もう、聞こえない

著者 :
  • 幻冬舎
3.53
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本棚登録 : 1447
感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344036512

感想・レビュー・書評

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  • 悪くはなかった。
    女は強い。
    というか、この雪美がとにかく強い。
    最終章で、一件落着!って感じではないのが、どうなんだろう。
    でも、真由も役に立てて嬉しそうだし、みんなハッピー。

  • 親友の死の謎を追っていた記者が無念の死を遂げ、幽霊(?)となっても現世の人間と協力して犯人を突き止める話。あらすじだけ聞くとトンデモ話のように聞こえるが、リアリティがあり作り込まれているのでどんどん読める。ホラーっぽい表紙だが、内容はコミカルな部分もあり楽しい。
    最後は成仏するのかと思いきや、という終わり方で面白かった。

  • 4.0 面白かった。決してハッピーエンドではないんだろうけど、これも彼女たちにとってはハッピーエンドかも。

  • 表紙でホラーかと思ってビビりながら読んだけど違って安心。殺された先輩が霊になって後輩に真実を伝える話。不思議な世界だけどすんなり読めました。

  • 誉田さんらしさ満載だけど誉田さん特有の痛々しい描写のない作品でした。

    私としてはもっとシリアスなミステリーが読みたかったのですが、これはこれで読みやすく、エンタメミステリーとして高レベルだったのでおおむね満足です。

    殺人事件を扱っていながらも軽くサラッと感じなのに、決して犯罪を軽視している感はなく、ライトノベルとは一線を画す仕上がりなのはさすがの一言。

    姫川玲子シリーズの菊田の奥さんが登場するのもいいですね。
    個人的には玲子と菊田にくっついてほしかったから、奥さんの存在が好きになれなかったのですが、本作でいとも簡単に「いい人じゃないの」と考えを改めました。

    1行だけ出てきた、女性の課長は姫川玲子なのかしら。
    菊田の奥さんが無反応だったから違うのかな。
    そのくだりでは、ふと現実に起きたことに想いをめぐらせました。

    ノリ役の俳優さんも復帰したし、いつかまたオリジナルキャストで新作を見たいと思っていました。
    ご冥福をお祈りします。

    本作のレビューから少し逸れました、悪しからず。

    2020年51冊目。

  • 面白かった
    雪美の逞しさすごいなと思った
    「ゆったん」の本名が出てないことは一応気付けたし、雪美ではないかもしれないと思いながら読めたので良かった
    調書は結局どういう風に書いたんでしょうか
    ありがとう福沢諭吉

  • いつもの刑事小説とは違うので違和感感じるがそこそこ面白いかな?

  • 途中から思ってたのと違う感じになっていった。幽霊?で話片付ける話は好きじゃないけど、これは読めた。

  • 特に驚愕の展開!って訳ではないけどサラサラ読めてよい。

  • *身元不明の男性が殺害された。加害者が自ら一一〇番通報し、自首に近い形で逮捕される。これで、一件落着と警部補・武脇元は思っていたが……。一向にわからぬ被害者男性の身元、14年前の未解決殺人事件。ふたつの事件を繋げるのは、“他界した彼女”だった…。事件の真相に、あなたは辿り着くことができるか。伏線に次ぐ伏線が織りなす衝撃のミステリー*

    あら?なんだかいつもの誉田氏らしからぬ雰囲気・・・
    と思いつつ読みましたが、最後まで今までにあまりないテイストで、新鮮な面白さに引き込まれました。

    幽霊と言ってもなんでも万能ではないところが良かったし、雪実の機転や駆け引きもなかなかやるなと感心。
    加えて、菊田梓って…ふふふ、なかなかお茶目なことしてくれるではありませんか。

    基本は悲しいストーリーのはずが、全体的な明るさとユーモアに包まれ、からっとした読後感です。題名が、ん??ですが、続編、出るといいな・・・

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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