SCIS 科学犯罪捜査班: 天才科学者・最上友紀子の挑戦 (光文社文庫 な 46-2)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334779368

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  • 衝撃のサイエンス・ミステリー。
    複雑怪奇な最先端の科学的事件に挑む2人。
    天才科学者・最上 友紀子と、警察庁警視正の小比類巻 祐一。

    男性医師が子供を宿した状態で殺害された。いったい誰が、どんな理由で?
    AIロボットしか居ない部屋で、男性が殺された。
    犯人はロボットなのか?

    ・iPS細胞
    ・AIロボット
    ・脳内インプラント
    の3話。

    発生する事件の様態も驚きですが、真犯人や解明されるその動機なども驚きですね。

  • 著者初読み。
    警察キャリアと天才科学者がタッグを組む、いわゆるバディもの。
    若くして、妻を亡くした警察キャリアの小比類巻。ある事件をきっかけに大学の同級生であり、20代で天才科学者として頭角を現していた最上と再会し、難解、そして警察として、表に出せない事件を解決していく。
    描かれるのは妊娠した男性が殺害された事件、AIが被疑者の殺人事件、そして、脳内に埋め込まれたチップが突然発火し、死亡すると言う謎の事件。
    少し前ならば、SFチックな内容で「あり得ない」と全否定したくなるような内容だけど、今の科学だと完全に否定出来ないのが、ちょっと恐ろしい。
    最近流行りの科学捜査もの、最上のキャラが軽すぎる、小比類巻の冷凍保存した妻の遺体を愛し続けるなど、物語のポイントがばらけ過ぎてて、どこに重点を置いているのか、イマイチ理解不可能。シリーズ化されるようだが、多分2作目は読まないかな…

  • ドラマからの小説。
    設定を活かしつつ、ドラマ用にアレンジしてた。

    科学絡みの犯罪が発生した際、内密に処理するための科学犯罪捜査班として招集される小比類巻警視正、天才科学者最上友紀子たちが挑むとんでも科学犯罪ストーリー。

    気軽に読むことができる。

  • 先端科学にかんする犯罪を扱った連作短編集。それも生命倫理に触れるようなテーマに偏っているようです。テーマとしては面白い。でも物語としてはもう一つ。
    冒頭にプロローグ的な事件が描かれて、それの捜査も解決も描かれないまま、唐突に数年後の事件が始まる。あと、全編通して捜査してる感じがあまり感じられず、最上のひらめきでいきなり解決する。警察小説して物足りない。テーマは面白いのに、ちょっと残念な作品でした。

  • この手の作品は読んだ事があったのでめあたらしさや新鮮味も無く、可もなく不可も無し。最後の部分も何か消化不良で面白く無い。次回作品もあるかどうか、分からないが読む気にならないと思います

  • 最先端の科学技術が絡んだ事件に挑む警視庁警視正・小比類巻祐一が率いる警視庁科学犯罪捜査班と天才科学者・最上由紀子の活躍が描かれています。全3章の短編でips細胞、AIロボット、脳内インプラントに関する話が取り上げられ発達しすぎた科学への警鐘に関してはもっと深く掘り下げられるであろう話を短編で描かれることと、話の内容に対して主要登場人物が多いために魅力が出し切れていないところは惜しい気がしました。

  • うっす〜〜い内容とかっる〜〜いキャラがハマれば読める。ハマらなければ地獄……(笑)もっと硬派であれば推したと思います。

  • すっきりしないまま次巻に続く。

  • 『パンドラの果実 ~科学犯罪捜査ファイル~ Season1』
    日本テレビ/毎週土曜放送
    2022年4月23日から

  • 最先端のトンデモ科学が絡んだ謎の事件を扱った連作ミステリ。トンデモ科学、と思ってしまいますが。しかしそれはまったくの絵空事ではなく、近々実現するかもしれないことなのですね。いや、もしかしたらどこかで人知れず実現して活用されているのかもしれない……などと思えば、楽しみなような恐ろしいような。
    「妊娠する男」「人を殺すAI」「焼け焦げる脳」と、各章のタイトルからもう興味が惹きつけられて仕方ありません。何それ。そんなの起こりえるの? そしてもちろんそのテクノロジーが正しく使われれば、とても有能な技術として期待され称賛されそうでもあるのですが。倫理や制約のハードルは厳しそうでもあります。実際そういうところから起こってしまったこれらの事件は、たしかに表沙汰にできるものではない……。
    ところで、五年前の事件ってまだ真相がわからないのか! そして気になる展開のラスト。これはシリーズを追いかけないといけないか。

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著者プロフィール

中村啓

一九七三年、東京都生まれ。第七回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し『霊眼』にてデビュー(文庫化に伴い『樹海に消えたルポライター~霊眼~』に改題)。他の著書に『奄美離島連続殺人事件』『美術鑑定士・安斎洋人「鳥獣戯画」空白の絵巻』(いずれも宝島社)などがある。

「2019年 『ZI-KILL 真夜中の殴殺魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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