三匹のおっさん (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
4.14
  • (2007)
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  • (22)
本棚登録 : 17969
感想 : 1650
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167831011

感想・レビュー・書評

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  • 個性溢れる三匹のおっさんの活躍劇。おじさんたちが事件をあっという間に解決していく様がとにかくかっこいい!ただ事件をぽんぽん解決していくのではなくて、シゲさんと奥さんの関係性をその後の話で触れたりとか、祐希と早苗ちゃんの知り合いから友達、恋人への変化とか話を進めるごとに深堀されていく感じが面白かった。

    個人的に祐希と早苗ちゃんのやりとりに毎回キュンキュン。五話の最後、大好き…。潤ちゃんナイス。
    祐希とキヨさんの関係も凄く好きで、一話と六話での祐希とキヨさんの変化はちょっとにやけちゃうほど。笑

    続編も早く読みたい…!

  • いやー、ほっこりするねー!

    作者も言う、現代版時代劇。
    ドラマになってほしーなー。

    ちゃんと現代の家族問題にもさらっと幅広く触れているとこも素晴しい。

  • テレビシリーズになっているのは知っていたが、見たことはなかった。あることをきっかけに自警団となる仲良しのおっさん3人。孫や子、妻などがからんできて派生する問題を気持ちよく解決していく6つの短編。誰もがキャラが立っているが、善人なのが良く分かる。解説の児玉清さんとは違うが、私は4つ目のエピソードが一番好きだった。

  • 面白かった。

    成敗するシーンにわくわくした。

  •  昔の悪ガキ三人組が還暦を超えて再結成。自警団を作り、近所に潜む悪を退治するという時代小説にありがちな設定を現代風にアレンジした作品。全6話からなる連作短編集。
     語り口も軽快で読みやすく、すぐに引き込まれてしまう。主人公の三匹のおっさん以外にもわきを固める登場人物の個性が豊かで面白く、物語に花を添えている。難しい推理などは飛ばして、突然解決となることも多いが、それはそれで痛快。恐らくこうだったのだろうなと想像しながら読むことができるので、あまり経過は気にならない。

  • おっさん達とてもかっこいいです。
    楽しく読めました。

  • おっさん三人衆が周りの人のいざこざに、親身になって考え対応していた姿に感動した。祐希と祖父の関係が物語が進むにつれて親密になっていくのが微笑ましかった。

  • さらっと読める読後感の良い、おっさんと中ー高校生の青春物語。学校の図書館に置いてありそうな本。

  • 痛快。という言葉が合うかな。勧善懲悪もの。多分みんな好き。著者のいいところは、サクサク読めるのにしっかり刺さる。
    誰もがきっと登場人物の誰かに感情移入している。ドラマの原作になるのもよく分かる。
    続編もすごく好き。

  • さすが有川浩作品という安定の読みやすさ。
    主要キャラが基本的に愛せる。
    様々な事件が起きて、解決していくテンポの良いお話。
    わたしは特に登美子と広田の詐欺事件が好き。寂しい思いをしていたところに付け込まれた登美子と、全てを知った上で受け入れる重雄の場面で胸が熱くなった。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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