烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2

著者 :
  • 文藝春秋
3.83
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本棚登録 : 918
感想 : 163
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163822808

感想・レビュー・書評

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  • なんて事だ! 雪哉、まさかもう出てこないのか?
    全巻がB面だったのかと思える。

  • 一巻の裏で何が起こっていたか。





    図書館で借りたらサイン本でびっくり。

  • 1巻の裏で若宮が何を考え行動していたのか、若宮の為人が描かれていた。若宮より雪哉が気に入ったのにラストが残念だった。
    この先大紫の御前との対決が気になる。

  • 【烏に単は似合わない】の続編。前作で描かれた、若宮の妃選びに至るまでを、若宮側から描いたこの作品。前作は妃選びのどろどろだが、本作は≪跡目争い≫のどろどろ。私は本作の方が性に合った。描かれている跡目争いは、格別目新しい内容ではないが、この話をここまで面白くしているのは、若宮の近習『雪哉』の魅力だと思う。彼の魅力は、やんちゃで聡い。3次元ならギャップ萌えだろう(^^ゞ最後に雪哉の下した決断は、若宮を好きだった故なんだよな~と思うと、二人のその後が読みたいものだ。

  • 前作『烏に単は似合わない』で、桜花宮を訪れなかった若宮は何をしていたのか。何故訪れなかったのか。側仕えの雪哉の視点から、若宮と長束、大紫の御前、北家、南家の攻防を描く。誰が味方で誰が敵なのか。

  • 再読。読み直してみてもやはり一巻とのギャップを感じる。分かっていても先が読みたくなる。
    2020/12/21

  • 20/11/14読了
    よい期待の裏切り方をする。

  • 【内容】前作(烏に単は似合わない)と同時期から始まる。あの話の裏で、というより実のとこ、こちらの方が表になるか。北家氷郷の郷長雪正の、ぼんくらとして有名な次男雪哉は心ならずも、うつけとして有名な日嗣の御子の側仕えとして朝廷に入ることになってしまった。今回の謎は誰が敵で誰が敵でないかというあたりか。味方はいない。そのへんの答えはすぐ察せられるやろうと思う。
    【感想】このあとの展開は知らへんけど、雪哉にはまた登場してもらいたい。というよりいつかどこかで登場することになるんやろなあとは思う。けなげな少年よりも成長して頼りになる青年として?うーん、頼りになってしまうとつまらないかな?

  •  前作『烏に単は似合わない』と対をなす作品。同じ物語を若宮視点で描いたもの。前作の中に見え隠れしていたポリティカルな要素が権力闘争として前面に出てきており、併せて読むとより面白い。物語はまだまだ序章で、朝廷内の構図が明らかになっただけ。本当の闘争はこれからという気がする。それにしても若宮と雪哉、二人とも韜晦が過ぎるだろう(笑)。
     一つ残念なのは、なぜ「八咫烏」なのかということが生かされていない点。今のところ普通の人間でも全く問題ない。単なる舞台として使うには奇を衒い過ぎだ。もっと上手く活かせたらと思う。
     まあ、前作同様楽しめたので、評価は★3.5で四捨五入して★4というところ。

  • 最後の畳みかけるような
    どんでん返しが爽快です
    しかし 敵か味方か分からぬままに読んでいるので
    どきどきしてしまって 心臓に悪いですね
    実際に宮中の権力抗争の渦中になんかいたら
    寿命が縮まりまくる と思います

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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