ぼくは愛を証明しようと思う。

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344027787

感想・レビュー・書評

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  • なんだかなーーー

  • 効率的に最大限にモテる手段を教えてくれる本。
    人間の卑しいところをついてくるけど、本質でもあると思った。人は周りの目が気になる。他人と、過去の自分と比較して、少しでもいいやつになりたい。早くそしてわかりやすく、いいところを見せようとする。より良い自分に無理してなろうと偽る。誰かに好きになってもらいたい、夢中になってほしい、求めてほしい。そればかりが目的になって本心じゃない言動をとったり、演技する。結果モテて一見充実した日々を送っているかもしれないが、自分の心はどこにあるのだろう。
    あまりに戦略的に相手に接すると、本心での行動ができなくなりそう。常に何かを考えて、相手に合わせて行動するようになるかも。本音や弱音を話したり、甘えたり、癒しを感じる恋愛ではないだろうな。
    読む前にタイトルで『理系が恋に落ちたので証明してみた。』を連想した。こちらは恋している、好きを証明するために研究を重ねるけど、本作は恋させるために思考錯誤している。
    結局、「恋」や「愛」はどういう状態のことをいうのだろう。恋愛をテーマにした作品を読んだり、人生を重ねてより考える。人生の主題の一つだなぁ。

  • 恋愛における幸せとは?

  • 金融工学・行動経済学といった論理を駆使して、普通の男性が瞬く間にモテ男になっていく。男性も女性も共に「商品」であり、いかに価値がある商品を手にいれるかだけを目指す。

    モテるにしても、浮気にしても高いマネジメント能力が求められる。

  • 結局非モテは非モテ。
    恋愛指南書やセミナーがあるがそれを実行し
    一時的にはモテるかもしれない。
    ただ圧倒的に昔からモテる男とは違うのは結局はツメが甘い。
    主人公はそれにより職まで失う無惨な結果。
    ただ昔を懐かしく感じスラスラ読めていい暇つぶしにはなる。

  • 結局永沢さんがなんのために恋愛工学を始めたのかはあまり深くは語られなかったが、主人公であるわたなべくんが永沢さんの指導により、“フィールドワーク”により恋愛について学習して行く。

    ナンパしてくる男にロクな男はいないと思っていたので、そもそものところから永沢さんのような男とは私は相性が悪いな、と思いながら読んでいた。女性目線だと、わざと軽くディスるとか、ギャップ(外見が綺麗なモデルには内面を褒める)を伝えるようにするなど、文字にするとなかなか失礼な場面も多かった。

    ただ、”モテる人が(生物的に魅力的に見えるので)モテる”であったり、相手と同じタイミングで同じ行動をする”ミラーリング”、相手に同意させるような質問を繰り返すことで断りづらくさせる”イエスセット”など、読み物として参考になる部分はあった。
    また、結局恋愛もコミュニケーションの一つではあると思うので、やり方はどうかとは思うが、まずは数をこなす、というのは大事だな、とは思う。

    会社の人に手を出すと危ないんじゃ…と思いつつ読み進めていた結果、案の定取引先から訴えられていたり、不倫をしていたりと、なかなかハードな人生を歩んでいるので、彼のやり方を完全に真似られるものではないかもしれない笑

    途中で出てきた『アルジャーノンに花束を』がわたなべくんの恋愛とうまく重なっていたり、その本を渡してくれた女性と最後にまた縁が繋がる、というところは、伏線としてよかった。

    ラストに、直子がいるにも関わらず別の女性に声をかける描写があったので、永沢さんには1人の女性を愛する、と言いつつ、変わらないのだろうな、と思った。
    私はどちらかといえば、恋愛工学を知った上で、それでも1人の女性を愛するわたなべくんに変わったのが嬉しかったので、結局変わらないのか…と思い、少し残念だった。

  • もっと若い頃に読みたかった。
    20代ぐらいの大学デビューを狙ってる諸氏におすすめ?かも。
    読み物として楽しめる恋愛工学。
    ただし小説、表現としてはイマイチ。
    最後は蛇足。
    利己的な遺伝子の話は面白かった。

  • タイトルの通り、愛を方程式のように証明しようとする男の物語。恋愛工学と言われる、こうすれば相手は恋に落ちるといった考えがベースになっており、世の中のモテたい男性には必見の書となっている。

  • 色々な恋愛テクニックを使いながら非モテ男がモテ男になるために頑張る話だった。「モテたい」「いい女とセックスしたい」と思っている男向けの恋愛攻略本のようなものだが、同じカテゴリ内に住む人々が恋愛をゲームのように攻略しようとしてる風に感じたし、登場人物たちが不誠実だらけだと感じた。

    社会心理学や営業マンなどが使うコミュニケーションスキルなどを恋愛(ナンパ)スキルに応用している。

    物語調で進むが、女性を容姿でランク付けするシーンなどがあり、あまり気分の良いものではない。読んだ時の気持ちは某ベネッ〇的な封書に同封されてる勧誘マンガを読んだ気持ちと似ている。

  • 恋愛工学の話が面白かった。

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著者プロフィール

金融日記管理人。恋愛工学メルマガ発行。

「2017年 『ぼくは愛を証明しようと思う。(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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