人を動かす 新装版

  • 創元社 (1999年10月1日発売)
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本 ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784422100517

感想・レビュー・書評

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  • 人を動かす。人間関係に関する世界的なロングセラー作品だ。国内430万部、全世界1500万部超というから凄いもんだ。

    東条健一訳の新刊の方を先に読んだが、面白かったので別の訳でも読んでみようと手に取ってみた。

    題名からは、上から目線で人に命令したり指図するようなイメージがまとうが、内容は全く違う。
    むしろ逆。自らの言動、振る舞いを改善していくことで、「人(の心)を動かす」というのがテーマだ。
    しかも90年近く前に刊行されていながらも色褪せないていない。

    個性や多様性の重要性が声高に叫ばれる現代にこそ読まれるべき名著。心の機微や侘び寂びを重要視する日本人の精神性にもマッチしており、組織のリーダーやマネージャーを担っている人にはぜひおすすめしたい一冊だ。



  • 目次に書かれている原則を読むと、基本的な言葉が並んでいるが、この基本が難しい。

    私の周りにいる、感じの良いママ友・人望がある上司・生徒から好かれていた先生‥、共通してこの基本の原則を自然と行っていた気がする。

    いきなり全ての原則を網羅できないが、まず2つを実戦してみようと思う。

    ①人の名前を覚える。会話の際、名前で呼びかけるよう意識する。

    ②命令口調を使わない。(私の場合は、子どもに対して意識しよう)
     悪い例
     ・あれしなさい。これしない。
     良い例
     ・こう考えたらどう?
     ・これでうまく行くかな?
     ・これでどう思う?
    ・もし〇〇をしてくれたら、
      △△が楽になるけど、どうかな?

  • 大学生の時に読みました。
    人生の岐路に立つ人間として
    この本から沢山のことを学びました。


    人生で読んでほしい本ナンバー1です。

  • 人を動かすことは大変難しいものだが、しかしその方法は本当に当たり前の事なんだと改めて気づく。(難しいのは相手を変えようとしているからで、自分が変わろうとしないから)自分優先の視点ではなく、相手ファーストであること。
    相手を褒める、認めるというプラスのストローク方法はどの人材育成本でも共通。

  • 先日、『マンガで読み解く人を動かす』を読了し、原著もしばらく読んでいなかったので、久しぶりに再読しました。

    今までに何度も読んでいますが、いつも気づかされることがあります。忘れてしまっていることや、今だから心に響くこと。理解はしているつもりだけど、できていないこと。

    中でも心に響いたのは、シュワッブの言葉で、『他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。』というところ。家庭でも職場でも、忘れないようにしたいと思います。

    また、有名なエピソードですが、『父は忘れる』。いつ読んでも感動、そして反省。息子にとって、いつもいい父でありたい、そう思います。

  • 約90年前に出版されたとは思えないほど、現代に通じる人間関係において普遍的で大切にすべきことが多く書かれていた。長谷部誠の「心を整える。」の中に書かれていたお薦め本から来ましたが、通じるところがあると感じた。

  • 皆さん、忙しい毎日の中で対人関係に苦労されておられませんか???

    今回は日々そんな悩みを抱えていらっしゃる方々のお悩みを軽減できるかもしれない作品、
    ”人を動かす”をご紹介します。

    著者である故DALE BRECKENRIDGE CARNEGIE氏は1888年に米国で生まれ、本書を始め、様々な自己啓発本を
    出版して、自己啓発セミナーの先駆者として全世界で評価され活躍された方です。

    著者が亡くなった現在も対人関係の改善に重点を置いたカーネギー協会が意思を継いで様々な活動を
    行っており、多数の企業研修にも積極的に取り入れられている事からその活動内容を既にご存知の方も
    沢山いらっしゃると思います。

    そんな私達、人間は他の動物とは違い、社会に属していなければ自己崩壊してしまう生き物です。
    その人間が依存する社会において最も重要な関係は対人関係です。

    その対人関係はお互いを認め合う信頼関係によって成り立っていますが、人間は高等な生物であるが故に
    思い悩み、苦しみ、果ては自己否定までして、私も含めてなかなかうまく人生を歩めない方も沢山
    いらっしゃると思います。

    そんな自分が何気なく発した言葉や軽率な行為と行動が知らぬうちに沢山の人を傷つけている事を本書は
    明確にし、社会の中で人として生きていく為の重要な教訓を分かりやすく教えてくれています。

