玻璃の天 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2009年9月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167586058

感想・レビュー・書評

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  • 私と別宮さんの昭和初期の物語。一作目と同様に私たちの知らない昭和初期の空気を満遍なく感じられる。
    この二作目では、ベッキーさん(別宮)の素性が見えてきて、よりドラマティックになってきた。ミステリー要素より人間関係の機微に唸るシリーズ。

  • ベッキーさんシリーズ2作目。
    セピア調でノスタルジック感を醸し出す装画が綺麗で結構お気に入り。読書意欲が湧いてくる。

    昭和初期のまだ戦争の色が濃くなる前の帝都が舞台。前作『街の灯』に引き続き古き良き時代の雰囲気がリアルに感じられる。この雰囲気も何か好きなんだよね。

    良家のお嬢様の英子とお抱え運転手のベッキーさんのコンビが謎を解いていく。
    英子はお嬢様なのに好奇心旺盛で、前作と比べ聡明さが増しているように感じられ、15才とは思えない程思慮深くなっている。
    そして本作ではついにベッキーさんの正体が一部明かされる。やはりただ者ではなかった。

     連作中篇を3篇収録
    1 幻の橋  絵画消失の謎を解く
    2 想夫恋 手紙の暗号を手掛かりに失踪した友      人を探す
    3 玻璃の天 ステンドグラスから転落した思想       家の事件の真相を探る

    どの話にも芸術や古典、文学、映画を織り込んでいるのがこのシリーズの特徴でもあり魅力!
    今作は漢書や伊勢物語、江戸川乱歩、想夫恋、枕草子、与謝野晶子、ロミオとジュリエット、鏡地獄、あしながおじさん、百人一首、浮世絵と多岐にわたる。古典を知っていればもっと楽しめたと思うが知らなくても充分楽しめるし勉強にもなるから全然OK。
    鏡地獄は読んだばかりだったのでちょっとテンションがあがった。
    与謝野晶子の弟への《君死にたまふことなかれ》歌の解釈にはそういう意味があったのかとそのままの解釈しか出来ない残念な自分にがっかりさせられた。世界の《無数の弟》のための詩だったのか。う~ん本当に勉強になる。

    三篇のなかでは表題にもなっている『玻璃の天』が一番良かった。
    ステンドグラスの美しさに隠された切ない真相が明かされて心がぎゅっとなった!
    タイトルの『玻璃の天』の意味、ステンドグラスの照らす光と影、ガラスの脆さが人の弱さを象徴しているようで印象的だった。
    単なるトリックの解明にとどまらず、読後深い余韻を残す物語だった。

    軍国主義、戦争の足音が少しずつ大きくなり近付いて来ている。
    英子の「私達の進めるのは前だけよ。なぜこんなことになったのか。この事を胸に刻んで生きていくしかないのだわ」この言葉がとても辛い。これから進む前がどんな時代なのか私達は知っている。そしてついに次作『鷺と雪』で完結。この二人がこれからの困難な時代をどう乗り越えていくのか期待と同時に寂しさが募る。

    北村薫の描く静かで丁寧な文章と描写、物語に派手さはないがさりげなく描かれる伏線の数々、読後じんわり深い余韻を残す物語がちょっとクセになりそう。

  • ベッキーさんは気になるのです。どうしても入ってこないのです。この時代が好きな人は良いと思います。

  • シリーズ第二段、3つのお話が入っている。
    「幻の橋」は、電気製品で成功を収めたランプの内堀と銀行経営で成功した銀行の内堀との兄弟間の確執が銀行の内堀の孫娘の恋愛関係にまで影響を及ぼしてしまい、孫娘と同級の英子が相談にのるお話。そこから過去の因縁も浮かび上がってきて事件が起こるのだけれど、英子の采配が見事でやっぱりベッキーさんではなく英子が主役なんだなと思わせられる。シャーロックホームズとワトソン博士のような関係かな。あくまでも主役はホームズなのと一緒。

    その孫娘のお家で開かれる堅いお話の会に出席した英子が出会った軍人さんと戦争に向かいつつある現状について意見をしあう場面があるのだけれど、どちらの言い分も深くてとても考えさせられる。戦争は駄目というのは簡単で絶対的な結論なのだけれど、戦争に向かわざるをえない困窮した状況にいる人たちも実際にいて、きれいごとでは済まされないところに人と人との争いのやりきれないところがあった。

    「想夫恋」はあしながおじさんの本という共通の話題でお友達になった綾乃さんとのお話。架空の人物を生み出して楽しいスパイごっこのような遊びをしていたらある出来事が起こる。この出来事で子供の延長のようなかわいらしい遊びをしていても英子も綾乃も少女から女性に徐々に成長している過程なのだと思い知らされる。英子は再び謎を解いて解決するのだけれど、終わり方が題名と同じように余韻があってとても良かった。

