ボーン・コレクター 上 (文春文庫 テ 11-3)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167661342

感想・レビュー・書評

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  • ライムとサックスのコンビの第一作。既に二編読んでからなので、ライムが死にたがってたりとか二人の出会いとか新鮮な気持ちで読んだ。なかなか面白い。ただ、犯人のしたいことがよくわからない。下巻に期待。

  • 上下巻あわせてのレビューです。

    事故によって首から下が麻痺した元刑事リンカーン・ライム。自殺を考える彼のもとへ、捜査への協力どころか指揮を執ってほしいとの依頼が。その事件とは、タクシーの乗客2名がそのままどこかへ連れ去られ、うち1名が土から手だけを出した状態で翌朝発見されたというもの。発見者はパトロール中だった女性巡査アメリア・サックス。慢性の関節痛持ちの彼女は、このパトロールを最後に広報課へ異動するはずが、その完璧な初動捜査がリンカーンの目に留まり、捜査チームに加わることに。犯人は次に予定している殺人への手がかりを現場に残しており、まるでリンカーンらに勝負を挑んでいるようで……。

    デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーの共演による映画版は公開当時の2000年に観ましたが、これは駄目駄目でした。たとえば、オードリー・ヘプバーンの『シャレード』(1963)は、あれほど少ない登場人物でありながら、最後まで犯人が割れなくて凄い作品でしたが、『ボーン・コレクター』の映画版は、ちらりと登場しただけの人物が犯人で、それはないやろ~と唖然としたことをよく覚えています。

    そんなだったから、原作を読む気も起こらなかったのですけれども、読んでみたら、面白い。原作を読んでみれば、犯人が誰かなんてどうでもよいことで、捜査の進め方そのものがこの話の醍醐味なんだとわかりました。

    映画版ではデンゼル・ワシントンの介護士をクイーン・ラティファが演じていましたが、原作では男性介護士のトムがリンカーンに付き添っています。リンカーンを甘やかすことなく、リンカーンの毒舌には毒舌で対抗。「わがまま言うなら自分でやれば?」的なところがあって可笑しいです。『最強のふたり』(2011)を思い出しましたが、ドリスよりかなり知的(失礼)。

    スコッチウイスキーやブランデーを飲みながら捜査、なんて場面も出てくるため、読んでいると何か1杯飲みたくなります。

  • 1月-8。3.5点。
    リンカーン・ライム第一作。
    映画は見たけど未読だった。上巻は緊迫感が多い感じ。

    下巻も楽しみ。

  • 怖くて進まない…

  • ウォッチメイカーが読みたくて、まずはこれから読んでみました。
    科学的な証拠を緻密に積み上げて、未詳を追い詰めて行くライムと、
    悪く言うと脳筋?でとにかく突っ走る、事件も手柄も俺らが取り上げちまおうぜ的なノリの(でもめちゃくちゃ有能で信頼されてる)FBIおとり捜査官デルレイ。
    私はデルレイのシーンが好きでした。
    ライムの、頭脳も経験も申し分ないのに体だけが動かせないもどかしさ、、
    ラストは本当にジェットコースターでした。面白かったです!年末のボケーっとした頭をフル回転させましたw
    ウォッチメイカーまで間を飛ばして読んでいいものか、シリーズ全部読んだ方がいいのか、どなたか教えてください…っ涙

  • 不謹慎だけど謎解き・パズルのようで楽しい。
    境遇に振り回されるライムに振り回される周囲の人、の中でライムにだけ集中していればいい介護者トムの余裕が好ましいよ。
    ライムが指示をだしアメリアが作業する、という関係になんだかどきどきしてしまった。

  • 2016.6.21

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • 四肢麻痺の名探偵リンカーン・ライムシリーズ第1弾。科学捜査物。
    面白くなるまでが長い。しかしその分面白くなってからは手に汗握る怒涛の展開が続き、上巻を読むのには数日かかったけど下巻に移ったその日に読み終わるほどのめり込んだ。

  • リンカーン・ライム・シリーズの原点である。物語の前提となるエピソードが理解出来る。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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