青が散る (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167348021

感想・レビュー・書評

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  • 自分の学生時代とかぶる。 
    懐かしくも切なく、多くのことを考えさせられる。
    関西弁がとてもいい。

  •  宮本輝による長編小説。やたらと長いので何度も挫折しそうになったが、後半になるにつれ終わってしまうのが寂しくなるような作品。大学入学から卒業までの軌跡を描くにはこれだけの分量が必要なのかもしれない。強烈に面白い、というわけではないが、あと数ページというところで「ああ、もう終わりか・・・」と寂しくなるのは非常に不思議な感じ。リアルでないようでどことなくリアルなテニス部の主人公も良い。

    「人生の勝敗は体力が決定するんや」

    「たかがテニスやないか。命なんかかけられるか」

    「若者は自由でなくてはいけないが、もうひとつ潔癖でなくてはいけない。」

    人の不幸の上に自分の幸福など築けるものか。

    何も喪わなかったということは、じつは数多くのかけがえのないものを喪ったのと同じではないだろうか。

  • 古い時代の青春の話。

  • 青春小説の名作。

  • 友人の同僚のバイブルを借りました。
    1985年11月 初版。さすが。

    青臭く不器用な登場人物たち。
    それは中学・高校の青春とはまた違う、自分の意志がそのまま行動にできる大学生という舞台。

    それぞれが困難・苦悩に踊らされ、挫折していく。
    未熟さ、不完全さに翻弄され、思い通りに動けない世界。

    安斉と貝谷の試合、燎平とポンクの試合。
    ひたむきさが胸を打つ。

    辰巳教授とのやりとりはとても印象的である。

    人はこうやって学び成長していくのかな。

    あまりに良い本だったので、読み終わると同時に2回目を読み始めました。

  • 面白かったが、あだ名がきもちわるい。

  • 冗長

  • 宮本輝に青春小説があったのは、個人的には意外。その意外性も含めてよかった。

  • 091110(a 100106)

  • 青春万歳!

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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