    昔は家というものに縛られていたから、親の決めた結婚相手と結婚しなくてはならない、違う人を好きになったら駆け落ちするしかないってこともあったかもしれないけど、今の時代は個人の自由だからよっぽどのことがない限り自分が選んだ相手と結婚出来て、駆け落ちという言葉もひと昔前の言葉になったんだなと感慨深い。

    最後のお話「玻璃の天」は殺人事件が起こる。被害者は街の灯でも名前がでてきたいけすかない思想家。でもこの事件にはとても悲しい背景があって、とても重大な謎が明らかになる。昔の建物の描写が興味深く、事件の行方も気になり、とても夢中で読んでしまった。この話も最後に英子がベッキーさんにすがりつきながら必死に訴える「わたし達が進めるのは前だけよ。なぜこんなことになったのか、そのことを胸に刻んで生きていくしかないのだわ」という言葉がとても胸に響いた。いよいよ最終巻、楽しみだけどこの世界観に浸れるのも最後かと思うと寂しい。

    • ましゅまろこさん
      darkavengersさん こんばんはー。古本市になかったのですね。残念です。ブックオフは店舗受け取りすれば送料がかからないので、ネットで...
      darkavengersさん こんばんはー。古本市になかったのですね。残念です。ブックオフは店舗受け取りすれば送料がかからないので、ネットで購入していつもいく店舗を受け取りにすれば今すぐ買えますよ。本棚から見つけ出す楽しみもあるので、邪道なのですが、どうしてもの時は裏技として使って下さいね。私は残すところ最終巻の最後の一話になってしまいました。今はもったいなくて別の本を読んでいます。また読了したらレビューしますね!darkavengersさんのおかげで久しぶりに夢中でミステリーを読みました。ありがとうございます。
      2025/06/08
    • darkbonkuraさん
      ましゅまろこさん こんばんは。

      裏技教えていただきありがとうございます。

      今日、帰りに1軒ブックオフに寄ってみましたがありませんでした(...
      ましゅまろこさん こんばんは。

      裏技教えていただきありがとうございます。

      今日、帰りに1軒ブックオフに寄ってみましたがありませんでした(泣)
      まだ4軒のブックオフと個人の古本屋が3軒あるので探してみます。
      2025/06/09
    • ましゅまろこさん
      darkavengersさん あぁ、残念です。お疲れ様です。ここまでくると宝さがしですね。それはそれで見つけた時の喜びが大きそうです。頑張っ...
      darkavengersさん あぁ、残念です。お疲れ様です。ここまでくると宝さがしですね。それはそれで見つけた時の喜びが大きそうです。頑張って下さい。個人の古本屋さんが3軒もあるなんて羨ましいです!
      2025/06/10
  • 前作よりも重みが増してきた、一冊。

    時が経ち、やがて世の中が暗さに包まれる…そんな不穏な空気が漂う今作。

    謎解きも人物像も更に重みを増してきた気がした。

    英子の推理は知識と教養がしっかり身についているからこその推理。
    そこにさりげなくヒントを投げかけるベッキーさんとの会話は頭の中が整理されていく感覚だ。

    そして霧が晴れるように視界がクリアになった瞬間に見えた真相。

    今作はどれもせつない余韻。

    特に表題作の余韻が心に残る。

    ベッキーさんの言葉、このラストシーンにどれだけの思いが凝縮されているのか…しばし思いを馳せた。

  • ベッキーさんシリーズの第二巻。
    舞台は昭和8、9年。
    上流家庭の娘英子の生活環境と彼女の身の回りに起きる日常生活ミステリーの解決が主軸であった第一巻「街の灯」から作品の雰囲気が変わり始め、テーマは単なる日常の出来事ではなく時代や国の在り方に関わり始めてきた。
    この先第三巻となる「鷺と雪」がどのようなものになるのか、話が日常ミステリーに戻らないことだけは確かだろう。

    巻末の岸本葉子さんの解説が作品の解釈を深める。
    文庫本ならではのありがたさ。

  • 暗雲垂れこめ始める昭和初期の帝都を舞台に、令嬢(花村英子)と運転手兼お目付け役兼護衛のベッキ-(別宮みつ子)が、不可解な出来事に挑む『街の灯』に続く<ベッキ-さん>シリ-ズ第2弾。 上野の帝国図書館で閲覧した明治31年の「東京日日新聞」の死亡広告が鍵となる『幻の橋』、デートリッヒのスパイ映画「間諜X27」と暗号解読が絡む『想夫恋』、才色兼備・男装の麗人〝ベッキ-さんこと別宮みつ子〟の過去の素性が明らかにされる『玻璃の天』の三篇は、歴史の歯車が加速をつけて回転を始めた、不穏な時代の哀切感がただよう。

