永遠の仔(三)告白 (幻冬舎文庫)

著者 : 天童荒太

• 幻冬舎 (2004年9月30日発売)

感想・レビュー・書評

[lavandulolさんの感想 · 2011年10月8日]

この【告白】編は、電車の中で唇をかみしめましたねぇ。
涙がこぼれちゃいそうでした。

辛い出来事をそれぞれの子供たちが【告白】します。
心に背負った傷をどうやって癒していくのか、癒されるのか、この後の続きが気になります。

私が泣けたポイントは、大人になった優希が電話ボックスからモウルに助けを求めている場面でした。

家族の数だけ、その歴史があるのでしょう。
普通の家族なんて、本当はないのかもしれません。
どんな家庭でも、多かれ少なかれ、心に背負うものがあるのでしょう。

[sekinobuさんの感想 · 2011年10月5日]

ついに大事件が…優希の実家が火事になります。母：志穂は焼死。放火の疑いがあり、そこには立ち竦む聡志の姿が。逃げ出す聡志を放火殺人犯として追う警察。そこには優希のつらい過去との関連があります。どんどん暗い重い雰囲気ですが、引き込まれる話です。

[makabe38さんの感想 · 2011年9月25日]

（感想は全５巻まとめて書きます）

[。さんの感想 · 2011年8月11日]

感想は5に。

[tabidokushoさんの感想 · 2011年6月24日]

愛媛などを舞台とした作品です。

[kyasmacさんの感想 · 2011年6月11日]

聡志の行動に同様を隠せない優希の周囲で再び殺人事件が起こる。警察が聡志を疑い始めた頃、優希の実家が消失し、その焼け跡から母の死体が発見される。殺人放火の容疑は聡志にかけられるが、彼はそのまま失踪する。同様する優希を支えようとする笙一郎と梁平。しかし彼らも、優希への感情を持て余し、互いに猜疑心さえ抱き始めていた……。

[viandanteさんの感想 · 2011年3月27日]

悩みを共有できる人がいる。

それがどれだけ心強いことか。

その重み、大事さを改めて感じた。

これだけ心に響いてくる話はなかなかないな。

[ako.さんの感想 · 2011年3月1日]

なんだか…

いたたまれない度が凄い…。


子ども時代エピソードの夜の森のシーン、感動でした。




それにしても私、伊島大嫌い。
ああいう人、本当に腹が立つ。
偽善者にしかみえない。

[豊太郎さんの感想 · 2011年2月28日]

主人公３人の心の中の闇の部分が明らかになった。
優希については、やっぱりそうなっちゃうのか―っという感じだ。
笙一郎の言う、「 僕には資格がない。」と言う言葉の意味が、そういう意味なのか―と分かったつもりでいたが、４巻の最初の章で、イヤ違ったのか、、、という複雑の心境。

[kanadaisさんの感想 · 2010年10月3日]

告白・・・こっからがずいぶん面白くなってきて、話の加速度が強まります。

著者プロフィール

天童 荒太（てんどう・あらた）：1960（昭和35）年、愛媛県生まれ。1986年「白の家族」で野性時代新人文学賞受賞。1996年『家族狩り』で山本周五郎賞受賞。2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞受賞。2009年『悼む人』で直木賞を受賞。2013年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞する。他に『あふれた愛』『包帯クラブ』『包帯クラブ　ルック・アット・ミー！』『静人日記』『ムーンナイト・ダイバー』『ペインレス』『巡礼の家』などがある。

「2022年 『君たちが生き延びるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」