102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163916460

感想・レビュー・書評

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  •  1920年、広島県府中市上下町生まれ、現在尾道市美ノ郷町、石井哲代さん、外に出たら必ず足踏み運動、とにかくよく身体を動かされ、よく話しよく笑い、そしてよく字を書かれています。(3年日記、30年以上。年賀状は30枚)「102歳、一人暮らし。」、2023.1発行。大好物は、三原の「オギロパン」、「尾道ラーメン」「ばら寿司」。好きな歌は、東海林太郎「赤城の子守歌」。身近なところに辞書を置いて、すぐ調べるそうです。口癖は「これで上等、上等」。「無事」が一番。

  • 90代の人生の大先輩からお勧めいただいた御本
    全ページにわたる確立された生き方に全力でかっこいいと思うと共に、ところどころに挟まれる御写真が笑顔すぎて萌えしかない(失礼)
    そしてやはり素敵な人の周りには、自然と素敵な方が集まるのだなと感じた
    こんな生き方してみたい

  • 自分を励ます名人になって、心をご機嫌に - 嘆くより忙しゅう動く
    「さびない鍬でありたいの」
    物事は表裏一体。物事は良い方へ考える。
    「手の甲しわしわ ひっくり返せばつるつる」
    食べて笑ってご機嫌に102歳!
    なんて素晴らしいこと。見習いたい。

  • 今の自分に必要な言葉がたくさんありました。
    人との繋がり、支え、笑顔、今の世の中で薄れていることをてつよおばーちゃんはとても大切にしていますね。
    私も日々の生活にもっと感謝をし、楽しもうと思えました。
    物事は表裏一体。良い方をみる!
    人生の教科書にしたい本です。

  • 読みやすい。あっという間にサラッと読める。
    明るく、時に寂しさや切なさも覗かせながら、
    哲代さんの生活が綴られている。

    決していつも元気で明るくいられるわけじゃないこと、素直に書かれていて安心する。
    スーパーマンじゃないんだと
    自分の将来の等身大に、ちゃんと伝えてくれている。

    自分を励ます名人になって、心をご機嫌にする。
    人を変えることはできなくても、
    自分のことは操作できるから…
    私もそういう心持ちで生きていきたい。

    特に素敵だな、その通りだなと感じたのが、
    Q.腹が立った時の対処法は?に対する
    哲代さんの答え、
    A.感情が波立っているうちに言い返してはいけません。その時はすっきりするかもしれんが、のちに必ず後悔するけえね。
    うん、絶対そう、何度失敗したと思ったことか…
    「ちょっと間を作ること」
    私も心に刻もうと思います。

    そして、最後のまとめのところ…
    気張らず飾らず、あるがままを受け入れる。自分を大きく見せんことです。煩悩や妬みといった、しんどいことは手放し、嬉しいこと、楽しいことは存分に味わう、感情の足し算、引き算をうまくやっていくこと。
    私も上手に自分を操作して、できるだけ気持ち良く、ご機嫌に暮らせるように、今から1日、1日を過ごしていきたい。
    お手本となるような一冊でした。
    中国新聞社さん、良く哲代さんを見つけてくれましたね。


  • 自分がどう生き、どう死ぬかについてよく考える小さな暮らしで豊かに生きたいのに、それができずもどかしい。
    新しい刺激を求めてやまない。
    脳内に麻薬を求めている。
    哲代さんの暮らしは毎日を慈しみながら、畑仕事をしたり自分でご飯を作ったりしている。
    どちらも私が苦手なことで、真似はできない。
    マイサイズの豊かさへ毎日、感謝することはでき
    こうなりたいなと思う。
    周りを頼ることが下手だ。
    人間関係は怖い。
    上手に頼れる私になりたい。
    この年齢だと難しいかも。
    少しずつ解きほぐれたらいい。
    おそらく私は結婚しないと思う。
    哲代さんはご結婚されていたけれど、子供がいなかった。
    当時、子供がいないことなどう受け止められていたのだろう。
    私が結婚せず、子供を持たないことよりも大きい
    ネガティブな視線があったのでは。

    哲代さんの暮らしは毎日を慈しみながら、畑仕事をしたり自分でご飯を作ったりしている。
    どちらも私が苦手なことで、真似はできない。
    マイサイズの豊かさへ毎日、感謝することはでき
    こうなりたいなと思う。
    周りを頼ることが下手だ。
    人間関係は怖い。
    上手に頼れる私になりたい。

    境遇についてのなんとなくの共通点もあって、なりたい自分をかんがえるきっかけになった。
    心の豊かさだけを求めたい。

  • ⭐️3.8

    哲代おばあちゃんの明るい語りにほっこりしました。

    辛いことを経験しながらも、そこに向き合い毎日をより良い日に変えていく。


    【同じ一生なら機嫌よく生きていかないと損】

    本当にその通りで、自分を励ます名人になって心をご機嫌にする在り方を見習いたいです。

  • かわいいおばあちゃん。周りから愛されているのがわかります。
    何にでも感謝するところ、そして回りに甘えるのも上手なのかなと感じました。
    オーディブルで聴いたので写真も見たくなりました。紙の本でも読みたいです。

  • 驚異的に元気な哲代おばあちゃん。明るくポジティブな人生哲学は、人生の苦悩と真摯に向き合ってきたからこそだとも感じた。
    子を持てなかったことを100歳になっても悔い、涙することもあるそう。そんな姿にも元気づけられる。こんな風に年を取りたい。

  • 石井哲代さんのエッセイをまとめたもの。一生懸命、心も、体も動かして「弱気の虫」を抑えよう。

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