青空感傷ツアー (河出文庫 し 6-2)

著者 :
  • 河出書房新社
3.23
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本棚登録 : 461
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309407661

感想・レビュー・書評

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  • 何このデタラメな2人。イライラさせる。
    なのに、どっか可愛いやないか!

    26歳にしてこんなじゃダメだよ、音生もいつまでもそんなんじゃ生きてけないよ。
    つーか、いい加減にしろ〜
    っていう2人やのに、なんて可愛いんだろう。なんでいとおしいんだろう。

    結局、正しい生き方なんてないんだ。
    どんなにダメでも、それはそれで生きていくだけなんだ。

  • 主人公の振りまわされ感が絶妙ではある。
    音生みたいなタイプは絶対にお友達にはならないので
    良く分からないけど、作者はきっとこういう知り合いがいるんだろうなあ・・・。
    解説では、作者=音生という推測をしていたけど、もし自分という
    想定だったらこんなにウザくキャラとして書けるのだろうかがちと疑問。

  • トルコから帰ってきてすぐと言う事もあって、
    カッパドキアやグランドバザールの様子が蘇った。
    芽衣と自分が重なって、不思議な気持ちになった。

  • 超美人でゴーマンな女とその彼女に言いなりなもう一人があてもなく旅してく話。

    まず題名に惹かれたけど、よく考えたら普通「傷心」って書いてありそうなところを「感傷」って書いてある。
    この物語をよく表してると思った。

    結局いろんなとこに旅しても成長するには自分を受け入れなきゃいけない。
    直さなきゃいけないとこゎ、そこゎ自分だからと開き直らないで向き合わなきゃいけない。
    たいていみんなわかってるんだけどなかなかできないんだけども。。。

    文がきれぃ。
    全体的に軽く読みやすぃ。
    非日常だけど日常っぽい。
    ふわふわしててこの世界観好きかもしれない。

    あてもなくお金がなくなるまで旅したいと思った。

  • 女性二人がただ旅をするお話。何も起きない。
    どうしても音生のウザさが際立ってしまう。

  • 090404(a 090529)

  • 2014年2月4日再読

    いいなー

    はじめてこれを読んだのは10年近く前なのかな。
    やっぱりおもしろかった。
    あのころから自分は全然変わってないのかな。

    自分のダメなところはわかってるけど、そんなに簡単に変われないって気持ちは歳とともに強くなっていってしまうんだろうか。
    そんな自分を許すことって、甘えなのかな。それとも利口なのか。

    青空感傷ツアーって名前がいいな。

    沖縄に行きたい。



    2009年1月26日レビュー

    この本を読んだのは何度目かわからないけど、はじめて実は「きょうのできごと」よりおもしろいのではないかと思った。こういうのは読んでる自分のその時々の気分、状況の問題かな。
    勝手で奔放な音生を、ここまで嫌味なく魅力的に描ける柴崎さんはやっぱりすごい。
    会話の合間に挟まれるきれいな風景描写が、さまざまな旅行先でいかんなく発揮されて、こんな作品が生み出せたら本当に楽しいだろうなぁ。
    俺も、誰も乗ってないバスって好きだぁ。
    失恋って悪くないって思わせてくれる。いい息抜き。

    長嶋さんの解説も秀逸。

  • 昨年末に衝動買いーーー読んだことはあった!
    音生かわいいよ音生
    いろいろ考えさせられるけど、読後感はすっきり!

  • 未読

  • 柴崎友香『青空感傷ツアー』読了。

    かわったものを、読みました。
    女の子は女の子にイライラする。女の子が好きだけど。
    私には難しいことがわからないから
    すごさやすごくなさもわからなくて、だからもう読まないだろうな。

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著者プロフィール

柴崎 友香(しばさき・ともか):1973年大阪生まれ。2000年に第一作『きょうのできごと』を上梓(2004年に映画化)。2007年に『その街の今は』で藝術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、2010年に『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞(2018年に映画化)、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。他の小説作品に『続きと始まり』『待ち遠しい』『千の扉』『パノララ』『わたしがいなかった街で』『ビリジアン』『虹色と幸運』、エッセイに『大阪』(岸政彦との共著)『よう知らんけど日記』など著書多数。

「2024年 『百年と一日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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