自然界における左と右

  • 紀伊國屋書店
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314005760

感想・レビュー・書評

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  • 改訂がされているとはいえ古い本なので、最新の情報ではないことを留意して読んだ方がいいかもしれない。巻貝や鏡とかヒトデとか、右と左の基本的な部分は、読み物として楽しい。

  • 科学の啓蒙書としては最高傑作の一つ。右旋性、左旋性はここで取り上げられ野依良治氏のノーベル賞の重要性も少しは理解できる。

  • あらゆるモノには、一見同じように見えても表と裏がある。非常に面白く論理的かつ納得させられる一冊。

  • 左と右。そこには単なる方向の違いだけとは思えない何かがある。

  • この本を最初に読んだのは、小学6年生のときで、旧版だった。まったくわからないのに読んでいたんですが、大人になって新版を買いなおして読んでみたけど、やっぱりわかりませんでした。わからないけど、面白いということだけは、わかるんですね〜。
    それはたぶん、物理法則のことが書かれていながら「不思議の国のアリス」など文学作品と絡めてあったりするからなんでしょうね。ややこしい数式などが出てこないのも、専門家でなくとも読める、と錯覚させる一因なのだと思います。
    しかしながら「わからないことが面白い」と脳が感じる、という快感を知っている人になら、ぜひオススメしたい本ではあります。

  • Yキャンパスの図書館で借りた本。
    一番印象に残ったのは著者が「オズマ問題」と呼ぶ、共通の観測対象のない宇宙人との更新において、右と左と言う概念を伝達する方法についての考察だった。その他の事柄も難しい数式を使わず分かりやすい。後半に入るに従い専門用語が増えついていくことが難しくなる。それらについて学んでから読むとより一層面白く感じられることだろう。

  • 「宇宙人に左と右の概念を伝えるにはどうしたらいいか」という観点から、心臓の位置、巻貝の巻き方、電子の回転など、いろいろな事象を解説しつつ左右の対称性優位性をさぐる。面白い視点で私にとっては忘れられない本。

  • コレは面白かったです★

    タイトル通り、自然界にある様々なモノの左右の違いが何故発生するのかをテーマに、数学やら物理学やらで説明していきます。

    巻貝の巻き方とか、人間の利き腕とか心臓の位置とか、身近なところから話を持っていってくれるのでとっつきやすいです(笑)

    この手の科学読み物は下手な小説よりも数段面白いんですが、ムチャクチャに値段が高いのがネックです;;気持ちと財布に余裕がある時じゃないと一冊に3500円とか払えませんって(爆)多分今本屋で見かけても買えないと思う…(貧乏人

  • すこーし難しいけど とっても刺激的。
    めちゃおもろい。
    びっくり箱みたいな感じでわくわくする。

  • 読みごたえ十分だけど、読み通すことはできる(多少とばせば)。本が大きくて重いことが難点。

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著者プロフィール

1914年アメリカ・オクラホマ生まれ。批評家、数学者、サイエンス・ライター。ルイス・キャロルその人と作品に関する世界有数の専門家。これまで100冊以上の著書を持ち、『サイエンティフィック・アメリカン』誌上では1956~1981年まで25年に渡って人気コラム「数学ゲーム」を連載した。『ゲーテル、エッシャ、バッハ』のダグラス・ホフスタッターからも「20世紀アメリカの生んだ偉大な知性」と評されている。邦訳書に『マーチン・ガードナーの数学ゲーム』(全3巻、日経サイエンス)、『ルイス・キャロル――遊びの宇宙』(白揚社)、『奇妙な論理』(全2巻、ハヤカワ文庫)など多数。

「2019年 『詳注アリス 完全決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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