- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309203652
感想・レビュー・書評
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難しくはないんだけど、翻訳のSFって読みづらくて・・・
全然進まなかった。内容はきっと面白いんだろうけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブラッドベリ風のアダムスファミリーといった感じ。
こうゆう人在らざる者を描く事によって死という概念を広げて見れるのかなと思う。 -
タイトルの邦訳もいい。原題は「From the Dust Returned」。Dust to dust Ash to ash. という言葉を自然に思い出す。
ブラッドベリの名作「10月は黄昏の国」(これもいい邦題だ)の世界だ。この作品は英語を習い始めた頃、原文を訳しながら読んで楽しんだ記憶がある。もちろん、邦訳も持っていたからできたのだろうけれど。
そんな懐かしさもあって、個人的にはとっても好きな世界だ。
物語の構造が現実のブラッドベリの世界ときちんと重ね合わせられるのが彼の作品を読んできた読者からすると嬉しい。登場人物のティモシーがブラッドベリ本人だ。季節はハロウィンで、他の登場人物はブラッドベリの親戚。そして、ネフと呼ばれる最古の親戚という存在はブラッドベリの作品そのものだ。彼は自分の周囲の出来事を置き換えるようにしてこうした物語を書き続けてきた。この作品はそれが特に強く感じられる。
物語の筋が素晴らしいというのではなく、誰もが懐かしいと感じる世界の姿を描いたもの。
子どもの頃、遊び相手が森や川だった私にとっては馴染みの深い世界でもある。そして、幽霊やお化けは誰かがあると信じ、出会う限りに置いて、命を持っている、という事実がある。だいぶ違うようでいて、ここで描かれている世界は京極堂の世界とつながった世界でもある。
またブラッドベリの古い作品を読み返してみようかな、本当に久しぶりだけれど。 -
レイ・ブラッドベリのファンタジー。ちと、わかりづらかったけど、ファンにはたまらないかも。
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『10月はたそがれの国』に収められている二つの短編を膨らませて長編に仕立てた一品。私としては改筆はちょっといただけん。
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未読