社会とかかわらなくなって久しいけど、こういうお仕事小説読むと再就職なんかも妄想してしまいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作からの設定がしっかりと引き継がれていたので、
安心して読めました…。
トップエリート同士によるオサレで高度な騙しあいによって
桁がわからないほどの巨額なマネーが動く経済小説と違って…、
このような日常生活レベルの庶民派の経済小説は、
身近な存在である分、粗が目立ってしまいがちですが…、
前作同様、目立った粗もなく、
実は、とてもしっかりと書き込まれた経済小説だと思います…。
主人公が未熟な分、
税金を取る側と取られる側の両方の心理に振れるところも、
あまりよい印象が持たれ難い税務署を、身近な存在にさせ、
ドタバタなストーリーに、うまく引き込ませてくれており、
とても面白かったです。
今後も、うまくシリーズ化できるといいですね…。 -
トッカンの続編。しかし、やっぱり面白いね。1作目を読んでからそんなに時間が経ってなかったので、新鮮さは前作ほどではなかったけど。明らかに次回作があるような終わり方。今年の5月に出たので、次回は1年後になりそう。今から楽しみ。
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前回も思いましたが、
この主人公ぐー子、私とは気が合わない。
なぜ、そんなにネガティブ?
なぜ、そんなに周囲を見ない?
話はおもしろいのですが、
時々、本当にイライラする。
と思うのは、結局近親憎悪でしょうか。
自分に似ているから、ますますイライラするのかも。
新しい職場で自分だけのすき間を見つけたい。
本当に、本当によく分かるのです。 -
新キャラ多数登場!
鬼の鏡特官、大ピンチ!!
どうなる?どうなる??
う~ん、でも、前作の方がイキオイがあっておもしろかったかなぁ~。
今回はぐー子のくどくどとした独白に、少々イラっときたりもして・・・
とはいえ、なかなか縁の無い、税務署や地裁や勤労商工会(←実在なのかと思ったら違ったんですね^^;)などお仕事のお話は、やはりおもしろいですね。
それにしても、高殿さん、女性の描き方が些かきびしいような・・・そんなふうにも感じました。 -
汗と涙と鼻水の公務員お仕事物語第2弾。
トッカン=特別国税徴収官とは、悪質な税金滞納者から取り立てを行う国税局職員。主人公はトッカンの下で働く徴収官、ぐー子である。
前作では新米ぺーぺーだったぐー子だが、本作では働き始めて4年目。職場での自分の「売り」を見つけねばと焦る日々を送っている。そんな中、上司である鏡トッカンの厳しい取り立てが元で自殺者が出たという疑惑が生じる。勤労商工会付きの弁護士、吹雪がこの事件を大きく取り上げ、訴訟をちらつかせる。鏡がそちらにかかりきりになり、ぐー子も独り立ちを余儀なくされる。
ぐー子は職務を無事に果たしつつ、上司に掛けられた疑惑を晴らすことが出来るのか。
鏡の幼なじみや、新たに職場に配属された先輩、ドラえもん似の署長を巻き込みながら、ぐー子の奮闘が続く。
前作同様、エンタメでありながら法律のお勉強も出来ますという、ちょっとお得な1冊。今回は徴税についてだけではなく、商工会議所と商工会の違い(根拠となる法律が違うんだそうだ。知らなかった)や破産等について学べる。また中小業者の辛酸も描かれており、読ませる。
本作に登場する勤労商工会というのは実在の組織ではないようだ。バックに政党がついているという設定からすると、民主商工会がモデルになっているようである。
働くとはどういうことかをテーマに、熱く泥臭く突っ走るノリは前作のまま。
この作者、きっとタイピングも早いんだろうなぁ(^^;)と思わせる。
ただ、ところどころ、日本語がおかしいんじゃないかと気になった。「約束をこぎ着けた」は変だと思う。「取り付けた」、だろう。
「真実を茶菓子に添えて」とか、ギャグも時々滑っている感じ。
でも、このシリーズ、何だか好きだ。きっと次作が出ればまた読むと思う。 -
ライトノベルに税務署員ライフのプラスアルファが加わって楽しく読めた。キャラクター設定がいささか漫画的過ぎてリアリティ減なところはあるが、サラリーウーマンの生き様がリアル目線でウォッチされているところは好感が持てた。
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国税徴収官ぐー子ちゃんの活躍を通して税金情報が学べる。
本筋ではないけど、司法研修生と結婚を目指す女性の生態(西武線に巣くっているらしい)には驚かされるます。いゃぁ、今時の女性は色々と考えてますなぁ。
元気づけられる本です。