サマーレスキュー ~天空の診療所~ (河出文庫 は 13-5)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309411583

感想・レビュー・書評

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  • ドラマを見ている。もう終盤というところで、フィクションであることにきがついて、原作を読んでみる。
    ドラマでは、原作?原案?から時が流れている。新人がベテランになり、根本的な問題は未解決のまま、ドラマでは、どのようなかいけつになるのか?こちらを最後まで読んで、ドラマの終盤を迎えよう。

  • ドラマは2話までしか見てませんが、あの診療所はこうして出来たのか・・・!
    第1話に繋がるストーリーが語られ、ドラマをより楽しむには良さそう。
    山を甘く見てはいけませんね。

  • 何世代にもわたる山岳診療所に携わる医師の話。
    やはりどんな高度な危機で治してもらってもそこに医師の心がなければ、患者さんはさみしく思うのかもしれない。逆もしかり。結局医師という立場は、心を癒すことを大前提とした人間なのだろう。一生懸命向き合って、助かって欲しいと思う。生きていて幸せだったなと思ってもらいたい。そのために私は精一杯寄り添う医師になりたい。出来るだけたくさん会いに行こう。はやく働きたいな。勉強しよう。これから出会う人々に失礼にならないように。

  • 20120809読始。20120815読了。

  • テレビドラマのノベライズ。現在放送中のドラマですから内容については記載しません。でも泣けます。

  • 三代にわたって描かれる山のドラマ。
    どうしようもない頼りない若い医者が変わっていく様が
    格好良くて、そして泣けた。

    最後の話はあまりに哀しくてちょっと読むのが辛かった。
    ドラマのフィクションということだけど、そういう設定、イヤだな。

    向井理だと、格好良いなぁ~で終わっちゃいそうなので、
    ドラマは見ないことにした。

  • 今やってるドラマの原作かと思ったら、原作というより『原案』という感じだった。
    ドラマのノベライズとかやればいいのに……と思ったのは私だけ?

  • ブクレポタイトルは、作品の副タイトルからつけました。
    いいネーミングだと思いましたので…。

    この作品は、今年の夏、TBSドラマで放映されていたので、記憶にまだ新しい作品だと思います。なんて、偉そうに言いましたが、実は私はドラマを見ていませんでした。

    ドラマがあるというのは知っていたのですが、みごとにその時間、見逃していました。やっと、原作を読見終えることができ、読後感は最高でした。

    標高2500m超える山の中の厳しい環境に実在する小さな診療所の物語です。北アルプスに夏の間だけ開設されるその診療所は、創設者の小山が「山で亡くなる人を観たくない」と切実に思い、山小屋の診療所に勤務してくれる医師を探すところから始まります。山には遭難がつきものなのですが、家庭内にあるような最低限度の医薬品やささやかな医療器具があれば助かる命も、天空の何もない山小屋であるがため、みすみす命を落とした人も数多いのです。

    「なんとかしたい。」
    医療の絶対必要性を感じた小山の熱意が、一人また一人と優秀な医師の山小屋への派遣へと繋がります。

    山好きにはとても頼もしい診療所だと思いました。
    山で事故にあい、怪我をしても、
    応急処置をしてレスキューで病院へ運んでもらえます。
    命を救うために、常に働く医療チームのスタッフに頭が下がる思いでした。

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著者プロフィール

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

「2023年 『Change the World』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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