宇宙に行くことは地球を知ること 「宇宙新時代」を生きる (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334044978

感想・レビュー・書評

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  • 【NEWS】「宇宙に行くことは地球を知ること」本日発売![矢野顕子] | ニュース | Sony Music Artists
    https://www.sma.co.jp/s/sma/news/detail/90713?ima=0000#/

    【ビデオ・メッセージ】矢野顕子さんが新刊に込めた熱い想いを語ってくださいました。|光文社新書
    https://shinsho.kobunsha.com/n/na52d4b7c9b5e

    宇宙に行くことは地球を知ること 野口聡一、矢野顕子、林公代/取材・文 | 光文社新書 | 光文社
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334044978

  • 55歳で、宇宙飛行士として現役であられる野口さん。
    そのモチベーションに触れることができました。

    生きざまが格好いい。

  • "生き物の存在を許さない世界"が印象的。コロナ禍の現状も含め、宇宙にまつわるバックヤードが分かり面白かった。野口さん3度目の任務成功を祈りながら。

  • 宇宙飛行士の野口聡一さんとミュージシャンの矢野顕子さんの対談。

    宇宙ビジネスの進化がここまで来てるとは!と驚きでした。
    (お願いだから中国は余計なことしないで…と思ってしまった)

  • 100%命に満ちた地球と100%死の世界である宇宙空間を隔てているのは、薄い大気の層一枚。一切の生を許さない宇宙の中で地球だけが命を内包し眩しい光を放っているという言葉に奇跡と神秘を感じます。現在ISSに長期滞在されている野口さんからは宇宙からの光景がインターネットを通じて発信されていますが、やはり体感しないと得られないものは多いようです。気配もなく、音もなく、絶対的な闇は想像しても難しい。スペースXとボーイングの違いなどを話もとても面白かった。

  • とても面白く充実した対談集だった。熱意あふれる野口聡一さんの語り口、純粋で聡明な矢野顕子さん…お2人の対話に引き込まれ、宇宙の「いま」に触れることができた。対談をコーディネートした林さんという方の編集もまた素晴らしいんだと思う。

  • 矢野さんが部屋で手をたたく話、目をつぶってにおいを嗅ぐとか触ってみるとかみたいなものかなと思った。水泳を始めて、泳げるようになる話とかすごく素敵。

  • 本屋さんで購入してた本。
    買ってよかった。面白い。

    私は怖がりなので、宇宙の話は非常に興味深いけどホラー映画を見ている体験に近いものもある。場面を想像しては恐ろしくなり…小説とは違う方向で気持ちが忙しく、良い読書体験だった。

    小さい頃、死んだ後のことを想像して、暗い闇に吸い込まれるような、とてつもなく怖い気持ちになったことを思い出す。

    閉所が苦手だし、私は絶対に宇宙には行けない。

    宇宙の黒は地球上の黒とは違う話。
    コロンビア号の話。
    最新の宇宙開発の話。

    私は地震にも台風にも雷にも人一倍恐怖を感じてしまうのだが、野口さんはこういった場面をどう捉えているのだろう?聞いてみたいと思った。

    そして宇宙へ行くというリスクに考えを及ばせると、私の日々感じている地震や台風に対する不安が小さいことのように思えてくる気もする。怖いけど。

    宇宙関連の本を図書館で予約した。

  • 宇宙飛行士の野口さんが宇宙船外をさんずの川を渡る思いがすると表現していることがまず衝撃的だった。宇宙について、地球について、宇宙飛行士であることをとても素直に具体的に、わかりやすい言葉で話してくれている。

  • この本の取材・文を担当された林公代さんが某ラジオ番組に出演しており、矢野顕子さんらしく音と宇宙との関連のことを取り上げていたことで興味を持ちました。
    (某ラジオ番組→ http://bit.ly/3rcTXJw
    野口聡一さんと矢野顕子さんの対談を林さんが編集した本なのですが、各章の冒頭のリード文、見出し文、そして対談のまとめ方なども非常に巧く、とても読みやすい本だと感じました。
    また、聞き手として理系人間では無く「いち宇宙ファン」である矢野さんを使っていることで、一般の宇宙関係の本とは違った切り口が生まれています。その点でこの本は非常に成功していると感じました。

