能面検事の奮迅

著者 :
  • 光文社
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感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334914165

感想・レビュー・書評

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  • うっかり続編から読んでしまった。
    検事局が舞台なのでだいぶ専門用語とかが出てくるけど、面白かった!
    (ただ惣領美晴事務官の察しの悪さにいらっとくる。説明的にいるのかもしれないが。)

    贈賄疑惑と、なんと検事による文書差し替え疑惑。
    大騒動の大阪検事局で、能面と言われる不和検事が奮闘!

  • やーっと終わった…という感じ。
    聞いたような話、いらんわー
    テンポも悪くて、ちっとも進めず苦労した。

  • 913

  • 感情を一切顔に出さずに仕事をする検事のお話。
    シリーズ第2弾。

    「モリカケ風で・・」「在日外国人への差別も取り入れて・・・」「議員と検事と官僚の癒着も含めて・・・」
    ぜひ一冊お願いしますよ~と懇願する編集者の顔が目に浮かぶ一冊。

    内容的にはいろいろ無理やりな仕上がりにより読了後不快感で一杯。
    1年以上能面検事を補佐している事務員の成長のしなさにうんざり。
    読者を誘導しようとしてます感あり。

    まだ3月だというのに今年一番読まなきゃよかった一冊になる予感。

  • 能面検事不破俊太郎最新作。今回は、国有地払い下げ事件の捜査で担当調整官の安田啓輔は贈収賄を否定しているが、萩山理事は認めている。その尋問を高嶺検事が担当している証拠物件の改竄が発覚。榊次席検事と共に担当する事に。なぜ、改竄したかそれは彼らが若い時に過ごした定食屋一膳そこの小春ちゃんとの思い出と約束だった。彼らなりに守ってここまで来たが、やはりいつかはバレてしまうのだなと思った。そして、不破検事流の気遣いも厳しいが肩の荷を下ろしてあげる事が出来て良かったのではと思った。

  • 能面の能面たる所以を遺憾なく発揮していただいた。待っていた不破俊太郎検事シリーズの第2弾だ。冷徹にして能力に秀でたうえで、何者にも迎合せず頑なに自分の流儀を貫徹する、そんなスーパーサラリーマンには誰しも憧れる。実社会にはまずいない。今回は森友学園問題を彷彿させ、文書改竄は財務省でなく地検で生じるものの、その顛末に期待した。ところが、不破検事に課せられた任務はあらぬ方向へ。20年前の青い恋慕と友情がらみの殺人、死体遺棄へと舵が切られる。ミステリーのできがどうこうより、相変わらずキャラが立っていて存分に満喫。

  • 国有地売買を巡る問題に文書差替えの疑惑が持たれ、大阪地検検事に疑いがかかる。
    不祥事再びか。
    不破が捜査していく過程で、20年前の出来事が関係し新たな展開が待っていました。
    東京からは、あの岬(父)さんが調査チームに入っていい味を出します。
    切なく悲しい話ですが、暖かくもなりました。

  • 01月-10。3.5点。
    能面検事、第二弾。今回は岬検事(岬洋介の父)も登場。

    小学校用地払い下げに絡み、検察官による文書改ざんの疑いが発覚。被疑者は大阪地検特捜のエース。
    最高検刑事部が捜査に来るが、不破も捜査に当たることに。。

    森友学園事件がモデルだが、途中から全く違う展開に。能面検事だが、友情・人情方面へ。ラストのひねりが良かったと思う。

  • 大阪地検の証拠改竄事件をモチーフにしてるけど、この料理の仕方は好みじゃなかった。得意のどんでん返しも、著者にしては今一つじゃないだろうか。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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