はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418036011

感想・レビュー・書評

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  • 陽ちゃん→よしこ、へ送っていただいた本です。

  • チェック項目7箇所。スモールビジネスの世界はリスクが高いものの、いまだに大きなチャンスに満ちているのである、この本が成功へのきっかけとなることを祈りたい。致命的な仮定とは……「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は充分に備わっている」。本当の信頼関係は「お互いをよく知ること」で築かれる、注意するべきなのは、「知ること」と「盲目的に信頼すること」は別問題だということだ、「知る」ためには、「理解」しなければならないし、「理解」するためには、相手の人柄や行動パターン、もっている知識や興味の範囲を知らなければならない。「顧客は私の事業をどう思っているのだろうか? 私の事業は競争相手と比べて、どれくらい差別化できているのだろうか?」、起業家の視点は、まず顧客像を明らかにするところからスタートする、はっきりとした顧客像をもたないかぎりは、どんな事業でも成功しないのである。愛想もよくて、腕前も十分だ、しかし、もっと大切なことがあるのだ、それは、毎回のサービスに一貫性がなかったということである。この本は単なる成功のための処方箋ではない、学びのための招待状である、私たちは、収益性と人間性を両立させながら経営する方法を学ばなければならない。聞いたことは忘れてしまうが、見たものは記憶に残る、しかし、自ら実践しないかぎりは、何も理解することはできない。

  • 具体的で、読みやすく、読む価値ある本。
    企業が失敗する原因を3つの性格というアプローチをしている点、面白い。

    (メモ)
    IBMトムワトソン
    1)夢やビジョンが成功したときに会社がどうなっているのか想像する
    2)会社の将来像を決めた後に、その会社ならどんな行動をするか?
    3)優良企業同等の厳しい基準を持つ

    ・「期待を裏切らないこと」=「誠実さ」

    ・創造とは新しいものを考え出すこと。イノベーションとは新しいものを実行すること。

    ・事業発展プログラムは進化し続ける。イノベーション→数値化→マニュアル化

    ・普通の人と功績を残す人との差は、人生を受け身の姿勢で過ごすことと、自ら人生を切り開こうとすることの差。

    ・顧客が他の店ではなく自分の店を選ぶために自分の事業はどうあるべきか?
    ・顧客への約束を果たす。→リピート

    ・実践しない限り、何も理解できない。

  • あまりにも素晴らしい良書。起業のためのノウハウよりもまず考え方を根こそぎ変える、そこが本書の素晴らしいところだ物語は経営者の誰もが陥りがちなか自らの価値観の罠について話が始まる、他の人に任せることで仕事が楽になり、事業が成長する…と言うところから話は展開、その方法として組織図を作ったり、マニュアル化したり、チェックシートを作ったり、地王7つのステップが提案される。スモールビジネスの経営課題の多くの難問を解決していく上で大きなヒントとなる一冊である。隠れたベストセラーとして愛読されているのがうなずける

  • コーチングビジネスのE-Myth社のマイケル・E・ガーバーの本。スモールビジネス、企業家だけじゃなくても「!」に感じるフレーズが多いですね。E-Myth社が大事にしている「システム」がそこはかとに。

  • 単に独立・起業をあおるわけでもなく、事業がなぜ失敗するのかがわかりやすく書かれている。
    起業するには、職人・マネージャー・起業家の3つの観点が必要。

    起業家の視点と職人の視点の違い
    ・起業家は「事業が成功するにはどうするべきか?」を考え、職人は「何お仕事をするべきか?」を考えている。
    ・起業家にとって、会社とは顧客に価値を提供する場所である。その結果、利益がもたらされる。職人にとって、会社とは自己満足のために好きな仕事をする場所である。そのために、結果として、収入がもたらされる。
    ・起業家は、最初に会社の将来像を確立した上で、それに近づくために現状を変えようとする。一方で職人は、不確実な将来に不安を抱きながらも、現状が維持されることをただ願うばかりである。
    ・起業家は、まず事業の全体像から考えてから、それを構成する部品を考える。しかし、職人は、事業を構成する部品を考えることから始まり、最後に全体像がつくられる。
    ・起業家は全体を見渡すような視点を持っているが、職人の視点は細部にこだわりがちである。
    ・起業家は自分の描く将来像から逆算して現在の自分の姿を決めるが、職人は現在の自分を基準に将来の自分の姿を決めてしまう。

    ごく当たり前の7つのステップを地道に踏んでいくことが大切だとよくわかる。突飛なアイディアではない分、説得力がある。
    マニュアル化・・・方向性は間違いではないのだけど、やりかたは考えないといけない。