  • 昭和初期の帝都を舞台に、令嬢英子と女運転手ベッキーさんが
    不思議な謎に挑むベッキーさんシリーズの2作目では、ベッキーさんこと
    別宮みつ子氏の素性が明らかになりました。

    これで今後は
    桐原勝久大尉とベッキーさんの二人の行く末が気になるところ....
    この二人に何か進展はあるのでしょうか♪
    期待が膨らみます。^^

    このたびも、ちょっとしたミステリの中に
    文学・芸術が絶妙な味わいで織り込まれた三編。
    英子令嬢とベッキーさんは好奇心旺盛に真相を探っていきます。

    ・与謝野晶子・枕草子・あしながおじさん
    ・百人一首・想夫恋.... 

    勉強にもなります。

  • シリーズ第二作。「幻の橋」「想夫恋」「玻璃の天」の三編の連作短編。時代が昭和初期なので、後の時代を知っている者だからか、段々と不穏な空気がひたひたと迫ってくるのを感じる。
    学習院(と思われる学校)に通う令嬢、花村英子と彼女の女性運転手、別宮みつ子をワトソンとホームズにしたような小説。時代背景が現代ではないので、基礎となる知識が現代とは違っていて、物語を読みながら、自分なりに調べながら読んだ。そうしたくなるような本だ。
    戦争の気配が濃くなる中でも、学生が「うれー」(嬉しい)「すてー」(素敵)のような流行り言葉を使うのが、微笑ましく、可愛らしい。

    「幻の橋」は英子の同級生の恋のお話。英子は満14歳ということだが、昔の女性のお輿入れは早かったのだなあ、と痛感する。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」も10代の話だった。この短編に出てくる月岡芳年の画集を持っていたので、見てみた。芳年が好きな私は、この絵が発禁になったことがある、ということは芳年に原因があるのか(妊婦の逆さづりとか描いているし)と思っていた。しかし調べてみたら、天皇の出自に関すること(大正天皇の母になるのだが、大正天皇に疾患があることの原因を生母にもとめたらしい)で発禁になったのか、と驚いた。美人と名高い柳原白蓮の叔母にあたる方である。

    「想夫恋」は英子が積極的に友人を作り、その交流を中心に描いた短編と思いきや…。これもYouTubeで「想夫恋」を聞いてみた。
    この短編で心惹かれたのは「例えば、《あたし達》という存在は、小は家庭から、大は国家、そして世界に囲まれている。そこに映る自分を、どのように見つめるかは、大変に難しいことだろう。」という部分。これは現代でも同じではないだろうか。

    「玻璃の天」で別宮さんの正体がわかることになる。「幻の橋」で桐原勝久様が別宮さんに「あなたに、ドアを開けさせはしませんでしたよ」と言った意味が分かる。
    また与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」の歌の解釈について英子と兄で話すシーンがある。自分の解釈の仕方が全く通り一遍で別の角度から見たら、ということが想像できずにいたことが、「なんて残念な自分…」と思ってしまった。確かに軍隊にいる弟にとって、戦意高揚しようとしている国で自分の姉が上記のような歌を詠んだら、弟の軍隊での居心地が良いものになろうはずがない。
    お料理の描写も多く、資生堂パーラーでのお食事の場面は、銀座に行ってしまいたくなる。

    本当に北村薫は何度でも読みたくなる。次は直木賞の「鷺と雪」だ。

  • ベッキーさんシリーズの第2弾。第1弾の『街の灯』は、2003年に本格ミステリ・マスターズの1冊として出たときに買っていた。マスターズは京極夏彦さんの装丁だが、本書はマスターズではなく、当然、装丁に連続性はない。なんだかそれが業腹で、ついつい読まずにここまできてしまった。
    丁寧な筆致が見事に昭和初期の情景を浮かび上がらせる。円紫さんシリーズの「わたし」が本シリーズの「わたし」にも重なる。短編なので、独立して読めるが、所々に物語に通底する伏線が張られている。おそらく未読のシリーズ完結篇に連なるものが、この時点で北村さんの頭の中にはできていたのだろう。
    「幻の橋」でベッキーさんが口にする『漢書』の一節、善く敗るる者は亡びず。昨今の情勢を見るに噛みしめたい言葉。

  • ベッキーさんシリーズ二作目。不穏な時代を背景に懊悩する人物描写が前作より強調され、切なく深い余韻が残る。ある意味一番のミステリーであるベッキーさんの背景も明らかに。漢書を諳んじるシーンの静かな力強さは読んでて鳥肌が立った。

