- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167228057
感想・レビュー・書評
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よく書く文句だけど、この作家は「真面目」なのだろう。「わるくち」という切り口でエッセイを書くことによってどうしても気になるのが、具体的な個人を出しにくいというところ。実際に内容の大部分が一般論であり、後半乗ってきたと思ったら、引き合いに出すのが芸能人、最終的に攻撃するのは自分自身という展開となる。
女性のエッセイで姫野カオルコにしろ、檀ふみにしろ、阿川佐和子にしろ、具体的な人物であったり内輪の人間であったり同級生であったり父親であったりを、名前を上げるかどうかは別として、ネタにして攻撃してフォローする、という周囲5mの話が多いところ、酒井順子は「AさんがBさんに言った」と記号で一般化して語ろうとするのである。これはある意味不利な話だし、実際に「内容が薄いな」と思わされた部分が多かった。
それでも中庸ではあるが星3つをつけるのは、女性作家には珍しく、かっちりした言葉選びと展開に、「女性作家離れした」と言えるくらいのイキオイがあるからであります。
もっと簡単に言うと、ワタシ自身の書く文章と非常に似ていたのでした。彼女の小説も読んでみたいと思いますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
①たいして悪口じゃない
②自分も含めてるからいいでしょ的な小賢しさが気になる
③一茂氏なんだかすげー -
タイトルと表紙に惹かれて読みましたが、いまいちでした。
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いつものエッセイという感じで。わるくち、だけど自分のわるくちも言ってる。ゆうほどわるくちじゃない。いつもの冷静な分析とつっこみだ。
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『ぼくらの頭脳の鍛え方』
文庫&新書百冊(佐藤優選)198
ビジネスパーソン仕事術 -
若干穿った見方が過ぎると思いながらも、あまりにも自分に当てはまる部分が多すぎる悪口の数々に、もはや苦笑いするしかなく、読みました。私って嫌なやつ笑!
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共感できず、途中で挫折。
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あまり楽しくなかった。本当に世の女はこんな細かいことを考えて生きているのか?
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タイトル通り、「わるくち」のエッセイ。
私には、合わなかった。 -
1編が長い。同じことをだらだら続けている印象で、この半分程度の長さでざっくり切り捨てるぐらいでいい。わるくちといっても、自分のことも含めて書いているせいか、それほど厳しいことは言っておらず、著者の好きなタイプ・嫌いなタイプが見えてこず、どこかあやふやに話を進めている。あんまりたのしくない。