老子の無言

著者 :
  • 光文社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334976385

作品紹介・あらすじ

老荘思想は、心の調和を図る"清涼剤"何事にも囚われない「無為の境地」を体得して、ラクに、愉快に生きる。大反響『論語の一言』に続く第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代、「老子」の原文で挫折してしまったが
    本書はとてもかみ砕かれた内容で、原文⇒解説、例示、体験談等の流れで進みとても理解しやすかった。

    以下、メモ
    ・人生は道を出発して、道に還ってくる旅
    死=終わり では無く、母親のもとに還るまでの旅
    ・曲なれば即ち全く
    まっすぐな木は使われてしまう、曲がった木ならそのままほっておいてもらええる
    ☆足るを知るものは富む
    ⇒今、満足していることは何かを考える
    ・やわらかく
    固く大きいものはやがて沈む、軽く柔らかいものは自然と浮き上がっていく
    ・自分が冷静になれているかどうかを確認するルーティンを作る
    例:イチロー

    ☆足るを知るものは富む をやってみる
    ・優しい妻がいる
    ・雨風をしのげる家に住めている
    ・肥満ではない
    ・まだ髪がある
    ・食事ができている
    ・大病はしていない
    ・姪がとってもかわいい
    ・行きたい旅行先がある
    ・義母が毎月野菜を送ってくれる
    ・家が駅から近い
    ・家賃が相場よりも安い
    ・散歩すると気持ちいい
    欲しいものとか不満なことより満足していることのほうが多いことに気が付いて
    とてもよかった

  • 思索

  • まだまだ奥深い「老荘思想」!

  • 目指すリーダー像が素晴らしい。

  • 読むとき
    読む気分
    読む人
    読む…場所。

    読むたびにきっとさまざまなことを得られる本。
    最近気づき始めたことが一致していたり
    そっか確かに。と思ったことも多々あり…

    老子の思想は色んな思想のひとつだから
    それを自分の形にできたら素敵だと思う。

  • 読みやすく、読んで気持ちが楽になる本でした。老子についての他の本も読んでみたいと思いました。

  • ゆるーく生きようよと、充分がんばってるじゃん、て言われたような気持ちになる本。
    疲れた時の栄養ドリンクみたいな。

  • 老子は、わかったようなわからんような、それでいて何となくしっくりくる思想だと思っている。この本は、そのもや~としたものを、日常現実的なことに落とし込もうとしており、それはすごいと思うけど、読んでてそんなことはどうでもよく思えてきた。

  • 「論語の一言」に引き続いて拝読した。実に奥深い書物である。取り上げられている沢山の言葉に多くの感銘を受けたが、とりわけ印象に残ったのは、「上善は水の如し」である。「水のように謙虚であれ」心に染み入る言葉である。

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著者プロフィール

田口佳史(たぐち・よしふみ)
1942年、東京生まれ。東洋思想研究家。イメージプラン代表取締役会長。新進の映画監督としてバンコク郊外で撮影中、水牛2頭に襲われ瀕死の重傷を負い入院。生死の狭間で「老子」と運命的に出会い、「天命」を確信する。「東洋思想」を基盤とする経営思想体系「タオ・マネジメント」を構築・実践、延べ1万人超の企業経営者・社会人・政治家を育て上げてきた。第一人者として政財界からの信任は厚い。東洋と西洋の叡智を融合させ「人類に真の調和」をもたらすべく精力的に活動中。配信中のニュースレターは海外でも注目を集めている。
著書に『超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール』『超訳 論語「人生巧者」はみな孔子に学ぶ』『超訳 老子の言葉「穏やかに」「したたかに」生きる極意』(以上、三笠書房)など、ベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2022年 『仕事で一生悩まないための菜根譚の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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