まひるの月を追いかけて (文春文庫 お 42-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4473
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167729011

感想・レビュー・書評

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  • 何年ぶりかわからないくらいで読み返し。
    恩田作品の中では、比較的ちゃんとオチがついている方なのではないかと。
    奈良を旅する話しなので、観光案内や地図を片手に読むとより楽しめるのではと思います。
    昨年奈良に行きましたが、その前に一度読んでおけばよかったです(^_^;)

  • 最後まで、登場人物の気持ちが理解できず、話についていけなかった。

  • 初めて読んだ時、無性に奈良へ行きたくなった。飛鳥も山野辺も、雨の中歩いてみたかった(実際に行ったら、小学生の遠足集団がわらわらといて、牧歌的な雰囲気はまったくなかったけど)。

    奈良という舞台装置が程良く効いた『物語』。話が二転三転するけど、基本、奈良を歩いて話して歩いての繰り返し。もし舞台が京都だったら、多分、まったく違う印象の話になっていたのでは。

    話の終わりに不満はないけれど(ただ妙子の退場は少し強引すぎて残念)、あの後の母娘関係がどう変わったのかちょっと気になる。

  • 【たった一行で世界を変える】

    きゅっと心臓を掴まれる。苦しいのに頭は軽い。恩田作品は本当に素晴らしい。ネタが分かっても、それを凌駕できるほどの心の揺らぎの表現で満足してしまう。なるほどと、それから切なさが込み上げて、一ページに戻りたくて仕方ない。

    とても、よかった。

  • 奈良に行きたくなる小説。淡々としている雰囲気の中で、ストーリーは色々展開があって飽きさせない。オチもなかなか。もしかして?まさかね。ってかんじ。

  • 著者の作品を最近何冊か読んだが、本作は比較的読みやすく、楽しんで最後まで読むことが出来た。

    京都が舞台になっていたが、詳しくないので読んでいてもあまり具体的な映像が浮かんで来なかったのが残念…

    主人公の女性がある日、異父兄弟の兄が失踪したと聞いて京都まで兄の彼女と探しに行くお話

  • 再読のつもりだったけど、何一つ覚えてなかった。読まずに本棚に置いてただけだったのかな。

    行こうと思えばすぐ行けるのに、奈良のことあんまり知らないことに気づかされた。知識があったらもっと楽しめたかも。結末はなんとも言えない感じだった。

  • やっぱり恩田陸って雰囲気があるなぁ。本作は淡々としているのに不安定で不確かで。真昼の月ってそんな感じかもしれない。
    奈良の街並みや童話のエッセンスが素敵でした。

  • 読んでて奈良とか飛鳥とか行きたくなった。お話しの方は・・・うーん、なんだか今一つ自分にはしっくりこない。

  • どうなるのどうなるの、って期待しすぎたかな。なんとなく腑に落ちない作品だったかも。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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