- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152095831
感想・レビュー・書評
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シリーズ通して読んでる身としてはエピローグがひたすらジーンときます。ここで終わるのも綺麗だけど、まだまだこの先の二人を見てみたい気持ちも。個人的には「戯曲のない夜の表現技法」が一番のお気に入り。全編通して愛と死が貫く、二人に捧げられたかのような美しい一冊。
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2016/1/18(月曜日)2019/8/14(水曜日)
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黒猫シリーズ6作目。
表題の通り、ポォのテクストに沿って解説の進む短編集。
そして、各話冒頭のあらすじも、作中でも、解説されているポォ作品にとても心惹かれて読みたくなるのもまた、原点回帰。
少なくとも、「タール博士とフェザー教授の療法」と「長方形の箱」は、すぐにでも読んでみたいなあ。 -
やりおったな黒猫よ
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少しずつやっと縮まってゆく黒猫と付き人の距離。今回文字通りfinとなってしまうの?それでも構わないくらい美しくまとまっています。「空とぶ絨毯」「独裁とイリュージョン」「戯曲のない夜の表現技法」「笑いのセラピー」「男と箱と最後の晩餐」「涙のアルゴリズム」6つの短編集の形をとってはいるがふたりが過去も未来も念頭に置いて回帰を重ねながら航海をともに誓っていこうという内容でした。このシリーズ、まだ続いてほしいものです。
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装画といい、短編集といい、ミナモといい、原点回帰?!と思っていたけれど、ちゃんと成長していて進んでいて、愛があふれる物語でした。すごーくハッピーエンド!だけじゃない感じがこのシリーズの好きなところだなぁと改めて思います
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2015 12 27読了
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パリから帰国した黒猫と付き人の、短編集。
ポオを読む前と、読んだ後に読むのとで、見えるものが違ってくる。続きが楽しみ。