不運な女神 (文春文庫 ゆ 8-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167727017

感想・レビュー・書評

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  • 【頭の中では、そんな人生が送れるとは限らないとわかっていても、人は、生きられなかったもうひとつの人生に、死ぬまで嫉妬し続けていくものなのかもしれない】

  • 唯川恵さんの作品は初めて読みました。

    短編集ですが、それぞれの物語がどこかでリンクしていて、同じ世界観で紡がれています。

    タイトルにあるように不幸な女性たちが主人公ですが、どこか真の強さを感じるような流れで、女神と冠されているのも納得です。

    枇杷が食べたくなりました。

  • こういうオムニバス形式短編集って好きなんですよね…
    不運な女たちで繋がる短編集
    歯痒い愛情も、狂おしい現実も、どうしようもない自分自身も
    こんなにもリアルさを伴って私たちに訴えかけてくる
    うーんさすがの唯川節だ…

  • 2019.7.4-231

  • 凪の話が切なくて良かった

  • 古い本ですが、じんわり染み入るいい短編ばかりです。
    最近の作品より好みかもしれない。

  • 話を聞いたら男運がないね。と言われるような女性達の物語。感情や人生を男に振り回されて、災厄な状況でも、自分のプライドや大切にしたいんだと思える人や気持ちに気がつい、歩みの向きを少し自分の足で変えてみている主人公達に不幸だと他人には言われても生きる強さを感じる。

  • 【あらすじ】
    「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる」。駆落ち相手に逃げられたり、死んだ夫の連れ子と姑に手を焼いたり、20歳も年上の妻から奪った男をふたたび若い女に奪われたり、幸せな結婚を望んだのに一家三代でシングルマザーになってしまったり、元夫が新しい家族と隣のマンションに越してくることになったり……。男運に恵まれない8人のヒロインたちが、恋に翻弄されつつも、健気に何かを掴み取る姿を描いた連作短篇集。

    【感想】

  • 相変わらず心にズシンとくる。
    女性の深いところをこんなに自然に描き、惹きつける唯川さんの作品は素晴らしい。

  • 残念な女たちの話。どの話も微妙だった。

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