永遠の仔(三)告白 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1753
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405738

感想・レビュー・書評

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  • 子供のままでも親になれる。確かにそうだよね。
    虐待も大人になりきれていない親がやってしまうのかな?
    3巻目中盤からの重苦しい告白が次巻からどういう展開へと続くのか?
    早く続きが読みたくなる。

  • レビューは最後まで読んでから。

  • 感想は5巻で

  • 感想は第5巻に記載。

  • 知らなきゃ良いこともあるんだけれど
    判ってはいるけど
    続きが気になる。。。

  • 請求記号 : 913.6||T||3
    資料ID : 91040990
    配架場所 : 工大君に薦める

  • 幼児期に受けた虐待からある事件を起こした3人が再会を果たす。
    過去と現在を交互に進め、二転三転する展開と心の葛藤を描く物語。
    本作は5部作のうちの3部目。

    17年ぶりの再会から崩れてきた日常生活。
    周囲での連絡殺人、弟の常軌を逸した行動、母の焼死、互いの猜疑心。
    徐々に壊れていく3人の描写が痛いです。
    でもテンポよくあっという間に読めました。

    次の展開がすごく気になるけど少し痛いオススメ作品です。

  • 話は突然の展開と、結局これかと残念な落ちがやってくる。
    しかしながら面白いので久しぶりに周囲の音が消えた。

  • あれ、短い。1日で読み終わってしまった。

    本当に駄目な大人が多すぎて「ごめんね、ごめんね」って思いながら読んでいました。子供は親を選べないものね。ごめんね、ごめんね。ああ、本当にひどい。

    笙一郎が好きっぽい。今のところ。
    あと、優希も好き。絵描きたい。


    母親は、ちゃんと謝罪して、娘をしっかりと認めないといけなかったんだ。勝手に殺しちゃだめだったんだと思う。なんだっけ、ヤマアラシのジレンマだっけ。お互いの距離をはかろうとしないといけないよね。みんなが。弟もそうだし、母親も優希も。

  • 現代のパートでは優希の家が火事となり、優希の母が殺され、優希の弟が逃走と大きく物語が動き始め、この事件をきっかけに笙一郎と梁平の絆にもすれちがいが見え始めてきて先の展開が気になりどんどん引き込まれます。

    また梁平の微妙な心理描写の描き方は本当に上手いと思います。

    過去のパートではこの巻の最後に、三人が入院する前どのような仕打ちを受けてきたかをそれぞれが告白します。

    かなりの覚悟を決めて読んだのですが、それでもやはり読むのは辛かったです。なぜ人間ってこんなことをする生き物なんだろう、と思わずにいられませんでした。

    印象的なのは過去のパートで優希と面会に来た母親の会話のシーン。ここまで登場人物に対しイライラしたのは初めてかもしれません。それとともに優希があまりにもいたたまれなくて大きく感情が揺さぶられました。

    三巻を読み終えた時点でのレビューですが、この三人に何か少しでも救いのあるラストになってほしい、と思わずにはいられません。

    第53回日本推理作家協会賞
    2000年版このミステリーがすごい!1位

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著者プロフィール

天童 荒太(てんどう・あらた):1960(昭和35)年、愛媛県生まれ。1986年「白の家族」で野性時代新人文学賞受賞。1996年『家族狩り』で山本周五郎賞受賞。2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞受賞。2009年『悼む人』で直木賞を受賞。2013年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞する。他に『あふれた愛』『包帯クラブ』『包帯クラブ ルック・アット・ミー!』『静人日記』『ムーンナイト・ダイバー』『ペインレス』『巡礼の家』などがある。

「2022年 『君たちが生き延びるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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