朽ちないサクラ (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
3.46
  • (61)
  • (254)
  • (338)
  • (45)
  • (3)
本棚登録 : 2624
感想 : 225
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198943233

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大好きな作家さんなんだけど、作品はわりと好き嫌いある。でもコレはドンピシャ。好き。
    テーマや展開の仕方が横山秀夫作品系列?
    しかもこれが虎狼の血と同じ年の作品なんて、どんだけだ。
    佐方貞人シリーズでお馴染みの米崎、これもまたいいよね。
    無事に警察官になった泉の活躍が気になるので続編希望。

  • 2020.12.15 読了


    会社の人に借りました。
    知ってたけど、読むのは初めての作家さんでした。

    ベタな展開で、犯人?黒幕も
    予想通りでした。

    結末もモヤモヤした。。。
    読みやすかったけどぉ。

  • やっぱ、この子は凄いわ。
    最近の一押しですなぁ。

  • ー 脳裏に、桜が浮かぶ。果てしない時を経てきた老木が、満開の花を咲かせている。風が吹き、花弁が舞う。まわりの景色が桜で埋め尽くされていく。辺りが見えなくなる。見えない、見えない、なにも見えない。一面、桜だ。

    息苦しくなり、幻影を振り払うように首を振る。 ー

    警察小説。しかも公安もの。
    切り口も面白いし、ストーリーもいいんだけど、真相が分かりやすい。その辺はやっぱり、古野まほろを読みすぎてるためか、もっと驚きが欲しくなる。

    でも、『孤狼の血』も面白かったし、他の作品もいろいろ読んでみたいなぁ〜。

  • ある地方県警捜査一課長、元公安本庁広報課長の同期おじさんと親友が被害者となった部下広報課女性事務職、彼女に憧れる年下の所轄刑事が熱く事件に迫ります。骨太のおじさんがカッコいい作品です。

  • 警察の怠慢で殺害されてしまったストーカー被害者の女性。
    それを地元の新聞社がスクープした。
    警察に勤める泉は、そのスクープは親友が書いたのだと問い詰めた。
    しかし、親友はそれを否定し、無実を晴らすと言っていた。
    しかし、数日後に遺体となった。
    何かが裏にある。
    そう思い、同期の磯川と独自の捜査を始める。
    しかし、その結末は…

    2018.11.18

  • 警察ミステリー。

    ストーカー殺人事件(の後発覚した慰安旅行とか)、オウム真理教、サリン事件など、
    実際に起こり、かなり騒がれた事件がモチーフにされているから、既視感を感じつつ読み進める。

    警察ものでこんなにサラッと読めたのは初めてかも?と思ったけど、捜査に実際に関われない泉が動くから、捜査中の専門用語や権力派閥の話(公安と警察の話は別に)がなく、普通のミステリーのように進むのか。

    最終的な結末が壮大になって、なんだか最後しっくりこなかったけど、朽ちないサクラの意味はなるほどと思った。
    あと、警察試験の年齢制限が33歳になってて、あと+2年あるよ!と心で応援してみたり。

    泉の正義に対する覚悟、または執念が実を結ぶといいなぁ。
    あとだいぶ働かされた磯川さんと今後どうなるのかも気になる(笑)

  • 中盤から後半に掛けての二転三転は面白かった

    登場人物のほとんどが警察関係者なので コイツが悪い奴だったりして⁈ なんて思いながら読んでたら まさか・・・

  • ストーカー殺人事件、事件を追う新聞記者の不審死、そしてその記者と会ったと思われる者もまた…。
    次々と起こる事件に主人公は翻弄され、やがて事件の深い闇がすこしずつ見えてくる。

    事件の解決の仕方も主人公と一緒でけして納得はできない。
    でもひとまず、「泉ちゃん、ガンバレ!」とその後を応援したい。

  • ちゃんと中身があって、かつ、すごく読みやすい。もやもやとさせつつ、あぁやっぱりそうかと思わせつつ、終わり方が良かった。

全225件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚月裕子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×