- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480059048
感想・レビュー・書評
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出来る人は「真似る力」「要約・質問力」「段取り力」に優れている。
という所から、全ての分野においての上達方法のヒントを提示しています。私個人の主観ですが、「真似る力」「要約・質問力」「段取り力」という始めに提示された上達のキーワードの具体的な上達論が記されていたら、より内容の濃い本になったのではないかと思いました。内容は上記3点の枝葉の内容や具体例に終始されており、それはそれで興味深かったのですが、もっと「真似る力」「要約・質問力」「段取り力」についての具体的な内容・直接の上達のヒントが知る事が出来れば濃密な読書になったのではないかと感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルと中身は少し違うような気がしたけど,なんとなくそうなのかなぁと思わせる文章だった。
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できる人。。。ちょっと引っかかるが、
著者の言葉から、
実は私達一人ひとりすべてにあるそもそもの能力を使っている人と分かる。
その自分なりの能力を使うポイントは3つの力~「まねる→盗む」 「段取る」 「コメントする」 力
●まねる力
守破離ということを融合した"盗む"ということ。
何でも教えてもらってそのままではなく
じっと観察して、自分で理解して、やってみるという
自分なりのやり方をモデルしながら作り出すこと。
●段取り力
で、盗んでつくった自分なりのやり方を、
自分のフィールドに持ち込んで、実際にやる。
自分でやること。
●コメント力
捨てるものと取り出すものを切り分ける力。重みづけをすること。
説明ではなく、伝えたいことを伝えること。
ある意味で、捨てる力とも言えるのかもしれない。
↑
余談ですが、
取り出すのか?捨てるのか?そのON/OFFはそのどちらでもその一方を表現することであるから(OFFにすることでONを際立たせるということ)、自分のやりやすいほうからやってみればよいのだろうと思う。
とある。
つまりは、自分と自分の周りの環境をいかに融合していくのか?
その融合のうまさ、「すり合わせ力」のある人ができる人ということだ。
また、よく聞くけれど、、、それって・・・・???というようなまことしやかに広がっているたとえば、成功の法則などを、分かりやすく著者のミカタで書かれていて、リフレーミングが起きて元気が湧く。
たとえば。。。
スポーツばかりしていると脳みそが筋肉になる・・・なんて効いたことがないだろうか?
○頭の良さは、言語による説明能力といった学校のデキだけではなく、
長島茂雄のような感覚・認識能力の両方があって、
「どのような場におかれても自分が上達する道筋が見えること」
そう、私達は生きるために学んでいるのだからストレートに納得する。
また、こんなミカタもある。
○元来子守勝ちであったり、こもるのが好きな人間が、ある目的のために意識的に「こもる」という動きをわざとして認識して鍛え、活用するならば、これは<癖の技化>である
など、そもそも考えると言う行為自体がこもるということでもあると思うわけである。引きこもりも悪くない!
