- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167907075
感想・レビュー・書評
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インパクトなら前二作に圧倒的に劣る。その分別に楽しめる部分も多いけど。
三部作で終わるんがベストの判断かな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冷静でない、ヴェルーヴェン警部。
しかし、これまでが冷静すぎたのかもしれない。
そして、シリーズの最後にふさわしく、すべてを投げ打って解決に突き進む。
このシリーズは、いつも被害者と加害者が激しく入り混じるので、驚かされる。 -
本当にボロボロのカミーユでした。
これでシリーズが終わりなのは残念。
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なぜだか早い段階で犯人がわかってしまったのは残念だが、自分のディテクティブスキルがあがったということでよしとしよう。
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昨夜、一気に本1冊読み上げました。
ピエール・ルメートル「傷だらけのカミーユ」(文春文庫)。
身長145センチの警部が主人公で、シリーズ第3作です。
面白いですよ~!!!
でも、今日お話したいのはこの本の中にある1つのフレーズです。
『想像力のない人間はえてして形式にこだわる』
何かうう~んとうなずかされてしまいます。
所で、この所寒くて自ら外に出る機会も減り、
かててくわえて内務大臣の司令であちこち御用達に翻弄されています。
で、私の実感、『能力のない人ほど惰性に流される』、ジャンジャン! -
切なすぎるし悲しすぎるし残酷すぎる。
でもこれこそがルメートル。 -
必ず順番に読むべき作品。
アレックスが強烈すぎて、次がつまらなかったら、、、と思いなかなか読めなかった。
続きが読みたい気もするけど、ここで完結は正解かも。
表紙がどれも怖い。 -
フランスの作家ピエール・ルメートルの長篇ミステリ作品『傷だらけのカミーユ(原題:Sacrifices)』を読みました。
ここのところフランスの作家の作品が続いています… ピエール・ルメートルの作品は6年前に読んだ『悲しみのイレーヌ』以来なので久し振りですね。
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『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』のヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の最終作。
『その女アレックス』に続き、イギリス推理作家協会賞の2015年度インターナショナル・ダガー賞を受賞。
アンヌという女性が二人組の強盗に殴られ瀕死の重傷を負った。
警察からカミーユに電話がかかってくる。
アンヌの携帯の連絡先のトップにあったのがカミーユの電話番号だったからだ。
カミーユは病院に駆けつけ、アンヌとの関係を誰にも明かすことなく、事件を担当することにする。
しかし強引なうえに秘密裏の捜査活動は上司たちから批判され、事件の担当を外されるどころか、刑事として失格の烙印さえ押されそうになる。
カミーユはいったいどのようにして窮地を脱し、いかに犯罪者たちを追い詰めることができるのか。
シリーズ累計100万部突破。
2016年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位。
解説・池上冬樹
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2012年(平成24年)に刊行された、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の第3作(完結編)にあたる作品です。
カミーユ警部の恋人アンヌが強盗に襲われ、瀕死の重傷を負った… 一命をとりとめた彼女を執拗に狙う犯人、、、
もう二度と愛する者を失いたくない… カミーユは彼女との関係を隠し、残忍な強盗の正体を追う。
『悲しみのイレーヌ』、『その女アレックス』の三部作完結編… イギリス推理作家協会賞受賞、痛みと悲しみの傑作ミステリ。
カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の完結編… 面白かったー これが最終話というのが惜しいですね。
イレーヌを失ってから5年、もはや女性など必要ないと思っていた矢先に、奇跡のような出会いをする。その相手こそアンヌだった… そのアンヌが宝石強盗に遭遇し、強盗たちから暴行を受け、瀕死の重傷を負う、、、
アンヌの状態を見て、犯人逮捕に燃えるカミーユは、アンヌとの関係性を周囲に打ち明けないまま捜査を始める… 襲撃されたアンヌへの思い、事件の追及、犯人に狙われるアンヌの警護、さらに刑事としても窮地にたたされたカミーユの絶望的状況。
そして「三日目」からの驚きの展開… 物語は、カミーユの三人称と「おれ」の一人称の視点で交互に語られていくが、読者には「おれ」が何者なのかが「三日目」でわかる仕掛け、、、
この「三日目」から急変する展開… それまでの風景が一気に違う表情を見せて、事件の構図そのものが全く別の顔になるんですよねー 巧くできていましたね。
禿げ頭で身長145cmの小男・カミーユが心をボロボロにしながら、意外な真犯人を追い詰めていく姿がカッコ良かったなー 彼を支えるルイも、相変わらずクールでカッコ良かったー 中毒性のあるシリーズですね… もっともっと読みたいシリーズなので、完結してしまったのは残念です。 -
カミーユに危機、再び。彼はこの窮地を切り抜けられるか。
圧倒的なスピード感が凄まじい。警察小説+ノワール小説+犯罪小説といったところでツイストに次ぐツイストが描かれている。視点の切り替えが鮮やかで頁をめくる手を止めさせてくれない。しかし暴力描写にしても展開にしても容赦のない展開ですっかり参ってしまった。