- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253169974
感想・レビュー・書評
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手塚治虫は学生の頃にブラックジャックを嗜んで以来。
人物の動きやコマ割り、ストーリー、キャラクター。これが書かれたのは1967年。凄すぎる。神様と云われる所以も理解できた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
手塚治虫を今読むと辛いのが、
時代設定を無視したメタフィクションの数々
既に可否の結果が出ている表現技法を多用(試用)していること
半分以上同じことだけど、特に前者は今の読者にはかなり辛い。
黎明期から漫画を描いていたからこその悲劇だが、その辺はさらっと流せないと続かない。
実は自分はそれが辛くて、ブラックジャック以外の作品は大抵何度も挫折している。
読んでいて一々素に返ってしまうんだよね。
どろろも1巻読み終えてから結構長いこと放置していた。
テーマはわかるのだけど、やっぱ漫画としては読み辛いんだよなあ。
そのハードルを乗り越えて読まないといけない。
乗り越えてしまえばちょっと暗い部分はあるものの、やっぱり漫画の神様の作品ではあったのだけど。 -
個人的に好きな手塚治虫作品。
陰鬱な雰囲気もあるので、好き嫌いはあると思います。
打ち切り感のある終わり方なのは残念。 -
小知恵がついた今読むと、どろろって百鬼丸の深層心理の外在化っぽい。ストイックでニヒルな百鬼丸と己の欲に忠実などろろ。イドっつうかね。何か、ラストが無理無理感のある幕引きだけに、2人が何らかの形で合致する様な形のエンディングにして欲しかったです。ザ正反合!みたいなね。
あと、48という数字がキーですが、因数分解好きとしては2の4乗かける3が頭に浮かび、3は女性的な数字だからどろろで、2の4乗は百鬼丸ぽいなあとなんとなくおもいました。 -
2019年の新アニメ版放送で再読。やはり、簡潔に心情や情景を伝える描写や容赦ないストーリーが素晴らしい。「描く」ではなく「伝える」を主眼においた絵。最近の絵がきれいな漫画も悪くないですが、やはり原点は「読み手に伝える」なんだということを再認識させてくれる手塚作品の1つだと思います。
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しばらく前に実写映画化されて以来、いつか読んで見たいと思っていた作品。手塚先生の作品特有の救われなさというか、人間愛というか、切なさというか… そういうのがひしひし伝わります。
読む前には、今の漫画と比べてどうしても絵柄が古臭く感じてしまっていましたが、読み出すとそんなことも感じさせない、重厚なストーリーに惹きつけられます。 -
手塚治虫先生の妖怪話。内容は薄いような。
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呪われた運命は残酷だけど、挫けそうになりながらも果敢に立ち向かう、強く優しき百鬼丸の姿には、どろろじゃなくても痺れます。
百鬼丸の闘いを横軸に、どろろの過去と成長が描かれていく…はずだったと思うのですが、未回収の複線を残し連載が打ち切られてしまったもよう。どんな構想があったのか知りたく思います。-
「どんな構想があったのか知りたく思います」
手塚治虫の作品って結構未完が多いですよね。
全集版で、何とか格好を付けた作品もありましたが、「ど...「どんな構想があったのか知りたく思います」
手塚治虫の作品って結構未完が多いですよね。
全集版で、何とか格好を付けた作品もありましたが、「どろろ」はどうだったかなぁ、読みたくなってきました。。。2012/05/24
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