脳科学は人格を変えられるか?

制作 : Elaine Fox (原著) 
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163901008

感想・レビュー・書評

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  • 米国の研究によれば自分が病気と信じている女性の死亡率は信じていない女性の4倍。楽観主義は人類を前へ駆り立てる原動力。恐怖の回路はいとも容易く不安や恐怖に火をつける。タクシー運転手の海馬が成長するように、訓練を積めば脳内回路に変化が生まれる。ディカプリオは映画「アビエイター」で強迫性障害の役に入れ込み過ぎ、撮影後も強迫性障害の症状に悩まされた。治療法はクモ恐怖症などの恐怖心の克服に効果を持つ暴露療法。認知バイアス修正法は無意識下で働く。瞑想法で心のイライラを鎮めることができればより幸福な人生を歩める。

  • 楽観的な考え方をサニーブレイン、悲観的な考え方をレイニーブレインと呼び、その違いについて論じている。進化の過程ではレイニーブレインが役に立ったが現代社会ではサニーブレインが有利だ。たくさんある「意識高い」系の本とは異なり、本書は脳科学の立場から、判定方法、薬や訓練でサニーブレインとレイニーブレインをチェンジする方法について述べている。

  • レビュー省略

  • 脳は鍛えられる、今までの常識を覆す内容。脳の衰えを感じるようになった年代としては嬉しい内容。頑張ろうと思ったのも事実。

  • 人の脳は本の少しのココロの変化で変えることができる。

  • 結論として、変えられる、ということで。
    どれくらい楽観的かを調べるテストがおもしろかった。私は明らかに努力してきた楽観主義で、実際にはネガティブなのではないかとひそかに恐れていました。
    が、この本によれば、楽観的であろうとする思考の努力は、実際に脳神経のつながりを変えていくのだ、ということでした。これを知っただけでもこの本を読んだ価値があったなと。

  • 白熱教室と重なる部分多い。

    カバーの文言が本文に比して意図的すぎるかんじ。まあ本文にも書いてあるんだけど、母親の愛情とか言われてもな…。

  • 自分の性格を変えたいと思った経験は多くの人が持っているのではないか。遺伝子の中の前向きと後ろ向きの回路のどちらが強くなるかは生きていくうちに出会う経験が関係してくるのだという。つまり本気で変わりたいと思ったら自分を変えることも可能なのだ。

  • 55冊目。

  • ネガティヴシンキングを司るレイニーブレイン(脳の右半分)とポジティブシンキングを司るサニーブレイン(脳の左半分)

    これらは遺伝子、経験そして何より大きいのはその経験をどう解釈したかにより、育まれていく。

    筋肉と一緒で鍛えれば回路が太くなり、リハビリやトレーニングで、サニーブレインに近づける。
    しかしながら、筆者が言うにはサニーブレイン=幸福ではない。
    悲しい出来事や嫌な事はゼロにはならないわけなのだから、サニーとレイニーのバランスを保つ事が大切であると語っている。

    より多くの経験を積んだ人はポジティブシンキングになりやすいんだとか。
    そういう意味で、読書は大切だ。

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