まほろ駅前狂騒曲

著者 :
  • 文藝春秋
4.15
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本棚登録 : 4066
感想 : 477
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163825809

感想・レビュー・書評

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  • 3作の中で1番面白かった。
    ホント好きだわ〜多田と仰天のコンビ最高!

  • 二人がそれぞれ背負っている過去をどのように消化し、向き合っていくか。これにはるちゃんを預かるということでいきなりフラグが立ち、行天がそれを受け止めることができるのか不安になりながら読み進めることになりました。はるちゃんは本当に強い。しっかりと愛情をもって育てられているんでしょうね。ストーリーはいつものメンバーも交えていろいろな出来事が一本に繋がり一気に読んでしまいました。展開にはドキドキしたりほっとしたり泣きそうになったり…沢山のことに気づかされ充実した読書タイムでした。今後の彼らにもまた会いたいです。

  • ちょっと話は出来すぎてる気もするが、主人公たちの孤独に、一段落がついてよかった。

  • 前作のまほろ駅前を読んでからだいぶ時間が経っていたので色々忘れてたところもあったけどそんなことは抜きに楽しめた。
    多田も行天も、岡のじいさんもルルもハイシーもそれぞれが良いキャラしてて物語の中でイキイキとしていて、読んでて楽しい気持ちになれた。
    特に行天はつかみどころがない感じだったのが深く付き合っていくうちにどんどんいい味出していく感じでこんな連中に囲まれて暮らしてたら楽しいだろうなぁって思った。

  • 市立図書館で、私が予約したときの順番が市内で150番目くらいだった。10ヶ月くらい待った。2014-03-07

    読了。おもしろかった。声出して笑ったりした。長いこと待ったかいあった。2014-03-09

  • 多田便利軒シリーズ第3弾

    無農薬を歌う野菜を販売する団体に、横浜中央バスの間引き運転に抗議の狼煙を上げる老人たち、そして行天の娘を預かることになるなど、ヤクザまがいの団体も交じって、多田便利軒とまほろは大騒ぎ!

    行天の過去や多田の恋も進展し、まさに狂騒曲。

    正しいと感じたことを行動し、常に自分の正しさを疑う。そんな言葉に感銘を受けました。

  • 苦労性でお人好しの多田と相棒?で居候の行天。お互い、相手のことを変なやつと思っているだろうに、結局ほっておけない。何だかんだでお互いを大切に思っている、というより信頼している感じがすごくいい。いいやつなんだか悪いやつなんだかよくわからないが憎めない星や、可愛いはるちゃん、世話焼きのルルやハイシー、ついに決起する岡などちょっと変だが素敵な仲間たち(?)がいて、こんなコミュニティで生きていくのも楽しいだろうな、と思える。
    一応いろんな関係に一段落ついた訳だが、続編…でないかなぁ。

  • 番外地からつながった形で話が始まった。続けて読んで正解。
    後味すっきりの読了感。多田便利軒にとって長い夏だっただろうな。行天の身を隠していた場所には私もびっくりしたけど、隣が空いてよかったね。

  • なんか、社会とか人間とかのえぐり方が浅いなあ、と我慢して読んでいたが、最後のドタバタの「後」の展開にやられてしまいました。善くも悪くも、連なる記憶=忘れない、に生がある、ということをモチーフにした、まほろが舞台の人間ドラマでした。

  • シリーズ最終巻。
    「わかったよ、行天。浮いた金で煙草を買おうな。」ここで不覚にもキュン!!
    ある程度は想像通りだったけど、うっかり涙ぐむほどの入れ込みよう。
    あぁ良かった…良かったね。
    これ以上ないエンディングを迎えたとは言えあと数年分、彼らの活躍を読んでみたいものです。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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