- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167816018
感想・レビュー・書評
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それぞれ趣向を凝らした短編集。かなり短いものからそれなりの長さのあるものまで、豊富でした。ネタバレになるからあまり書けませんが、身近に独特の言い間違いをしている人がいるので……おっと、これ以上は口を噤むべし。実写化するなら森下刑事は是非、関ジャニ∞の大倉くんが良いですね。ジャニーズ系って設定だし。丸山くんの刑事役も似合ってるけど、アルマーニをさりげなく着こなせるのはやっぱり丸山くんより大倉くんだし。肝心の火村先生は……誰かな?
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相変わらず軽妙ですな。
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本格ミステリーだけど、短編集は味気ない。たくさんの謎を味わえるのはいいんだけど物語としてはもう一つ。
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短編集。「長い影」「鸚鵡返し」「あるいは四風荘殺人事件」「殺意と善意の顛末」「偽りのペア」「火村英生に捧げる犯罪」「殺風景な部屋」「雷雨の庭で」の8作品を収録。うち、4作品は携帯小説サイトに掲載した作品のため、3作品は掌編です。
掌編が3作品ですが、いずれの作品も短いからこそスマートに謎が収まっており、とても読みやすくわかりやすいもので、かつユーモアな作品もあり、掌編の楽しさが感じられました。「偽りのペア」は、ラストでああ確かに違和感あるなあと思ったのですが、前出だと思わなかったのが、とても不思議だなあと思ったり。
表題作は、あとがきにあったのですが、私も勘違いをして読んだ口で、「火村にどんな謎が提供されるのか」と思って読んだら、展開にちょっと驚きが。もっとも、さすがに途中でどういうことなのか察しは付きましたが、それでもラストの衝撃はありましたね。森下はなかなか優しいということもわかりましたし(笑)
本格ながらも、ユーモアのある有栖川有栖作品が詰まった面白い短編集でした。 -
CY13-#13
短編集。
火村シリーズより江神シリーズの方が好きな僕でも楽しめた作品。 -
2013-02-28 読了
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作家アリス&火村先生のシリーズ第18弾。シリーズの短編集では10冊目。2002年から2008年の中編から掌編までのアラカルト。やや長めの「雷雨の庭で」が読みごたえがあって、切ないラストが作家アリスシリーズらしくてよかった。でも最後にほんわかした気分になった「偽りのペア」もよい。表題作は賛否両論あるようだが、私は好き。すごく著者らしい作品だとおもう。
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読了
八作品掲載の短編集
とても読み易く、ボリュームがあり大変満足しました。
本のタイトルにもなっている
『火村英生に捧げる犯罪』
読んだ後はなんとなく物足りなくも感じたが、あとがきを読みそれは解消されました。 -
「長い影」
「鸚鵡返し」
「あるいは四風荘殺人事件」
「殺意と善意の顛末」
「偽りのペア」
「火村英生に捧げる犯罪」
「殺風景な部屋」
「雷雨の庭で」
作者のファンか、シリーズのファンなら楽しめるのだろうけれど。
少なくとも私にとっては、楽しめるミステリではなかった。
あと、読んだ後に特別に何の感情も湧かなかったので、内容もすぐ忘れると思う。