- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152092137
感想・レビュー・書評
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トッカン 第2弾。
プロローグ
1.死に神に殺されたんだ
2.税務署の天敵
3.ジョゼという名で出ています
4.京橋中央署の切り札
5.息をする体裁
6.それが、わたしのすき間だから
エピローグ
担当だった滞納者が、鏡の恫喝により自殺したとして訴えられてしまう。
訴訟に登場してきたのはチワワ顔の勤労商工会弁護士・吹雪。
しかし鏡は訴訟は国に任せ、特官付きぐー子こと鈴宮にも「何もするな」と釘を刺す。
しかしぐー子は、鏡の幼馴染みで栃木県人なのにナポリ出身と言い張るジョゼこと弁護士・本屋敷と、唐揚げ練習中の里見と協力して、自殺に到った滞納者の裏を探る。
チワワ vs ハスキー!
前作よりもクセのあるキャラも増えて、盛り増しに面白いです。
続編が出ることを大いに期待します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作が面白かったので、この本も読んでみた。弁護士が出てきたりしてこの本も面白かった。知らない世界をのぞく楽しさがある。
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初見の作家さんです。
いゃあ 面白く読ませてもらいました。
しっかり取材をされておられるのでしょうね。
「税務」の専門用語に対して説得力があるので
安心してストーリーに浸ることができました
登場する人物たちも
それぞれがとても魅力的で
ほっ とさせられたり
はっ とさせられたり
ほうっ とさせられたり
いい読書時間にさせてもらいました -
いろいろな体裁
法律という言葉の響き。 -
2012/12
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2作目
ぐー子とハスキー犬・鏡トッカンとのやりとりも安定感あり◎
税務署の天敵が勤労商工会ってのも知らなかったし勉強になります
鏡の好物、かわいい♪
法律を破る人もいれば、法律によって守られる人もいる…
人々が安心して暮らしていくために法律があってほしいと思います -
前作よりも謎解き部分が強めな今作。
ローンと滞納で首が回らなくなった夫が自殺し、妻が鏡特官を訴える。
そんな、ある意味では型どおりな悲劇から始まり、しかし着地点では、女性の複雑さを見せる。
女性作家さんなこともあり、男性よりも女性の方が、読んでいて共感できる部分が断然多いと思う。
(あるいは、もしかしたら、男性にはちっとも面白くないかもしれない。そのくらい女性の心の複雑さだ) -
勤労商工会ってのは初めて知りました。税務署側から見ると厄介者だし、中小企業から見たら強い味方というところでしょうか?そんな見方を覆す物語りでした。面白かった
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トッカンシリーズの第2弾。
主人公ぐー子が成長し、またまた個性ある人達が登場してきて面白かった。
" 体裁 " と" すき間 " 、なるほど!と思う -
軽いノリでさくさく読めるが、中身はけっこう重い。税金とは、公務員とは何か、ぱっと思いつくイメージとは違った角度から考えさせられる。
女の働き方や、職場で居場所を見つけたいという思いなど、リアルに描かれていておもしろかった。
鏡特官とぐー子の、じゃれているようなやりとりがおもしろい。ちらりと出てくる前妻とはどうなってるのか、気になる。