もう1つ。
金持ちになりたければ、金持ちと付き合え、などと聞くが、
○シドニーオリンピックに出場した日本の水泳陣のトレーニングの1つに、ワイヤーで身体を引っ張るというものがあるそうで、これは、世界記録のタイムと同様のタイムを体感するためだという。
つまり、世界記録を自分の身体で感じ取ることによって、そのレベルの感触を身体に得させ、上達の手がかりを得るということ。また、それは世界記録の泳ぎが、おおよそどの程度のものかということを具体的に知ることによって、闇雲な不安を除去することになるわけである。
雲の上のようなものだと思っていると、そもそもそれを乗り越えることは非常に難しいもので、なりたい状態を知ることで、その差をしればそこに向かう一歩が始まるということである。
・・・
とまぁ。。。読み進めるごとに、
私たちの日常に、自分の能力を上達させるミカタがあることに気づき、元気が湧いてくる一冊である。 -
できる人は、模倣がうまい
模倣=あこがれ
コツをつかむ
いきることもこの連続ではないかと思う。
生きるコツをつかむために生きている。
できる人は、スタイルがある。
自分のスタイルをもつ。 -
[ 内容 ]
今日のように社会構造が根底から揺らいでいる時代には、各自が固有の判断のもとに動くほかない。
そのためには、オリジナルなスタイルをもつことが大切である。
「できる人」はどのように“技”を磨き、上達の秘訣を掴んだのだろうか。
スポーツや文学、経営など様々なジャンルの達人たちの“技”や、歴史の上で独特な役割を果たした人々の工夫のプロセスを詳細にたどり、新しい時代に求められる“三つの力”を提案する。
[ 目次 ]
第1章 子どもに伝える“三つの力”
第2章 スポーツが脳をきたえる
第3章 “あこがれ”にあこがれる
第4章 『徒然草』は上達論の基本書である
第5章 身体感覚を“技化する”
第6章 村上春樹のスタイルづくり
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
出来る人は、どんな分野においても自分が上達するということが分かっている。どんな風に上達していくかがプロセス化している。
そしてあこがれの大切さ。あこがれにあこがれる、ということ。 -
・上達の不偏的な原理とは基礎的な3つの力を活用しながら、自分のスタイルを作り上げること。
-まねる力、段取り力、コメント(要約、質問)力の3つ。
→上達を論理的に考えるという考え方が素敵。
・教えるがあっても、学ぶがなければ、それは教育とはいえない。
→一方的じゃだめだよね
・技を盗む力の根本は、暗黙の内に行われている事柄を表面化し、それをもう一度自分にしみこませる。
→ぼんやりしてる何かを見つけ出す。そしてそれを自分に入れるってことか。
☆言葉による説明能力と感覚・認識能力はイコールではない
-長嶋さんは擬音語だらけだが、感覚認識能力は秀でている。
→説明能力だけが、頭の良さだけだと世間では思われがちだが、
そうではない。
・テンポのよいリズミカルな運動をしていると集中状態に入りやすい。
-ガムをかんだり、貧乏ゆすりをしたり。
→頭良い人に、変な動きする人が多いのが分かる。
☆「今頭の中の作業員が10人中何人起きているか」と自分に問うと自分の頭の活性化状態が把握しやすくなり、脳の活性化度合いが高まる。
・一流と呼ばれる人はみんな独特のスタイルがある。
・上達の不偏的な論理を見つけてるからこそ、新しい領域でも勇気を持ってチャレンジ出来る。そういうバックボーンがある人が、できる人。
できる人は上達の仕方が上手いんだよっと一言でいえば言っている本。
ちょっと例が多すぎて、飛ばし飛ばしになってしまったところもありました。どうすれば、できる人になるか!という問いより上達法に重点を置いていたため、真っ向から答えてる感じではあまりありませんでしたが、☆をつけた部分はかなり新鮮な話だったかなと思います。斎藤孝さんはかなり僕自身リスペクトしている著者さんなので、またちょくちょく読んでこーと思います。l -
図書館所蔵【371.41SA】
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今日のように社会構造が根底から揺らいでいる時代には、各自が固有の判断のもとに動くほかない。そのためには、オリジナルなスタイルをもつことが大切である。「できる人」はどのように“技”を磨き、上達の秘訣を掴んだのだろうか。スポーツや文学、経営など様々なジャンルの達人たちの“技”や、歴史の上で独特な役割を果たした人々の工夫のプロセスを詳細にたどり、新しい時代に求められる“三つの力”を提案する。
【目次】
第1章 子どもに伝える“三つの力”
第2章 スポーツが脳をきたえる
第3章 “あこがれ”にあこがれる
第4章 『徒然草』は上達論の基本書である
第5章 身体感覚を“技化する”
第6章 村上春樹のスタイルづくり -
2003年5月、第19刷を購入。
第一章 子どもに伝える<三つの力>
第二章 スポーツが脳をきたえる
第四章 『徒然草』は上達論の基本書である。
が参考になります。