キミは知らない

著者 :
  • 幻冬舎
3.27
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本棚登録 : 590
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344019881

感想・レビュー・書評

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  • 大崎梢さんの作品はこれが3冊目。
    先に読んでた2冊がお仕事小説だったので、作風の違いにびっくり。
    超巻き込まれ型、ドラマチックミステリーとはぴったりの表現。
    非日常なカンジに引き込まれ、なかなか楽しめました。

  • 旅先の火事でなくなった父親の足跡を辿る。
    日帰りですむはずの、そんな短い距離の冒険だったはずなのに。

    冒頭までごくごく普通だったのに、「!?」ってなった。
    一気に読まされた。
    人間の奇妙さがうまいぐあいで、なんか良かった。

  • すごく大掛かりな設定だった気がする。
    父親の死の真相を知るために
    主人公は突然消えてしまった先生の後を追って遠い町までやってくる。
    そこでは大金持ちやら巫女やらがからんできて
    少しファンタジーちっくだったかも。

  • 帯の"超巻き込まれ型 ドラマチィック ミステリー"って、よく現してる!
    めまぐるしい展開にもぐいぐい引き込まれます
    ちょっと人間相関、入り組んでるので映像でみてみたいです♪

  • ヤングアダルトに分類した方が良いかも。
    思わぬ事態に巻き込まれる高校生の女の子。

    水島悠奈は、高校2年生。
    二人暮らしの母は、出張中。
    父・保彦は、悠奈が5歳の時に旅行先で亡くなっていた。
    臨時の数学講師・津田孝之が急にやめたのに驚かされる。
    津田先生とは、何度か図書室で話をしたことがあった。
    12年前に父が書いた万葉集の本が図書室にあるのを見つけて以来、時々通っていた悠奈。地味で目立たない津田先生は、古代史に興味があるようで、父のことなども話せたのだ。
    部屋に残っていた荷物の送り先の住所に、見覚えがあり…?

    父と同じ時に旅館の火事で亡くなった若い女性・津田美里の住所と同じだった。
    思い切ってその住所を訪ねると、立派な家だった。
    先生のいる所に連れて行かれるが、友達や女達と飲んでいた津田はどこか危険な雰囲気で、まるで別人のような様子。
    なぜ高校の臨時教師になっていたのか…?

    父が亡くなった旅館の跡を見に行った悠奈は、現れた男達に拉致同然に大きな黒い車に乗せられ、連れて行かれた先では、いきなりお嬢様扱い。
    主の大小路誠太郎は大金持ちらしいのだが、どうもそこの血縁と人違いされている様子。
    世話係の女性には、親切にして貰えるが。
    現れた津田と共にそこを逃げ出したものの、まだ不審な点があり、この機会に探ろうとすると…

    父が調査のために訪ねたと思われる土地・日次(ひつぎ)村へ、一人で向かう悠奈。
    山の中の村は、家系が絶えて、巫女がいなくなった村だった。
    大小路家も本家はその村の出だが、巫女の家系というわけではない。
    東山家と西園家という二つの家柄が競い、大小路家の富を奪い合っていたらしい…
    父の死にも、何か関連が…?
    悠奈には、危機に次ぐ危機が!

    スリルを夢見る女の子の妄想の具現?
    少女向け横溝ミステリみたいでもあり、巫女系のファンタジーみたいな雰囲気も加味しつつ。
    ぐいぐい読めます。
    2011年5月発行。

  • これも、中高生向けかもしれませんが、なかなか面白かったです。

  • 初めて読んだ作家さんの本だった。
    確か、どこかの掲示板で見かけて、読んでみようかと
    思った1冊だったと思う。

    突然、いなくなってしまった非常勤の先生の後を追って行ったら、
    色々なことに巻き込まれ、色々なことを知って…。

    なかなか楽しめた本でした。

  • 大崎さんお話は、どちらかというとのんびり??していて、飽きてしまうのですが、この話はテンポが良く読みやすかったです。
    「えっそんな=」ってありえない設定もありましたが、面白かったです。

  • 一気読みしたくなるハラハラドキドキ展開で面白かった。ライトだけどチープではないと思う。先生だけはビジュアルの変わりようが想像できなかったけど特命係長只野仁みたいな感じか。

  • 読みやすいが個人的にはあまり楽しめなかった。

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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