シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと

著者 :
  • 河出書房新社
3.86
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本棚登録 : 586
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309028705

感想・レビュー・書評

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  • 日記みたいな内容でした。
    私には共感できる部分が少なかったのと
    前作が素晴らしかったのでその分あれ?
    とがっかりしました。
    次作楽しみにしております!



  • ミナトくんとback numberのくだりがツボでした。
    花田氏の分析と語り口が気持ちよく笑わせてくれて、爽快で軽快。格闘?は違和感だけど。タイトル負けしてない。

  • 出会い系…ほどのインパクトはなかったけれど、人とのかかわり方、パートナーとの付き合い方など、真剣に考え、自分の心地よい状況を求めていく作者はかっこいいなと思った。

  • 書店員の著者が、シングルファザーの男性とその子どもたちと接しながら、関わり方を模索していく約1年間の記録。
    異性との付き合い方や子どもとの付き合い方が、柔軟で自由な考え方で、ぐいぐい引き込まれ、一気読み。
    子どもに色々押し付けたくない姿勢に共感したり、あまりにドライな姿が私とは違うなと感じたり、子どもを子ども扱いしすぎている自分を省みて恥じたり…ぐるぐると考えさせられて新鮮で楽しかった。
    日常の些細な出来事や子どもの行動に対して著者が色々と考えている様子は、読んでいて、こうありたいなと思った。正しい答えはないけれど、考えてその時のベストで体当たりする感じ。
    11歳と7歳の男の子たちとの会話や様子の描写が私にぴたっときた。映像が浮かび、空気が伝わってくる。
    子育ては人対人なんだな、と何度も思った。正直に対等に向き合う姿はブレイデイみかこさんの著書を読んだ時と似た感覚。
    著者が真剣に物事に向き合う姿が好き。疲れてゲームに逃げたり、仕事やめたいと言ったり、そんな自分も書いていて、好き。
    時折紹介される本は読んでみたくなる。
    本屋を開業するエピソードも面白く、この話だけの本があっても読んでみたいと思った。
    「自分はこういうかたちなんだ、ってそれがはっきりわかることがいちばんの幸せな気がします。特に大多数の人と違う感覚を抱えている人は」
    「好き勝手に生きてやりましょう」
    「実験しない人生より実験する人生のほうが面白いよ」
    たくさんのエピソードのあとの、著者のこの言葉に、背中を押されるような気持になった。
    育児中の人もそうではない人も、世界を広げてくれる一冊になると思う。

  • p.194
    「好き勝手に生きてやりましょう」

    この言葉が刺さった。

    型に当てはめること、何かに例えること、正解を探すこと、
    私はやりがちな方だけど、逆に自分がされると嫌だとは知っている。

    自分の中に内在化された世間体や価値観と向き合いながら、他者を否定することなく、世間の正解よりも、自分なりの答えを見つけていくお話。

    やっぱ、この人の書く文章好きだなぁ。

  • がつんと衝撃をくらった本だった。

    育児書とかよりも、この本の方が子育てのリアルを感じる。自分の感覚を揺さぶる本をもっと読んでいきたい。

  • なるほどなー。

  • 前作面白かった記憶があり、興味があって読んでみた。久々の活字。著者と全然環境違うけど、しんどいと活字読めなくなるので。
    感想は別記

  • あらゆる立場で考えさせられる。血が繋がらない中の姓の取り扱いは慎重にあるべきと思う。

  • 自分の感情を、事細かく客観的に分析して、文章にできるところがすごいなと思った。
    不妊治療の末に、できた子供を育てる友人からしたら、いろいろ思うことはあると思うけど、本人たちが納得しているなら、それもありと思えた。
    物心ついた男の子2人のパパと付き合うとき、ラブラブすぎたら子供たちの居場所がなくなるのでは?と思うので、ちょうどいい関係なのかなと思えた。

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著者プロフィール

1979年、東京都生まれ。「ヴィレッジヴァンガード」、「二子玉川蔦屋家電」ブックコンシェルジュ、「パン屋の本屋」店長を経て、現在は「HMV & BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長。

「2020年 『シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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