人を動かす 新装版

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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422100517

作品紹介・あらすじ

社会人として身につけるべき人間関係の原則を具体的に明示して、あらゆる自己啓発本の原点となった不朽の名著。

感想・レビュー・書評

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  • 人を動かす。人間関係に関する世界的なロングセラー作品だ。国内430万部、全世界1500万部超というから凄いもんだ。

    東条健一訳の新刊の方を先に読んだが、面白かったので別の訳でも読んでみようと手に取ってみた。

    題名からは、上から目線で人に命令したり指図するようなイメージがまとうが、内容は全く違う。
    むしろ逆。自らの言動、振る舞いを改善していくことで、「人(の心)を動かす」というのがテーマだ。
    しかも90年近く前に刊行されていながらも色褪せないていない。

    個性や多様性の重要性が声高に叫ばれる現代にこそ読まれるべき名著。心の機微や侘び寂びを重要視する日本人の精神性にもマッチしており、組織のリーダーやマネージャーを担っている人にはぜひおすすめしたい一冊だ。



  • 皆さん、忙しい毎日の中で対人関係に苦労されておられませんか???

    今回は日々そんな悩みを抱えていらっしゃる方々のお悩みを軽減できるかもしれない作品、
    ”人を動かす”をご紹介します。

    著者である故DALE BRECKENRIDGE CARNEGIE氏は1888年に米国で生まれ、本書を始め、様々な自己啓発本を
    出版して、自己啓発セミナーの先駆者として全世界で評価され活躍された方です。

    著者が亡くなった現在も対人関係の改善に重点を置いたカーネギー協会が意思を継いで様々な活動を
    行っており、多数の企業研修にも積極的に取り入れられている事からその活動内容を既にご存知の方も
    沢山いらっしゃると思います。

    そんな私達、人間は他の動物とは違い、社会に属していなければ自己崩壊してしまう生き物です。
    その人間が依存する社会において最も重要な関係は対人関係です。

    その対人関係はお互いを認め合う信頼関係によって成り立っていますが、人間は高等な生物であるが故に
    思い悩み、苦しみ、果ては自己否定までして、私も含めてなかなかうまく人生を歩めない方も沢山
    いらっしゃると思います。

    そんな自分が何気なく発した言葉や軽率な行為と行動が知らぬうちに沢山の人を傷つけている事を本書は
    明確にし、社会の中で人として生きていく為の重要な教訓を分かりやすく教えてくれています。

    この作品はは四つの大区分と付記で構成されています。
    1:人を動かす三原則
    2:人に好かれる六原則
    3:人を説得する十二原則
    4:人を変える九原則
    付:幸福な家庭を作る七原則

    内容としては各項目に合致した沢山の成功者(米国人)の実例を元に分かりやすく説明されていますので、
    文章を読むのが苦手な方でも素直に読み進むことが出来ると思います。
    しかし時間が無い方や長文が苦手な方は、冒頭の”人を動かす三原則”だけでも読んでみて下さい。

    この”人を動かす三原則”は本書全ての教訓の核となる項目ですので、皆さんのこれからの人生においても
    良い知識になると思います。

    ここでいつも私達の拙いレビューをフォローして下さっている皆さんに日頃の感謝を込めて、本書の最も
    重要な核の部分である”人を動かす三原則”を下記に抜粋しておきます。

    【人を動かす三原則】
    1:批判も非難もしない。苦情も言わない
    2:(相手に)素直で誠実な評価を与える
    3:人の立場に身を置く(強い欲求を起こさせる)

    ここで3番が分かりにくいので説明を・・・、
    人の立場になって考え、人の要求(要望)を相手側から喚起させる事で、自己の存在理由と依存度を高め、
    結果的に自分の要求を通すという、”負けて利を得る”的な内容となっています。

    さてここで話はそれますが・・・、
    この本の著者であるカーネギー氏に関して自身も含め、周りの方も誤解されていたので遭えて記載しますが、
    鉄鋼王と言われた著名な実業家である故ANDREW CARNEGIE氏と著者には血縁関係はありません。

    本書の著者であるD カーネギー氏の本名は”CARNAGEY”であり、CARNEGIE氏の名声にあやかろうと同じ姓に
    改名しているのです。
    これは如何にも米国らしい話で我々には少々理解しにくい事だと思います。