    全体は6章に分けられています。
    第1章「宇宙で感覚や心はどう変化するか」では、地球上とは異なる宇宙での感覚の変化、そして感覚の変化が心理状態にどう影響するか、などの話題が取り上げられています。
    興味深かったのは、宇宙服では熱遮断されていても手袋のシリコン素材が熱せられたり冷やされたりするために「硬さで温度を感じられる」こと。同様に宇宙服では無音なので船外活動では動作振動を指先で感じることで「音を感じられる」のだとか。指先の感覚ばかり使うために手の疲労度がとても高いのだそうです。
    第2章「死の世界」第3章「生の世界」はタイトル通り対になっており、宇宙という生のない世界、また事故により生が一瞬で消え去ることへの心の持ちようなどが取り上げられています。
    第4章「3度目の宇宙へ」は、スペースシャトル、ソユーズ、クルードラゴンと3度とも異なる乗り物で宇宙へ向かうことや、だいたいのひとは一度の宇宙で「キャリアとしては十分」なのになぜ3度目を目指すのか、ということが取り上げられていました。
    キャリアパスや生活面で、宇宙飛行士とアスリートとの比較が取り上げられていたのもとても興味深い内容でした。
    立花隆「宇宙からの帰還」でも、宇宙飛行士たちの燃え尽き症候群のことが取り上げられていました。その本の初版が出て40年になろうとする現在でも宇宙へ行った人数は本当に限られています。
    そして宇宙飛行士もアスリートも、国の威信や資金などを背負わされていること、セカンドキャリアというべき「日常」への適応の難しさ、などで共通している点があると。
    非常に面白い内容ですし、また非常に考えさせられました。どちらも一般人からはかけ離れた人たちであるため、期待などが山のように降りかかり、彼らへ必要以上に負担を掛けているのだと。
    そして、アスリートたちは、能力主義に偏重するのではなく、弱さをも公開することで心理的に救われることがあるとのことでした。
    (なおアスリートと宇宙飛行士の当事者研究の紹介はRCAST NEWS 106号に掲載あり http://bit.ly/3oNgmvt
    第5章「スペースX」第6章「宇宙に飛び出すことは地球を知ること」は、現在進行形の宇宙開発の話でした。正直なところスペースX社のニュースは個人的にあまり追いかけておらず、第5章の内容でとても分かりやすく把握出来ました。スペースX社だけではなく競合相手であるボーイング社のことも。コンパクトにまとまった会社であるメリットは他の業界でもありますし、この第5章はビジネス書として読むこともできそうです。第6章はまとめ的な章でした。

    私が子どもの頃には、50年ぐらい経てば宇宙旅行へ行く人も居るのだろうな、と思っていました。いまようやく宇宙旅行時代への端緒についたところ。正直なところ、遅々として進まず、といった印象です。しかし、これからの10年ぐらいでグンと進むのかもしれません。
    「宇宙からの帰還」にも書かれていましたが、宇宙へ行くことで心理的大変革が生じることも少なくないはずです。宇宙旅行した人が多くなり、国境など見えない一つしか無い地球を慈しむ心が多くの人に生まれる、そのことを願っています。

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著者プロフィール

1965年、神奈川県横浜市生まれ。1991年、東京大学大学院修士課程修了。1991年石川島播磨重工業(株)に入社。航空宇宙事業本部に所属し、ジェットエンジンの設計及び性能試験業務を担当。1996年5月にNASDA(現JAXA)が募集していた宇宙飛行士候補者に選定される。同年6月、NASDA入社。同年8月からNASAが実施する第16期宇宙飛行士養成コースに参加した。1998年4月、NASAよりミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)として認定された。同年7月から8月、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)における基礎訓練コースに参加した。その後NASAにおいてMSの技量維持向上訓練を継続すると同時に、宇宙飛行士の立場から「きぼう」日本実験棟の開発支援業務に従事した。2001年4月、ISS組み立てミッションであるスペースシャトル(STS‐114)の搭乗員に任命される。野口宇宙飛行士ら7名を乗せたディスカバリー号は2005年7月26日打ち上げ、8月9日帰還。

「2006年 『スィート・スィート・ホーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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