  • 前作から比べると、だいぶ暗い。世の中の描写もそうだが、英子さんにも暗い影がさしているような・・・
    次作で完結するこのシリーズ、先行きが楽しみでもあり、怖くもあり。

  • シリーズ1作目の街の灯も良かったが、2作目は言葉では表せないくらい良かった。って言うより、感想を上手に自分の言葉で書き綴ることが出来ない。
    いつもだけど、北村薫さんの本を読むともっと勉強したくなる。
    枕草子も伊勢物語も、平家物語も…。
    そしてこの物語で描かれている時代についても。
    ベッキーさんのことが少し判ったけど、これからどうなるんだろう?
    さあ、シリーズ最終章を読もう!

  • ベッキーさんシリーズ第2作。

    昭和初期の女学校に通う令嬢花村英子とお付きの運転手ベッキーさんこと別宮みつ子が日常と非日常の謎を解く。

    3篇中2篇は女学校の友人の恋愛にまつわる謎、時代を反映した道ならぬ恋といった話だが、同時に挙国一致体制に向かう硝煙の臭いが漂い始める。

    ベッキーさんの身の上にも関係し、最終篇で非業の死を遂げる右翼弁士はその象徴。

    文春文庫版の岸本葉子による解説が秀逸。
    本シリーズの魅力や3部作を通じたテーマを的確にかつ本シリーズに相応しい緊張感をもって記している。

  • ベッキーさんシリーズの2作目。
    昭和初期のお嬢様の生活を読ませていただくのにも慣れてきましたが、最後に、嗚呼! 何ということだ!! という展開に呆然としました。
    次の「鷺と雪」でシリーズ完結ですが、何だか曇天の空模様が似合うシリーズになっていくような・・・。
    それでも最後まで見届けたいと思う作品です。

  • シリーズ一作目よりもその世界観にぐっと引き込まれた。若月さんや綾乃さん、乾原さんと、新たに登場した人物が魅力的だった。情熱と哀しみが入り混じっているようなそれぞれの心に惹きつけられた。
    なんとなく、読んでいる間ずっと周囲が夜のような気がした。だんだんと戦争の話になっていくんだろうか...。主人公とベッキーさんとの日常に馴染んできたからこそ、次作を読むのが少し怖い。

  • 昭和初期のつかの間の平和な時代、華族の栄子と運転手のベッキーさんは身の回りに起きる事件の解明に挑む。ベッキーさん三部作の二作目。

    謎解きミステリーは相変わらずにしても、やはり文章そのものに魅力のあるお話なので、これだけ慣れてくると文章を読むだけでもう十分楽しめる気がします。
    さて、この本では栄子さんとベッキーさんの思いが少し時代に切り込んでいて、そこが見せ場だなあ、と思いました。特に若月少尉と栄子さんの丁々発止のやり取りは見もので、時代の行く先をしっかりと見据えながらも自分が意識していなかった恐るべき社会格差を指摘されて愕然とするあたりからは、このシリーズの時代背景をどう捉えていくのか、その覚悟みたいなものを感じさせられました。
    シリーズは「鷺と雪」で終わってしまうのですが、その後戦後までを登場人物たちがどう生きたのか知りたくなります。その先を読みたくなるけど、ここで終わったことがベストだということも明白。楽しいシリーズでした。

    破滅的な社会的格差を突きつけられてその人生を革命に投じた上流階級の女性を描いたマンガ、「ベルサイユのばら」といっしょにお楽しみください。

  • お嬢様と別宮(ベッキー)さん、どちらもしっかり教養と自分の考えを持っていて素敵だった。
    ユーモアもあって面白かった。
    ミステリーとしても面白かった

  • オール讀物2005年11月号:幻の橋、2006年7月号:想夫恋、2006年11月号:玻璃の天の3つの短編を2007年4月文藝春秋から刊行。ベッキーさんシリーズ2作目。2009年9月文春文庫化。第137回(2007年上半期)直木賞候補作。登場人物たちに魅力があります。時代の雰囲気も良く出ていて、楽しめました。

  • ベッキーさんシリーズ二冊目。
    今回でベッキーさんの秘密も明かされてきます。
    今回も主人公英子とベッキーさんの知的な雰囲気に包まれ、背筋がしゃんとするようです。
    著者の表現が日本語の美しさとむずかしさが入り混じり、一段上の世界を歩くように読んでいます。

    ベッキーさんの印象に残った言葉。
    「水中の魚に、己を囲む水は見えないものだと思います」
    こんなこと思いもよらなかった。私たちを包む空気というものが当たり前ではなかったのだなと今さら感じました。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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