    それといつもより星が一つ少ない事に気付かれた方も多いと思います。
    これは個人的な意見ですが、本書に明示されている教訓を補足する成功例や具体例が全て白人社会の文化や
    習慣、風習をベースとしており、現実的な日本の風習や習慣にはそぐわない面が多々見受けられることから
    星を一つ減らしています。
    ですので読まれる方はその部分を注意して著者の言いたい事を理解する必要がある事を付け加えておきます。

    こういったネガティブな部分もありますが、本書は対人関係に悩まれている方は勿論、目標を見失っている方や
    自信を喪失した方、仕事面で管理職にある方や目指されている方、嫁姑問題にも悩まれている方にも是非とも
    読んでもらいたい本です。

    付け加えるならば本書を読んだ後に先にレビューさせてもらった”リッツカールトンが大切にするサービスを
    越える瞬間”を読んで貰えれば、本書に足りない”見返りを求めない相手を思いやる心”を実感的な教訓
    として追加で得られるので絶対にオススメですよ!!

    妻から”この本は絶対に読んだ方が良いよ”と勧められ、二時間余りで読破した・・・むうでした!!

    PS:皆さんから”一冊しか読める時間が無いから、どっちがお薦めか言ってくれっ”って聞かれたら・・・、
      私は”星の数が多い方です”と、答えるかもしれませんね・・・。
      (だって要すれば同じ内容で・・・実社会に適合しているから・・・かなっ!!)

  • 名著中の名著。
    若かりし頃にも読んだが、最近読み返して新たな発見あり。
    手元に置いて読み返したい本の一つである。

  • 【読む目的】
    ・自己啓発本の最高傑作なので“いつか”読みたかった
    ・師匠である斎藤一人さんの教えで50回読む予定。
    【PART1】人を動かす三原則
    ・盗人にも五分の理を認める
    ↳①批判も非難もしない。苦情も言わない。
    ↳重要感を持たせる。②率直で誠実な態度を与える。
    ↳人の立場に身を置く。③強い欲求を起こさせる。
    【PART2】人に好かれる六原則
    ①誠実な関心を寄せる②笑顔で接する③名前を覚える
    ④聞き手に回る⑤関心のありかを見抜く⑥心からほめる
    【PART3】人を説得する十二原則
    ①議論を避ける②誤りを指摘しない③誤りを認める④おだやかに話す⑤“イエス”と言える問題を選ぶ⑥相手に喋らせる⑦相手に思いつかせる⑧人の身になる⑨同情を持つ⑩美しい心情に呼びかける⑪演出を考える⑫対抗意識を刺激する
    【PART4】人を変える九原則
    ①まずほめる②遠回しに注意を与える③自分の過ちを話す④命令をせず、意見を求める⑤顔を立てる⑥わずかなことでもほめる⑦期待をかける⑧激励する⑨喜んで協力させる
    【付録】幸福な家庭をつくる七原則
    ①口やかましくいわない②長所を認める③あら探しをしない④ほめる⑤ささやかな心づくしを怠らない⑥礼儀を守る⑦正しい性の知識を持つ

  • ブクログでみかけて。
    こういった指南書にはよく紹介されているいまでは一般的な手法も多いけど、実例やそれによってもたらされた成功の書き方がうまく「よしやってみよう」という気持ちにしてくれる。
    アメリカと日本の文化や対人の違いはあれど、知っておいて損はないしモチベーションアップにも繋がる。

  • もやもやのラベリング

    書いてあることは至って当たり前。まあそれが難しいのだけれど笑。つまり、これといって目新しい視点が加わるわけではないということ。しかし、この一冊は自分が人間関係を構築していく上での大きな指南書となりそうだと強く感じているのである。

    すべて理解できる、納得する。一方で、それらを実践出来るかといわれたら返答に困るだろう。当たり前が難しい。

    読了後に残る漠然とした感情は自分を通して写した本の色のようなものだと考えていて、それが評価の基準となることは多い。この本のそれは、「脳内の異常なすっきり感」である。これは、考察するに、もやもやのラベリングができたからではないかと考えている。もやもやとは、人を傷つけ傷つけられた経験、過ちを指摘しては指摘された経験、思い出せばいくらでもあるが、つまり消化不良の経験である。それらは大半がネガなイメージとしてだけ残り、その時どうすればよかったかなどは忘れることにしていただろう。まあ忘れたようで簡単に忘れられるものじゃねえんですわ。どっかで引っかかってるんですわ。でも必死に忘れようとしてるんですわな。結局どこかへ葬り去ったはずの記憶は消化不良のまま心の内奥に潜在している。それがもやもや。

