もう、聞こえない

著者 :
  • 幻冬舎
3.53
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  • (27)
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本棚登録 : 1450
感想 : 160
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344036512

感想・レビュー・書評

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  • 非現実的ではあるかもしれないが、それを完全に否定したくない自分もいる。場面を上手く切り替えることによって、読書の気持ちが切れない工夫がされていた。素敵な作品でした。

  • 誉田さんが、心霊モノを扱うとは新鮮でした。表紙の雰囲気から、ディープでシリアスなイメージをもったのですが、思ったよりは控えめでした。読み進めるうちに段々と暗闇から明るい光へと進行していくかのように気持ちも緩やかになっていきました。
    ただ、全体として、ちょっと強引に話しを丸く収めた印象がありました。

    基本的に2つの話が軸となって、交互に進行していきます。
    一つ目は、ある一本の通報。自宅で女性が男性に怪我をさせてしまったとのこと。後に男性は死亡し、警察署で事情聴取をする事に。そこで、女性がどこかから声が聞こえるとのこと。何もかもが不可解で、刑事はどう対応していくのか。

    二つ目は、ある雑誌記者が、学生時代を交えながら、ある殺人事件を追う物語です。

    最初は点と点で、何も共通点がないのですが、段々と繋がっていきます。「もしかして、こうなるのでは?」と予想はするのですが、予想外な展開で繋がらず。この繰り返しで交互に進むので、良い意味で歯痒さがあって、楽しめました。
    大きな驚きというわけではありませんが、様々な伏線が張り巡らされていて、ミスリードもあったり、霊も登場したりと衝撃的なストーリーでした。

    誉田さんというと、女性を主人公にした物語が多くある印象ですが、この作品でも主人公というわけではありませんが、登場する女性達が、良い意味でも悪い意味でも生き生きと描かれていました。
    シリアスな展開を期待していた分、非現実的な要素も相まって、一風変わったミステリーに仕上がっていたので、ちょっと・・・と思ってしまいました。

  • もう、聞こえない
    わけじゃなかった!まだいる!

    途中、霊目線になったときは読むのやめようかと思った
    でもミステリーというよりちょっと感動で涙腺された

  • 誉田先生間違いない。本代と読書時間惜しくない。

  • 2023/12/1

  • 何度も前のページを見て、名前を確認しながら読んだのに、別の方向に誘導されてしまった。
    悔しい。

  • やはり何作も書いてる著名な作家さんの作品はスラスラ読める。

    終わり方が好き。

  • タイトルや表紙から想像してた感じと少し違ったかなぁという印象。
    あと、登場人物の喋り方の表現なのかもしれないが読点が多いのが少し慣れなくて最初は読みづらさを感じた。
    内容の重さ的にはスラスラ読み進められた。

  • 3.5

  • 課長、やっぱり…
    雪実、思ったより野心家

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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