遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣
- ダイヤモンド社 (2016年2月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478068571
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
遅読家というよりは、普段から読みたいものがたくさんありすぎるので、少しでも多くの本を読みたくこの本に興味を持ちました。
が、読んでみると主にビジネス書の読み方を対象とした内容だったので、私には合わなかったかも。
一般的な速読法として提唱されている、読み飛ばしや目次を重視したりする方法は小説には当てはまらないんですよね。
しかも著者は「速く読める本」をたくさん読むことも大切だと言います。
うーん。月間冊数ありきで読んでるわけではないんですけど・・・と言いたい。
とはいえ、「読むリズムに変化をつける」というのは小説でも意識すると早く読める感じがしました。今後も意識していこうと思います。
その他、期限を設けたり、読書スケジュールを先に組んだりは今までもしていたので今後も続けていきます。
ちなみに私がいつもやっているのは、毎週末図書館で予約本が届いたときに、友人から借りた本や自身で購入した本を合わせ、1週間でどれを何冊読むかを決めます。
パラパラ少し読んで、本の種類ごとの自身の読解力や読むスピードの力量を考慮し、出掛ける日(移動時間は読書に充てている)も確認しながら、1日どれを何ページ位読むかの計画まで組んでしまいます。
この作業は意外にとても楽しいのでオススメです。
あとは計画通りに読むだけ。
思いがけずジャマが入り、スケジュール通りに読めない時にイライラしてしまうのが難点ですが(笑)。
また、全ての本について心に響いた1行はフセンを付けながら読み、それをもとにレビューを書くまでは出来ていましたが、12冊たまったら定期的に読み返したり、自分の傾向を分析したりはしていなかったのでやってみようと思います。
12冊ごとにベスト1を選ぶ作業も楽しそう。。
早く読める方法の学びはあまりなかったけれど、自分の読書法の確認をしたり、読書傾向の分析をするなどは読書の楽しさが増す作業に感じたので、読んで損はなかったです。。 -
本を読むのが遅い人に向けられた本。本を速く読めるようになるコツは「フロー・リーディング」にあるという。
フロー・リーディングは、膨大な情報が押し寄せてくる時代に最適化された「ため込もうとしない読書」です。
P44
頭にため込むストック型読書を推奨してる読書術の本が多い中この意見は珍しい。
本の内容を全部知識にため込んじゃうとパンクして、読書するのが億劫になっちゃうしね。それで積読も増えて負のスパイラルに・・・。
「頭に入っていないことのほうが多い」ということは、裏を返せば、「忘れていないものの中に、自分にとって大切な部分が凝縮されている」と言うことだからです。
P31
読んでる本の中からなにか1片でも自分にとって重要なエッセンスを吸収できれば充分なんだと。この読書法なら「最初から最後まで全部読んで吸収しなきゃ」っていう焦りがなくなるから、気軽に読書できそう。
読書は音楽を聴くのと似ているという。
音の配列をすべて記憶しているとか、楽器で完璧に再現できるとか、歌詞を暗記しているといったことは、音楽を聴く本来の目的ではないはず。そうではなく、聴いた結果として自分の中に生まれたものが、その音楽の根本的な「価値」なのです。
P40
たしかに、音楽を聴くときって楽器がどうとか歌詞を丸暗記しようとか、思わないで聴いてるわ。何も考えずただただ無心で音楽を聴いてる。
それでも好きな曲のメロディーだとか歌詞の一部は鮮明に覚えてるのよね。気づいたら口ずさんでる。
読書ってこの感覚に近いのかー。これは興味深い発見だ。
これからは音楽を聴くように本のリズムに身を任せて読書してみよう。 -
私も一言一句漏らさないように、音読するように読んでいたので、どれもとても納得できる内容だった。
これからは、実用書を読むときは、流れるように読む『フローリーディング』を実践していきたい。 -
読んだ本の内容を思い出そうとしてもその実殆ど頭に残っていないことに悩んでいた時期に、手に取った本。
自分で覚えられないのなら、ズバリ気になった箇所を書き抜いてしまえ、という主張には目から鱗。悩んでいた頃の自分にはない発想だった。本を読むということに対して、少し真面目に考えすぎていたのかもしれない。抑も読んだ全ての本の内容を頭の中に保存しておくなんて人間の脳(というより私の脳?)には無理な芸当であるから、少なくともそれは本を読む上で目指す方向として間違っている。
サーチ読書法は、勿論どの本にも使えるという訳では無いが、新書を読む時には有用そう。筆者が紹介したやり方とは少し違うが(筆者は鉛筆とノートを用いることを推奨している)、このブクログを1ラインサンプリングに活用していこうと思う。 -
1ラインレビュー、読む書くを呼吸の様に行う。本当は手書きが良いけど、今はスマホで書く。
毎日、同じ時間、同じシチュエーションで10分行う。できれば朝がオススメ。
引用と感想を読み返す。「自分はどんな本に刺激を受けやすいのか」「自分はどの様な考え方を好むか」「自分はこれからどんな本を読みたいか」
12冊の中から「ベスト1」
DISCOVER DIALY 21
本を読むリズムは変えていい
ビジネス書、新書は自分を成長させるための本
ストーリーがある本は自分が楽しむための本
-
アリオのクマザサ書店で立ち読み。
書いてあるのを見て、その通りに読んでみた。
・読んだらレビューを書くのが大切。
・覚えようとしなくていい。レビューを書くことで、自然に覚えていく。(僕に言わせれば、そこでRetrieval想起 が起こっているからこそ、記憶に定着すると言えるだろう。)
・本をしっかり一文字一文字読むという概念を捨てよう。
・本は眺めればいい、パラパラ読めればいい、だいたい内容が分かればいいんじゃないかレベルで、開いてみればいい。
・一つの本をじっくり読むよりも、いろんな本をパラパラ読もう。
・パラパラ読むためには、大文字とか、見出しとかを見てくことでいい。頭の中で、勝手に内容を予想しながら読む。
・読み切らなくていい。流し読みし終えて、そして、いろんな本をいっぱい読むのがいい。
・キーワードとかだけでも、結構内容は予測できる。
・目次で気になると思う部分を読む。
→
これよんで、英語の論文でも、この方法で速読というか、流し読みできるかな?してみようかな?とちょっとまた思った。 -
ライフハッカーのサイトで毎日書評をあげる著者の本。
読んだ本の全部を取り込もうではなく、フロー・リーディングと言って音楽を聴くようにドンドン入れて、自分が発見、気に入ったところは残るでしょ、という考え方。(本人も仰るとおり小説には向かない)
で、気に入ったところを書き出しながら、最後に一文に絞ってみる。
たくさんの本に触れ合って新たな発見を楽しむ、という考えは面白い。