カウントダウン・メルトダウン 上

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163761503

感想・レビュー・書評

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  • 東電福島原発事故の際の危機管理について、関係者に取材してまとめた本

    興味深く有益だが、時系列が行ったり来たりしてわかりにくい。
    人名や組織についての索引がないので、さらにわかりにくくなっている。(政治家や東電の幹部のような著名人はともかく、官僚について、最初に登場した時点で肩書きを書いただけで、あとは、名字だけの表記というのは・・・)
    「誤植では?」という部分も多かった。

    当事者の発言(「   」で表記)と想念(〈   〉で表記)が分けて記述されているのだが、なぜこの人は、このような議論や会話を聞いてこのように思ったのか不思議だ・・・ということが多かった。
    当事者は実際そう思ったのだろうから、著者の描写力が不足している・・・のかなぁ?

    印象的だったのは、アメリカや自衛隊に取材した部分
    率直に言って、「こっちもこの程度であったのか・・・」と思わされた。

  • これまで読んだ3.11の記録シリーズの中でも、証言を行う人に焦点を当てて、各章ごとの並べ方など、本職のジャーナリストとしての仕事だと感じた。

  • すごく読み応えのある本だった。すごく多くの人に取材をしていていろいろな角度から事故を分析していた。このようなことが二度と起こってほしくないと思った。

  • 東電と政府、どっちもどっち。吉田所長は本当に凄い方だと思いましたが。

  • 日本組織の構造的問題 【P206】

    縦割り行政の弊害【P236】

  • 非常時にどんな対応を関係者が行なっていたのか、知る事は大変重要である。いかに日本人が危機に脆弱だったか、哀しい現実を突きつけられるが、それを将来にどう活かすか、個人としても常に考えていきたい。

  • 不謹慎かもしれないが、読み物として面白かった。政治家、官僚、保安院、原子力安全委員会、自治体の首長、東電の本店と現場の所員などありとあらゆる人から膨大な情報を収集し、それだけでも大変なのに、さらにそれを緊迫感あるドラマに仕立てていることに驚いた。
    特に効果を上げているのが、登場人物の心の中を<>で括って表現していることだ。これがあるのとないのとでは、全く違う。記録ものに陥りがちなノンフィクションをより人間臭いドラマとして読むことができる。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:543.5//F88//1

  • 福島原発をテーマにしたドキュメンタリー。
    全然まとまってないし、要点得ないし、独創的な意見ないし、分厚い割に読み応えなし。
    作家ならもう少しマトモな理解できる文章かいてほしい。
    原子力関係者は読まない方がいいな。

  • 多くの人が読むべき本

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著者プロフィール

一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長。1944年北京生まれ。法学博士。東京大学教養学部卒業後、朝日新聞社入社。同社北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長等を経て、2007年から2010年12月まで朝日新聞社主筆。2011年9月に独立系シンクタンク「日本再建イニシアティブ」(RJIF)設立。福島第一原発事故を独自に検証する「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」を設立。『カウントダウン・メルトダウン』(文藝春秋)では大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

「2021年 『こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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