能面検事の奮迅

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 919
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334914165

感想・レビュー・書評

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  • 森友学園問題をモチーフにした、汚職事件、文書改竄に対する捜査で始まる物語りは、全く違う方向に捜査が進む。
    能面検事の流儀とブレない性格が、真相を暴いていく。読み終わった後は青春ドラマを見終わった爽快感があった。

  • 主人公の性格設定の影響か、法律論議が多く話の展開が遅い、著者には珍しいスタイルの小説。

    その設定をいじることなく、最後には主人公の人間性も滲ませながら大団円に持ち込む作者の筆力はやはり大したものだと思う。

  • 前回から登場している人物の進歩が少なくしかも同じフレーズが多く、初回から劣化したように思いました。良くある事ですがpart2がつまらないの典型かと…

  • 不破だからこそ解決できた事件だけど、彼のキャラに慣れてしまったせいか、前作ほどのインパクトは感じなかった。

  • 骨のある小説だった。改竄事件はどうなるか?途中から殺人事件が判明した事により犯人は?混沌としてくる。読み進めていくと更に面白くなってくる作品だった!

  • 今回は森友学園問題ですかね。不破さんのブレなさも良かったけれど、御子柴さんや、岬さんが登場してくれたのが嬉しかったです。どんでん返しもあり、どんどん読めました。さらっと読了です。

  • 大阪・岸和田の国有地払い下げに財務局職員の賄賂疑惑が持ち出し、捜査が始まる。だが、担当検事の書類の改竄が浮上して不破検事は捜査に乗り出すが…

     岬検事も登場し、不破検事と直接対決だが、向上心も野心も持ち合わせない真っ当な検事の不破の捜査が爽快でした。中々食えない岬検事のやり方は流石ですね。

     事件の犯人もまさかのノーマークでしたが、納得でした。
     容疑者二人の学生時代の淡い恋心が、ここまで結びつけるなんて思いもよらなかったです。
     ドラマ化とかして欲しいです。

  • 一気読み。面白かった。岬検事が出できたのは意外だった。

  • 能面の不破検事。
    今回もいい味出してます〜╰(*´︶`*)╯♡

  • 忖度しない! 空気を読まない! 完全無欠の司法マシン、再臨。大阪地検一級検事・不破俊太郎、政治とカネの闇にかき消された真実を暴く。"どんでん返しの帝王"が描く、人気検察ミステリーシリーズ第2弾。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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