    この作品はは四つの大区分と付記で構成されています。
    1:人を動かす三原則
    2:人に好かれる六原則
    3:人を説得する十二原則
    4:人を変える九原則
    付:幸福な家庭を作る七原則

    内容としては各項目に合致した沢山の成功者(米国人)の実例を元に分かりやすく説明されていますので、
    文章を読むのが苦手な方でも素直に読み進むことが出来ると思います。
    しかし時間が無い方や長文が苦手な方は、冒頭の”人を動かす三原則”だけでも読んでみて下さい。

    この”人を動かす三原則”は本書全ての教訓の核となる項目ですので、皆さんのこれからの人生においても
    良い知識になると思います。

    ここでいつも私達の拙いレビューをフォローして下さっている皆さんに日頃の感謝を込めて、本書の最も
    重要な核の部分である”人を動かす三原則”を下記に抜粋しておきます。

    【人を動かす三原則】
    1:批判も非難もしない。苦情も言わない
    2:(相手に)素直で誠実な評価を与える
    3:人の立場に身を置く(強い欲求を起こさせる)

    ここで3番が分かりにくいので説明を・・・、
    人の立場になって考え、人の要求(要望)を相手側から喚起させる事で、自己の存在理由と依存度を高め、
    結果的に自分の要求を通すという、”負けて利を得る”的な内容となっています。

    さてここで話はそれますが・・・、
    この本の著者であるカーネギー氏に関して自身も含め、周りの方も誤解されていたので遭えて記載しますが、
    鉄鋼王と言われた著名な実業家である故ANDREW CARNEGIE氏と著者には血縁関係はありません。

    本書の著者であるD カーネギー氏の本名は”CARNAGEY”であり、CARNEGIE氏の名声にあやかろうと同じ姓に
    改名しているのです。
    これは如何にも米国らしい話で我々には少々理解しにくい事だと思います。

    それといつもより星が一つ少ない事に気付かれた方も多いと思います。
    これは個人的な意見ですが、本書に明示されている教訓を補足する成功例や具体例が全て白人社会の文化や
    習慣、風習をベースとしており、現実的な日本の風習や習慣にはそぐわない面が多々見受けられることから
    星を一つ減らしています。
    ですので読まれる方はその部分を注意して著者の言いたい事を理解する必要がある事を付け加えておきます。

    こういったネガティブな部分もありますが、本書は対人関係に悩まれている方は勿論、目標を見失っている方や
    自信を喪失した方、仕事面で管理職にある方や目指されている方、嫁姑問題にも悩まれている方にも是非とも
    読んでもらいたい本です。

    付け加えるならば本書を読んだ後に先にレビューさせてもらった”リッツカールトンが大切にするサービスを
    越える瞬間”を読んで貰えれば、本書に足りない”見返りを求めない相手を思いやる心”を実感的な教訓
    として追加で得られるので絶対にオススメですよ!!

    妻から”この本は絶対に読んだ方が良いよ”と勧められ、二時間余りで読破した・・・むうでした!!

    PS:皆さんから”一冊しか読める時間が無いから、どっちがお薦めか言ってくれっ”って聞かれたら・・・、
      私は”星の数が多い方です”と、答えるかもしれませんね・・・。
      (だって要すれば同じ内容で・・・実社会に適合しているから・・・かなっ!!)

  • 名著中の名著。
    若かりし頃にも読んだが、最近読み返して新たな発見あり。
    手元に置いて読み返したい本の一つである。

  • 世界的名著と言われる作品ですが、タイトルの「人を動かす」というよりも、人生を豊かにするための他者とのコミュニケーションの心得と捉えると良いと思います。あくまでもコントロールできる自分の振る舞いにフォーカスを当てています。
    とてもわかりやすく新卒から管理監督職など仕事をしている人にも、また家族や友人との関係などプライベートなつきあいにも役立つ示唆に富んだ本だと思います。オススメ!

  • 人を動かす三原則、人から好かれる六原則などが丁寧に例を挙げて述べられており、どれも納得のできるものではあります。
    サービス業や人と接するお仕事をされている方からすると割と日常的に行えていることが多かったりしますが、これが昭和の昔に出されたものなのに今でも通用するという点では真理が記されていると思いました。

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