- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167816018
感想・レビュー・書評
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以前単行本で読んだけれど、本棚の奥に行ってしまったので文庫で買い直し。表題作が一番印象に残らないって何でだ・・・。
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短編集。
出だしでさりげなく情報を提示してそう繋げてくるかっていうのがあった。
さくっと読めてよかったかな。
次は学生アリスか国名シリーズのどっちがいいかな。 -
火村英生シリーズの10作目。
短編集で、作者と同じ名前の有栖川有栖が活躍するお話も載っていました。
どれも読みごたえがあって面白いですが、私のオススメは表題作『火村英生に捧げる犯罪』と『雷雨の庭で』。
簡単に読めるのは『鸚鵡返し』という作品。
10頁ほどのショートストーリーで、マヌケな犯人に出会えます。 -
短編集らしくすっと読めて、はっとさせられるあざやかな感じ。
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タイトルからどんなすごい犯人と対決するんだろうと期待したが期待ハズレで残念。
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作家アリスファンには堪らない表題作きました^^
「火村英生に捧げる」なのに、本当の主役はアリスっていう非常に美味しい作品です。物々しい表題作にしては物足りない犯人像ですが、犯人指摘の方法がなかなか見ないものだったのが面白い〜^^
掌編はサラッと楽しめるし、相変わらずの掛け合いも健在。
ですが、今回ミステリーファンとして取り上げるべきは、やっぱり「雷雨の庭」でしょう。なかなかの力業(笑)。時々こういうビックリトリック、あるよね〜^^見せ方がやっぱりスマート!流石です。
●長い影…「犯行現場から立ち去る犯人と思しき影を見た」。目撃者のその証言が、最重要容疑者に決定的なアリバイを作っていた。犯行時間と逃亡時間の齟齬、第二の証言との食い違い、時効が迫る未解決事件。全ての情報が出揃った時、火村の真相解明が始まる。
●鸚鵡返し…鸚鵡返しが癖な男が弄した鸚鵡のトリックは、予期しない形で見破られる。火村のモノローグで語られる、策に溺れた犯人の末路。
●あるいは四風荘殺人事件…社会派推理作家の死後、彼が鼻で笑っていた「本格推理小説」の形式を取った遺稿が発見される。「雪に残った足跡は一組しかない。その先で死んでいた2人は差し違えたのか?」アリスが推理する亡き御大の本音と、火村が指摘するアクロバティックなトリックとは。
●殺意と善意の顛末…検出されない筈の犯人の指紋は、何故襖から出てきたのか? 被害者の善意が、ステレオタイプな犯人を告発する。
●偽りのペア…火村の下宿先の婆ちゃんがヒントを与えた、「ペア」を先入観にした写真のトリック。
●火村英生に捧げる犯罪…火村を挑発する犯行予告文が警察に届けられた。時同じくして、相棒のアリスには「パクり疑惑」が浮上する。事態は女性が首を切断された殺人事件を巻き込み、意外な「あの人」が犯人指摘に一役買うことに。
●殺風景な部屋…携帯が圏外の地下室で、メールの文字を打てない脅迫男が携帯を握り締めた姿勢で死んでいるのが発見された。床を部屋中央まで這った形跡のある被害者は、何故仰向けになっていたのか? 彼が示そうとしたダイイング・メッセージとは?
●雷雨の庭で…クレーム男が雷雨の激しい庭で撲殺された。容疑者は謂われのないクレームを受けていた隣人。だが、彼には犯行時刻、パソコンのモニターでやり取りをしていたアリバイがあった。10分に満たない中座では、犯行は不可能かと思われたが…。 -
火村&アリスのショートショートサスペンス。
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火村&アリスシリーズ、久々に読んだー。
火村センセ好き(笑)世にもだらしなくネクタイ締めてたって、ココロの中に不穏なものを抱えてたって好きだなぁ。