貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026049

感想・レビュー・書評

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  • 好きなブロガーさんが勧めてたので読んでみた。
    全体的には、そういう事あるよねーとか、わかるなぁって事が結構あったけど、なんかページが進まなかった。
    どうにかこうにかやっと読了してホッ。
    著者のお母さんが早くに亡くなり、そこから父と子の関係を築くのが大変だったという話が一番心に残った。
    面白かったら他の本も読もうと思ったけど、ちょっともういいな。
    ないよ的には全然悪くないんだけど、なんでかな?

  • ほぼ分かる(笑)
    ただ、彼女ほど経済力はないひとがほとんどだよなぁ…

  • ああ!なるほど!よくぞ 分析してくれました。霧が晴れてこんがらがった自分が ちょっと解けたようです。
    ありがとージェン・スーさん。有難う。

  • 2017.9.9

  • タイトルに惹かれて図書館でジャケ借り。
    自分が30歳女だから、大いに参考になる本でした。
    昨今何でもかんでも女子女子じょしじょし言い過ぎでイラついていた私の言いたいことを代弁してくれていた。

    だけれど、「目を背けても服を着込んでも、裸になれば私の体に女子の刺青は刻まれたまま。」「私はやや抵抗を感じながらも、自分のことをよく理解している大切な人の前では、たまに半袖になって(比喩だよ)女子の刺青を少しずつ出していきました。」
    なるほど確かに、公共の場では慎み、大切な人の前で女子になる、それがいいのかもしれないと、これは収穫だった。

    …と、こういう感じで独特の比喩だけどわかりやすい言い回しが多くてとても面白い。以下、気に入った文。(若干ガツガツしてる面はあるけど…)

    ・ていねいに暮らしそびれる!

    ・愛され女子が何の迷いもなく「お疲れ様です。仕事がんばってね」という文面に、汗水たらして応援している小動物やフニフニ動くハートをポンポンと押す一方で、愛することに怯えて異教徒たちは「お疲れ様です!!!!!仕事がんばってね!!!!!!!!!」と「!!!」の連打で励ましを伝えます。

    LINEやカカオトークには可愛らしさをベースにしない、ふざけたスタンプがたくさん初期設定されています。私が十年かけて絵文字と和解したのと時を同じくして、メガバイト正教徒とキロバイト異教徒の東西を分ける壁が、勝手に崩れていきました。

    ・「女性らしさ」の結縄をいちばん後ろめたく思っていたのは自分自身で、それをひた隠しにしていた私には、「内在する女らしさを認めて、ピンクを愛でよう」は痛恨の一撃でした。

    それからはリハビリピンクとでも申しましょうか、まずは身の回りに日常的にある雑貨にピンクを取り入れてみました。うむ、悪くない。

    ・「女は早く家庭に入り専業主婦になり子供を育てた方が幸せだ」という論調がしばしば耳に入ってきます。それが和歌で言う下の句だとしたら、上の句はなんでしょう?私は「男は外で稼いで家族を養う」だと思います。


    自分の女子的な部分、小さな女の子、過去ピンクを敵視していたこと、お仕事ゲーム。このあたりはとても共感しながら読んだ。

    この本でジェーン・スー氏を初めて知ったけど、これからもときどきこの人の文に触れたいと思った。


    装画がポピーなのも、一見可愛らしいけどなんだか毒々しさもある感じがうまい。

  • 「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」
    パンチの効いたこのタイトルに惹かれた。
    “大人女子”のような訳のわからない言葉を巧みに利用し(笑)いつまでも女子のつもりで見苦しい姿を…と是非読んでみたかった本。著者は世代は下だが、年齢に関係なく私の世代でもそういう雰囲気の女性はいる。そういう女性を見ていると自分には女としての何かが足りないのかと思っていたが、私も“女子”という墨を背負って生きているらしい。著者のように頭も良くないし、キャリアもましてやスキルなど全くなくて、今までの人生も彼女とは違う。でも「母を早くに亡くすということ」や「パパ、アイラブユー。」「小さな女の子救済作戦」などを読む限り、生きて来た過程は違っても人として、女性としての未練がましさや傷つきやすさ、子供っぽさ、考えや願いはそんなに変わらないのかなと感じる。それを堂々と口に出して言える著者は正直で真面目。親しい人にはすでに気付かれているであろう隙を、見せられる人にだけ下手なりにもっと意識して見せたい…けれど難しそう。女子ではなく大人になる事に真面目に縛られていたが、目から鱗が落ちるように気持ちが軽くなった。これからも自分が嫌いになりそうな時に読み返したい。

  • もっとドンピシャかと思ったら、意外に重ならない部分も。
    年齢なのか、既婚未婚か…

    ただ、なにがしかの事象を突き詰めて考える(例、合コンの実験)ところは面白いなぁと思いました。

  • 今のところへー・・ほー・・としか感じない内容が多かったけれど、自分が30代、40代になったときにもう一度読んでみたい

  • 再読です。今回もとても面白かったです。自虐になり過ぎず、ご自分のこれまでを冷静に分析されててすごい。わたしも、今まで何してたの?と問われたら、「毎日を!一生懸命!楽しく過ごしてまいりました!」としか言えません。セリフはちょっと違うかも。これまでの選択で、今のわたしがあるのだな。ジェーンさんの優しい目線に落ち着き、またここに戻ってきそうです。これからもがんばろ。

  • 言葉の使い方、選び方でなんとでもなることが多いからこそ、変に誤解を招くことは避けたいなとおもう。女であることへの甘えを敢えて自身に突き付けては、ま、いっか、と赦していくこともありじゃん。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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