- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344405738
感想・レビュー・書評
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笙一郎、梁平、優希が幼少時代に負った心の傷がどんなものだったのかやっと明らかになり、読者としてはモヤモヤが一つ晴れた気分。でも、大人になったら彼らの周りで起きている事件、勇気の弟聡志の関わりは依然として謎。
4巻、5巻ではどのような展開になるのか気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ついに三巻も読み終わった どういうふうになっていくのか気になってしょうがない
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2.9
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あぁ重かった
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再読
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天童荒太は初めて読んだと思うが、かなり作家として気に入った。
彼自身、この本(ストーリー)には相当なチカラが入っているようで、後書きの量もかなりある。
幼児虐待が根底に流れており、参考にしたという本も謝辞を含めて列挙してあるのだが膨大な量だ。その中に「おたんこナース」も含まれているのが笑えるが。
単行本で五冊にも別れているぐらい長編小説であるが、一気に読み終えてしまう。
それほど、ストーリーにグイグイ引っ張られる。続きが読みたくてしかたがなくなる。ある時は午前四時まで読み耽けてしまったぐらいだ。
そうとう内容が深いので、どういう本とかうまく表現できないのが残念なのだが、是非とも皆さんに読んでいただき、その感動をわかちあいたい。(かなり大袈裟)
さて、昨夜、夕飯を食いながらTVを見ていたんだが、所ジョージが司会で「あらすじで楽しむ 世界名作劇場」というのをやっていた。
文学とか名作とか、私にはほとんど解らない。
昨夜は太宰の「人間失格」を取り上げていた。確か中学ぐらいの時に読んだかもしれない。なんとなくストーリーは解っていたから。
ただ、改めて昨日の番組を見て思ったんだが、これ、カミュの「異邦人」に似てないか?どちらも主人公はマイノリティで、ストーリーは淡々とすすむ。。。のみ。それだけ。
番組で取り上げられていた綿矢りさの「蹴りたい背中」も「インストール」もストーリーは淡々と進む、面白い展開など何もない。そもそも芥川賞って、芥川の本もなんか面白いと思った事がないからなぁ。
文学とか名作とか言われている本で、面白い、感激した・・・とかそう言う感覚を持ったことがない。今回読み終えた「永遠の仔」などと比べたら雲泥の差だ。池波正太郎とか山崎豊子とか次も次もと読みたくなる作家、内容とはまったく違う。
文学とか名作って、それほど深い物なのか、その深さが理解できないのはダメなことなのか、理解できる事が国語力なのか、、、
わからない、悩むなぁ。
さて、次は何を読もうかな -
【いちぶん】
人は、どんなに重くてつらい悩みを打ち明けられても、耐えられると思う?(中略)本当に、相手と同じ心で受け止めようとしたら、きっとつぶれてしまう悩みだって、あるんだから
(p.32) -
まさかとは思ったが、優希の告白には衝撃を受けた。そしてモウルやジラフの告白には、何となく伏線があったので想像はできていたけど、やはり想像以上に衝撃的。読んでいて辛くなる。この先どうなっていくのだろう。読んでいくのが辛いが、しっかりと完読していきたい。
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過去の秘密が明らかになる。
親が大人とは限らないというフレーズが強くて印象に残った。
何が正しいかなんて結果と見方次第。