- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334035662
感想・レビュー・書評
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読了:2010/7/30
国立西洋美術館にて購入。
姉妹篇『ハプスブルク家12の物語』同様に、読ませる筆致。
ハプスブルクが、小さなボタンの掛け違えの積み重ねによってじわじわと滅んでいったのに比べて、ブルボンは「アホやなぁ」という選択の連続であっさり終焉した。そんな感じ。
フランス王族ってのは学ばないんですか…。本当に。
あと、国西の「プラド美術館展」のカタログでメングス作「マリア・ルイサ」の溌剌とした可愛らしさに惹かれた直後の身としては、彼女と、ゴヤ作「カルロス四世家族像」のあのぶよんぶよんしたオバちゃんとが同一人物ってところに軽く目眩がした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
十六世紀後半から十九世紀初めまでのおよそ250年間、フランスに君臨した王朝。複雑で、分かりづらいヨーロッパの王家間の人間関係や国家間の権力の構造が、それぞれの時代の王や王妃、愛人の人物紹介とともに分かりやすく解説。
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「怖い絵」で知られている中野京子さんの「名画で読み解く」シリーズ。ハプスブルグ家に続いてブルボン家が出ていたので、先にブルボン家から読む。16世紀後半ヴァロア朝の終焉から始まるブルボン家の250年間の歴史が、名画を通して語り継がれる。登場人物たちの個性と画家たちの力量が物語を盛り上げる。中野京子さんは「ベルばらkids」でコラムを書かれている。
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2010年5月27日購入。
2010年6月13日読了。 -
前作のハプスブルク家も面白かったので、シリーズ化は嬉しい。
今回もフルカラーのようなので、それも嬉しい。