  • 1205「はじめの一歩を踏み出そう」マイケル・E.ガーバー 原田 喜浩訳


    ・ポイントは一流企業のように経営する

    ・「企業家」「マネージャー」「職人」

    ・典型的なスモールビジネスの経営者は上記の比率が10%、20%、70%

    ・「なぜこの事業をするのか?」

    ・「委任」と「放棄」の違い

    ・IBMを成功させたトム・ワトソンの視点
     ①事業立ち上げ時からはっきりとした会社の将来像があった
     ②将来像のような会社ならどんな行動をするべきかと問いかけて行動
     ③優良企業と同じくらいの厳しい基準を持って経営。

    ・起業家(K)と職人(S)の視点の違い
     K「事業が成功するにはどうすべきか」S「何の仕事をすべきか」
     K「会社とは顧客に価値を提供する場」S「自己満足のために好きな仕事をする場」
     K「会社の将来像を確立しそこに向けて現状を変えようとする」
     S「不確実なことに不安を抱きながらも、現状が維持されることを願う」
     K「事業の全体像を考えてから、それを「構成する部分を考える」
     S「部分を考えることから始まり、最後に全体像が作られる」
     K「全体を見渡す視点」S「細部にこだわる」
     K「自分の描く将来から逆算して自分の姿を決める」
     S「現在の自分を基準に決める」


    ・起業家は事業を商品としてみなしている。自分の会社は競合商品と一緒の棚に並べられているので
    隣の商品よりも顧客の目を引き付けなければならない。

    ・お客様ななにか期待を持っている。それを裏切らないことが大切。

    ・「あなたの事業は、あなたの人生ではない」
     自分がいなくてもうまくいく仕組みづくり

    ・事業の試作モデルに必要な6つのルール
     1、顧客、従業員、取引先、金融機関に対して、いつも期待以上の価値を提供する。
     2、必要最低限の能力でもうまく経営できる
     3、順序だてて組織が運営される
     4、従業員の仕事内容はすべてマニュアルに記載されている
     5、顧客に対して安定した商品、サービスが提供されている
     6、建物や設備、制服についてのルールが定められている

    ・他の人に任せてもうまくいくような事業をつくろう

    ・同じ結果が出せるような事業の試作モデルをつくる

    ・事業とは、多くの部品から構成されたシステムであり、ライバルとは明確に差別化されたものであり、
     顧客の問題を解決する。

    ・「どうすればやらなければならない仕事に追われるのではなく、やりたい仕事に時間をあてることができるのだろう」

    ・あなたが望む人生の目標とは?

    ・組織図をつくる

    ・顧客の属性分析と心理分析。「顧客が誰なのか?」「なぜ購買するのか?」

    ・情報を集めずに事業を行うことは目隠しをしたままダーツを投げるようなもの。

  • 米国の起業家向け雑誌「Inc.」が成長企業500社のCEOを対象にしたアンケートにおいて、『7つの習慣』『ビジョナリー・カンパニー』といった数々のビッグネームを抑えて堂々のビジネス書No.1に選ばれた、隠れた名著です。
    この本は、スモールビジネスで成功したいと考えている起業家にとって、非常にためになる内容だと思います。
    パイを売るお店を営んでいるサラという女性を登場人物に置いて、彼女にお店を成功させるにはどうすればよいかをアドバイスする物語を交えながら、事業の分析や発展させる方法、参考にすべき事例などを丁寧に解説しています。
    起業家だけではなく、会社の中で事業に取り組んでいるサラリーマンやOLなどの方々にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
    http://ameblo.jp/happybookreviews/entry-11259830966.html

  • 起業したいけれど何をしていいかわからない、もしくは漠然とはわかっているけれど、やるべきことをうまく表現できないといったところ、かゆいところに手が届くような感じだった。
    金儲けという言葉ではなく、組織やプロジェクトをどう動かすかと言うマネジメントにも有効かと。

  • この本に書いてあることがかなり当てはまった・・・
    振り返ると独立したては完全に職人だったなと思う。
    ただ、その後の勉強で少しは企業家やマネージャーとしての自分も意識はしていたが。
    独立して以降漠然と思っていたことが明確に書いてあったので、すんなり理解できた。
    ただ、これは現状を把握できただけにしか過ぎないので、問題はこれからどう対応していくのか?ということだな。
    それについても、もちろん書いてあるので参考にしながら、成長し続けていきたいと思う。
    全てが参考になるとまでは言わないが、自分の技術を信じて独立・起業した人で今現在うまくいってない人にはぜひおすすめ。
    更には、今うまくいっている人もなぜ今うまくいっているのか?が確認できるので、これまたおすすめ。

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