トッカンvs勤労商工会

著者 :
  • 早川書房
3.84
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本棚登録 : 809
感想 : 143
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152092137

感想・レビュー・書評

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  • 面白いシリーズです。続編が楽しみです。

  • 始まりは大きな事件。
    公務員や法律を盾に働く人々もみんな一緒なんだろうけど。
    グー子ちゃん、頑張ってるなあ。
    男性社会の中働いて行かないといけない女性の隙間的な考え方に納得もしながら、
    でも隙間のままでは進んで行けないよなあ、とも思う。
    結婚て、人間関係って、仕事って、相手がいてなんぼだから。
    夢ばっかり語られても、夢も何も考えなくても、
    そのときの感じ方で変わっていくし。
    難しいものだな。
    いろいろ楽しみなキャラクターも出てきて、続きが楽しみです。

  • 続編。ドラマ化したわりにはレビュー数が少なすぎじゃないか?期待して読んだけど、前作ほどではない。鏡特官があんまり登場しないからかな。ジョゼと里見の登場は良かった。ジョゼ好きだわー。里見は今度署長になるそうだから、次作にも登場するのかな。吹雪は嫌いだわー。何が正義の味方だ。だから頭のいい人は嫌なのだ。しかし最後の錨さんの崩壊はすごかった。見抜いた木綿子はやっぱり超かっちょいい。やはり仕事だけじゃなく、プライベートもきついと壊れちゃうのだ。恐ろしい。

  • トッカンがあんまり出てこないのがちょっと物足りなくはあったけど、
    面白かった。
    女子の仕事はすき間産業。
    居場所を見つけるために必死。
    的なの、社会人なって何年目かの女性なら共感するんじゃないかな。
    他の人みたいに突出した取り柄がないなら図々しさや粘り強さを強みにしなければ、と気づくぐーちゃんかっこいい。
    ラスト思わず泣きそうになっちゃった。
    次作も読まねば!

  • 今回は、勤労商工会の弁護士が相手。
    破産申し立てされないように、注意を払うところとか、地味な職業のはずななのに、手に汗握るシーンがある。
    かくいう私も、読後とあるところにやられて、泣きを見た一人。って、国税局じゃありませんがね。民間でも、気を抜いちゃいかんのです。
    シリーズはまだまだ続きそう。新たな材料を待つ!

  • トッカンシリーズ第二弾。
    登場人物がキャラ立ちしていておもしろいのと同時に、すごくリアルな内面が描かれていてとても共感できる。体裁に縛られるとか、すき間を探すとか自分の内面を見られてるようだった。

  • 働く女性必読。男性にも読んでほしいな。

  • トッカンの第2巻。1巻が面白かったので期待して読みました。
    新キャラ続々で、シリーズ化の気配をひしひしと感じつつ。

    鏡特官が訴えられる?!と思いきや、そこにはいろんな人の思惑が絡まり合っていて・・・、そしてぐー子に降りかかるもう一つの事件と、彼女に向けられる悪意は・・・。とでも言ったところかな?

    前巻で前面に出てきていた鏡さんの出番が少ないのはちょっと寂しいけど、友人の弁護士+α(オチで明かされる正体にはびっくり)とか、すごいキャラ立ちしてる商工会の弁護士、吹雪さん、すごい新人ちゃんとか(まるで体育会系男子のようだ)、濃いキャラが続々出てくるのでそれはそれとして楽しく読めました。うーん、おもしろいなー。

    今回のテーマはずばり「体裁」。本音と建前の本音の部分。
    体裁を繕うっていうけど、やっぱ繕ったものは綻びるんだよね。どこかで。
    繕おうとして、でもできなくて、私はこれでいいんです、どんなに泥臭くたって自分にはこれしかできないから、だから頑張ります、って感じで仕事をするぐー子ちゃんがとても好きだ。

    個人的に今回一番かっこよかったのはミスターピンクリボンこと、ドラえもんこと、署長。最後の錨さんへの優しさは救いでした。

  • トッカン・シリーズ第2弾です。
    前回から少しは成長したぐ〜子が見られるかと思いきや、相変わらずのダメっぷりに最初はちょっとイライラさせられました。でも、鏡の濡れ衣を晴らしたり、追い詰められてからの底力はたいしたものですね。

  • トッカンシリーズ第二作目。
    ぐー子こと鈴宮深樹も、少しづつ独り立ちしているようですが、
    今回は、ハスキー犬こと鏡特官が、滞納者を恫喝したと訴えれ
    京橋中央署は、大騒動に・・・。

    やっぱり、なかなかおもしろいですね。
    前回は、お披露目という感じで、税務署の仕事を比較的細かく
    描いていた感じですが、二作目の本作は、税務署の仕事に絡む、
    様々な出来事(今回は、訴訟)を描いています。
    そういう意味では、世界観が広がったという事でしょうか。

    それにしても、次作につながる様々な伏線が・・・。
    三作目も読んでみないと。

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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