    で、そんな経験それぞれがぴたっと当てはまるような解決方法がこの本にはほとんど載っている。直接的にはそうでなくとも、最終的にこの本の内容におおよそ落ち着く。つまり、消化不良だった経験がページを繰るごとにその紙にピタッと張り付いて綺麗に整理されるイメージ。読み終えると身体は軽くなって本は重くなる。

    いい本読んだなあという気持ち。苦い経験も少し良いイメージに変わりつつあるかもしれない。

  • Fri, 25 Dec 2009

    戦前に書かれた本だというのに,
    今読んでもまったく色あせない.

    というか,「人間」というのは本質でいつまでの変わらないし,
    それを突き動かす欲動の原理というのは普遍的なものなのだということがよく分かった.

    D.カーネギー は 今でさえ「ビジネス書」というよく分からないカテゴリで扱われるようになった「人生論」「自己啓発」本のはしり というか 古典.

    現在では,コヴィーの「7つの習慣」が一つの金字塔ではあるが,
    カーネギーの本を読むと,その源流がわかるようで,
    コヴィーが そこまでオリジナルでも無い事が分かる.

    ある意味で,
    「原則を言って,多くの具体事例でその原則をサポートする.という運び方」
    「科学的事実を偏重せず,人間の本性を大切にする」
    というあたりが,非常に共通している.

    人を動かす 以外にも何冊かあるんだが,とりあえずコレを読んでみた.

    コヴィーもそうなのだが,カーネギーもそうで,
    西洋的個人主義ではなく日本的関係主義的なところがにじみでる.

    「議論を避ける」
    「人のあやまりを指摘しない」

    など,議論をよしとするアメリカの風土とは,まるで相容れないものかもしれない.逆に,日本的なのかもしれん・

    本書でも人間関係論のホーソン実験などにも触れられており,
    みな仕事のパフォーマンスが決して金銭報酬などではなく,
    にこやかな人間関係の上に成り立つことを認めている.

    科学技術の立場にあれば,「議論」をすることは 必須だが,
    「議論」が 人をやりこめる ことに終始してしまっては,やはり
    非生産的だ.

    意味の世界の生き物としての人間として,社会人として,ビジネスマンとして,意義深い本だ

  • 世界的名著と言われる作品ですが、タイトルの「人を動かす」というよりも、人生を豊かにするための他者とのコミュニケーションの心得と捉えると良いと思います。あくまでもコントロールできる自分の振る舞いにフォーカスを当てています。
    とてもわかりやすく新卒から管理監督職など仕事をしている人にも、また家族や友人との関係などプライベートなつきあいにも役立つ示唆に富んだ本だと思います。オススメ!

  • 1. カーネギーシリーズの象徴的な一冊なので欠かせないと思いました。

    2.人を動かすというタイトルですが、自分自身を変えてくことで相手が動くということを伝えています。自分がやってきた行動、言葉遣いを振り返りながら読んでいくことを勧めます。
    本書では、人を動かすには必ず原則があり、批判をしない、承認する、相手の欲求を知るの三原則を基盤としています。これを基に、好かれるためであったり、説得するためであったりと様々な原則を述べています。一貫して本書が述べたいことは、「相手の欲求を知り、角が立たない言い方をマスターすること」です。この原則は多くの人が知りながらも実践できていないのが実情です。逆に言えば、これさえできれば人生はかなり有意義に過ごせるということです。

    3.角が立たない言い方が自分にとっては非常に難しく感じます。営業をやっていて、自分の言葉で動かない(契約にならない)理由を考えると、欲求自体はあるものの、自分のことを好きではない、感じ悪いという印象を与えてしまうことが原因ではないかと考えました。そうなると、やはり「言葉」というものが常につきまとっててきます。自分の言葉が適切なのか、相手にとって不快ではないのかを常に考える中で、この本に巡り合えたことは非常に良かったです。

  • 人に好かれる6原則

    ・誠実な関心を寄せる
    ・笑顔で接する
    ・名前は、当人にとって、もっとも心地よい、もっとも大切な響きを持つ言葉であることを忘れない
    ・聞き手にまわる
    ・相手の関心を見抜いて話題にする
    ・重要感を与える。誠意を込めて

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